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泥より出でて泥に染まらず

人生を引き寄せ、好転させるには?自身が何十年も苦しみ抜いた経験と、様々な文献から日々考察していきたいと思います。

【116】意識マップで自分の感情のエネルギーレベルが分かる! ー エネルギーレベル20~100

2023-07-23 04:19:00 | 引き寄せ
ご訪問頂き誠にありがとうございます。
 
本日も以下テキストから人間の意識レベルを見ていきます。
 
 



 
 
 
詳細は前回の記事を参照下さい。
再度意識マップを引用します。
 





 
前回の記事でも解説しておりますが、意識マップのログ項に記載されたエネルギーレベルの数値は十進数ではなく対数表示です。つまり、エネルギーレベル100は10の100乗ということになります。
 
従って、エネルギーレベル75の「悲しみ」と100の「恐怖」の間には大きな差があるということです。
 
では、早速各エネルギーレベルの詳細を見て行きます。
 
 
 
 
エネルギーレベル 20: 恥
 
人間は恥をかかされることが最も苦しみの度合いが高くなります。人目につかないようにそっとその場から去ることになるでしょう。
原始社会でのそれは「追放」を意味し「孤独」になります。この状態はいわば「死」に近く、非常に危険な状態と言えます。
 
「恥」は心の健康を破壊し、やがて肉体の病気も引き起こします。また性格全体のレベルを引き下げてしまうので、他のネガティブな感情の影響を受けやすい状態になります。
 
また自らの「恥」を他人に投影し、相手を攻撃することが正しいと思い込む傾向にもあります。それが自分へ向かうと、自ら追い込んで精神を病んでしまったり、最悪自死を選んでしまう危険もあります。
 
幼少期などに何らかの原因で辱めを受けたなどの辛い体験があり、「恥」が行動の根底にあるような場合は、専門家の処置がなければ性格の修正は難しいでしょう。
 
 
 
 
 
 
エネルギーレベル30: 罪悪感
 
 
罪悪感は激しい後悔や自己否定、自己犠牲精神などから生まれます。罪悪感にとらわれ「罪」に対して敏感になってくると、自分はもちろん他人に対しても「許さない」という気持ちが強くなります。
 
罪悪感は激しい怒りを引き起こし、それが正義として人を断罪することに利用されることもあります。
 
犯罪者を吊るし上げる行為や、いじめ、ネットリンチなども罪悪感が根底にあるのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
エネルギーレベル50: 無気力
 
無気力とは希望を失った状態です。世界や未来が灰色に見え、貧困や絶望にとらわれて生きるエネルギーを失っています。
外部からのエネルギー供給がない場合、最悪自死を選択してしまう危険があります。
 
「社会から見捨てられた」人々に多く、他人への依存も強いので、周囲からは「お荷物」という見られ方もしてしまいます。
 
これらの人々を救済しようとしたのがマザー・テレサのような勇気のある人たちです。
 
 
 
 
 
エネルギーレベル75: 悲しみ
 
愛する者を失った深い悲しみや、健康、経済の損失、何かの依存症にとらわれた状態です。このレベルに固定されてしまった場合、絶えず続く後悔の念でうつ病を発症する危険があります。
 
ですが、無気力よりはかなりエネルギーのある状態ですので、何かのトラウマが解消され、涙を流すようなことがあればそれは回復の兆候と見なすことができます。
 
カウンセリングなどで人に話を聞いてもらうだけでも救われるレベルということでしょうか。
 
 
 
 
 
エネルギーレベル100:恐怖
 
 
ここまで来るとようやくエネルギーが出てきます。つまり、恐怖は健全なエネルギーと言えます。なぜなら、人間のやむことのない行動の源となっているからです。
 
 
恐怖というとどういうものがあるでしょうか?
 
