引き寄せの法則は、感情や思考が現実化するということですが、では、不安や不満の種ばかり起こるこの世界は一体何なの?と思う人は私も含め、多いはずです。
表面上では、気分を良くしている、悪い言葉も言ってない(とは言わなくとも、それに近いくらい頑張っている)。にも関わらず、相変わらず不平不満のタネは尽きない。なぜなのか?
答えは潜在意識にあり
自分でコントロールできるところ、つまり顕在意識はわずか全体の1割にも満たず、ほぼ表に現れない部分である潜在意識が私たちの思考を支配しているのだそうです。
カバー画像のような氷山を例えに説明されることが多いかと思います。まさにコントロールできる顕在意識は氷山の一角に過ぎないということですね。
従って「私はこんなこと引き寄せてない」と言っても、自分でも気づいていない潜在意識が、半ば「勝手に」呼び寄せているということになります。
つまり、自分を取り巻く人間関係、職場、環境、ステータス、財政面も含めてですが、わずかな顕在意識と大半を占める潜在意識に最適化されているものということになります。
世界は良いも悪いもちょうどいい
「思ったのと違う」のだとしたらそれは潜在意識が預かり知らぬ所で暴れ回っているか、まだまだ自身の行いや思考が理想の世界を呼び寄せるような水準に到達していない、ということです。
嫌な職場も自分が「嫌だ」と思っているからそこに自分がいるのであり、嫌な人が目の前にいるのは、自分が嫌な人だと思っているから、ということになります。
「こんな仕事はつまらない」
「うちは安月給でサー残させるブラック企業だ」
「上司も社長も従業員のことを少しも考えていない」
給料が低いというのなら、お金に対してネガティブな思いを持っている可能性もあります。
「お金持ちなんてどうせ悪いことしてるんでしょ」
「お金がないから不幸なんだ」
「給料なんて全く上がらないし、どうせほとんど税金で持っていかれる」
あるいは自己肯定感が低く、理想の世界を思い描いたとしても、そこにいる自分を全力否定しているかもしれません。
「そんな仕事自分が任されるわけないし、任されたところでできないしね」
「自分がそんなお金持ちになるなんて想像つかない」
「自分があんな大企業に入れるわけないじゃない」
そんなわけで、この世界は今の自分にとってちょうどいい、ということになっています。いいも悪いも
顕在意識と仲良くなるしかない!?
潜在意識がコントロールできないのなら、もう顕在意識に頼る他はありません。
とにかく時間をかけてでも、せめて顕在意識の方を変え「これが当たり前の状態」というところまで落とし込まないといけないでしょう。
文字通り洗脳です!
よく言われる方法として次のようなものがあります。
1. ノートに自分が嫌だ、怒りが湧いてくる、不安に思っていることなど、とにかくネガティブな思いや考えを可能な限り書き出してみる。
2. 他人から相談を受けたように見て、「そうか、そうかー」と話を聞いてみる。
3. 一通り落ち着いたら、どこから来ているんだろうとそれぞれの項目に対して原因を探ってみる。
いつどこで最初にそう思うようになったのだろう?
これってほんとに私の意見か?どこかで聞いたものじゃないの?
すると、親や先生から言われた、テレビでやってた、看板で見たりなどして、刷り込まれたものと思われるものがたくさんあることに気づきます。
あの時は常識だとか言われたけど、実際は確かにこれで成功してる人もいるけど、失敗している人もいるじゃないか。
それらを刷り込んできた人たちが、思い通りに生きて楽しそうにしていたか、成功して笑顔でいたかどうか思い出してみて下さい。答えはNOです。
こういったものは「単にこの人たちの意見だったか。単なる勘違いだったな」と消していけるかと思います。つまりたいていは偏見や思い込みに過ぎないとわかります。
自己否定に当たるものについては、前のエントリーに書いた通り不要ですので、自分の悪魔とガチンコディベート対決してやっつける。自分にとってもその自己否定してくる自分にとってもメリットは一切ありませんので、完全論破です。
そうこうしているうちに、潜在意識にも少しずつ変化が表れ、自身の波動も上がることによって、影響を受けた周りの波動も上がります。
結果、自分にとって「ちょうどいい世界」のグレードが上がっていくことでしょう。
尚、どうしても自分では癒せないものもあるようです。自分を成長させるための必要な課題である可能性もありますし、前世からのカルマやプログラム・シナリオ説、幼少期のトラウマなどもあるそうです。
その場合は、それぞれ専門家がいらっしゃるようなので、相談するのも必要かもしれませんね。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます