えっ……バカじゃんって！？

　先日、学童か保育園児か知らないけれど、平日午前中に同じくらいの年齢の子らを連れた女性たちが図書館に来た。その日は雨で入口傘をすぼめる。

　女性「傘袋に入れてね」
　子ら「わいわいがやがや」
　子Ａ「傘忘れた！」
　女性「は？　バカじゃん」

　ここで私は「けっっこう土砂降りに傘を持っていないのは馬鹿じゃんと言いたくなるけれど、子供に言う言葉じゃないよね？　そもそも持っていないのに引率者のあなたは気づかなかった？　教育者として言葉って重要だよね？」と思った。学校で来ているのかなと思っていたので教育者という言葉が脳裏をよぎったわけだ、平日だったし。ただ、学校にしては人数が少ないのよね……学童か保育園？　保育園にしては子らが大きい。
　その子は雨合羽で来ており、脱いでそれを袋に詰めるとか笑いながらしゃべっていた。
　何もバカなこと一つもないじゃない。親が「傘より雨合羽の方がいいわね」と思ったのかもしれない。あ、ただ、両方持っていて面倒くさくて拠点に傘はおいて来たのかもしれないけれどね、その子自身が。
　しかし、この子らを見ている女性……６０歳前後はあの会話まで知らなかったということだよね？　他の引率者も特に子らを見ているふうでもない……？　周りを見ているから……狭い入口ふさいでしばらくいたので。
　取り合えず「バカじゃん」発言をした女性がボスなのだけは分かる。