■ 自分に害を及ぼすものに対しての恐怖
→ 敵対する人物、集団、国、自分の生命にとって脅威のあるものに対して恐怖します。
 
■ 人間関係においての恐怖
→ 集団生活から仲間はずれにされる、嫌なことを言われたりされないか、友達に嫌われたりしないかと恐怖します。
 
■ 病や老い、死に対する恐怖
→ 病気に対する恐怖。
  老いによって身体の自由が利かなくなったりする恐怖。
  また死という未知のものに対する恐怖。
 
■ 自分という存在を拒否される恐怖
→ アイデンティティに関するものについて否定される恐怖
  積み上げた経験や実績を否定されるような恐怖
    人格の否定に対する恐怖
 
 
このように人には様々な恐怖があるわけですが、時にその恐怖を巧みに利用されることもあります。例えばこのような例です。
 
■ 全体主義国家が恐怖を用いて民を完全に掌握する
■ メディアや広告が人々の恐怖を煽り、それに対するソリューションを提案することで市場を獲得する
 
このように恐怖が利用されるのは、恐怖が増殖的な性質を持っており、限界がないからです。結果、この世の中は恐怖であふれ返っています。
恐怖は伝染性ももっており、社会全体に蔓延することもあります。
 
テレビをつけると不安や恐怖を想起させるような話題が続くのは、この増殖性を利用して観てもらおうとしているからです。
 
恐怖の伝染というと、思い起こされるのは1973年に起きた豊川信用金庫事件の例です。
他愛ない女子高生たちの「信用金庫は危ない」という会話が誤った形で拡がり、信用金庫に預金者が殺到したという事件です。
 
これも「銀行が潰れて預金が消えてしまうかもしれない」という恐怖が増殖し無限に感染していった結果です。
 
このように人は恐怖にかられてしまうのです。しかし同時にこれは生物に備わった危機回避能力とも言えるでしょう。
 
 
 
 
まとめ
 
ここまでエネルギーレベル20~100までを見てきました。
読んでいてグサッと来るものもありましたね……
 
もちろん人間ですから、当然、このレベルの感情を持つことはあります。
 
このあたりの感情が湧いてきたら、「あ、自分はここまで落ち込んでいるんだな」と受け入れてあげて、まずは少しでも上のエネルギーレベルに上がれるように意識するだけで変わってくるでしょう。
 
その時に意識マップを眺めてみるのも良いかもしれません。
すると、こういったアプローチも可能なのではないでしょうか。
 
 
例えば何か失態を犯したとして、誰かに危害や損害を与えてしまったとします。
 
当然、罪悪感がわいてくるでしょう。社会的もしくは世間体を気にして「恥」や「自己嫌悪」の気持ちも生まれるかもしれません。
 
「私は何てことをしてしまったんだろう。私は最低だ。生きていく価値もないんだ」と思ったとすればその気持ちを一旦受け入れます。
 
深呼吸でもして冷静になってくると、今度は
 
「あの時注意していればあんなことにはならなかったな。本当に何をやっていたんだろう。あの時に戻ってやり直せれば」と後悔したとします。
 
ここで意識マップを見て下さい。これだけでエネルギーレベルが20~30だったものが、75まで上昇したことになります。
 
同じネガティブな感情でもエネルギーレベルに差があることに意識を向ければ、「自分はさっきよりも良くなっている」と実感できるようになるでしょう。
 
そして時間をかけてでも少しずつ上昇していくことで、自分の中のエネルギーが戻っていくことになるでしょう。
YoutuberのKenji Spiritさんのお言葉をお借りすると、「元の氣に戻る」、つまり元気になるということですね。
 
 
 
 
明日はエネルギーレベル125以上を見ていきます。
 
 
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
いつもご訪問下さり、いいねやフォロー頂けることに感謝致します。
 

【115】意識マップ ー 自分の今の意識レベルが一発でわかる!

2023-07-22 08:00:00 | 引き寄せ

ご訪問頂き誠にありがとうございます。

 

これまで『サーチ・インサイド・ユアセルフ』より、マインドフルネスについて学習してきました。





 

 

マインドフルネスについては、引き続き以下テキストなどでワークを続けていきます。


 


 



本日は、以前の記事でご紹介したデヴィッド・R・ホーキンズ博士の『パワーか、フォースか』より、「人間の意識レベル」について詳しく見ていきたいと思います。






以下の表はホーキンズ博士が、人間を研究する上でエネルギーの強さを実用的な数値で示すため、様々なテストを行った結果に基づくものです。

 

 

 

『パワーかフォースか』より

 

この意識マップでは、上に行くほどエネルギーが強く、下に行くほど低くなっています。重要なのはログ項で言う「200」の「勇気」のレベルです。

このレベルを境にして、それ以下がエネルギーが低い状態(フォース)。200以上がエネルギーの高い状態(パワー)ということになります。

 

各レベルを簡単に見ていきます。

 

 

【レベル200以下】プライド、怒り、欲望、恐怖、悲しみなど

自分が生き残るためだけにエネルギーが使われている状態。

いわゆる「ネガティブ」な状態であり、危機回避や警告を促している状態と言えます。

 

【レベル200以上】勇気

ネガティブなレベルからポジティブなレベルへ転じており、他人に対して良き人間であろうとする状態となります。

 

【レベル500以上】愛

他人の幸福が不可欠な原動力となります。自分自身と他の人間のスピリチュアルな目覚めに関心を持ち始めます。

 

【レベル600以上】平和

人類のためになることや悟りが第一目標となります。

 

【レベル700以上】悟り

全ての人類の救済に人生を捧げます。

 

現在全人類の平均は200を少し上回った水準にあるといい、年々上昇しているそうです。後ほど各レベルについてはさらに詳しく見ていきます。

 

 

尚、ログが示している値は十進数ではなく、対数を表しているため、レベル300は単純にレベル150の2倍のエネルギーというわけではなく、10の300乗ということです。

 

つまりレベルが少しでも上がるだけでそのエネルギーの強さは大幅に上がっているということになります。

 

それを踏まえて見てみると、「怒り(150レベル)」は200以下ですが「深い悲しみ(75)」よりもかなりエネルギーが高いということがわかりますね。

 

 

 意識のマップを熟視することで幸福へ近づく

 

 

意識のマップを熟視すると以下のような効果を得られます。

 

■ 今、自分がどの感情を抱いているのか、どのレベルにいるのかを常に意識することで、少しずつ意識レベルを上昇させられます。

→ ただし意識レベルの上昇は基本的に困難な作業とされていて、様々な教えや師(メンター)との出会いが必要なのだそうです。

 

教えという意味では現代においては多くの本が出回っており、自力でも最大限学ぶことはできるかもしれませんね。

 

■ 歴史がどの意識レベルで動いてきたかがわかる

 たとえば、戦争や植民地支配、不条理な法律や制度での規制といったものは、レベル200以下の「フォース」の力で進行してきたことがわかるでしょう。

 

問題を「フォース」の力で無理やり抑え込もうとしても、根本原因を「パワー」の力で癒やさない限り、真の解決には至らないことがわかるでしょう。

 

 

■ 「至福」の境地に至ることができる

 どういった感情がエネルギーが高いかを理解すると、自分自身を含めて、生きとし生けるものすべてに対する無条件の優しさや思いやりが必要であることがわかるでしょう。

 

 

次回は各レベルを詳しく見ていきたいと思います。

 


ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。

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【114】他の人の幸せを願う ー マインドフルネス実践

2023-07-21 07:41:00 | 引き寄せ
ご訪問頂き誠にありがとうございます。
 
本日も以下テキストで学んでいきます。
 
 

 
 

 
 
 
人間の脳は共感と思いやりが発動するようにできている
 
動物には別の動物が同じ活動をするのを眺めていると活性化する神経細胞があります。
当然ですが、動物である私たち人間にも備わっており、この細胞を「ミラーニューロン」と呼びます。
 
このミラーニューロンが他人に対する共感や社会的認知(社会生活を送るための能力)の基盤となっているとする説があります。
人間の脳には他者との関係を前提として機能している部分があるということです。
 
例えば、自分に近しい人が言いようもない苦痛を受けているのを見ているとします。
すると、自分が苦痛を感じているわけでもないのに同じ脳の部位が活性化するのだそうです。
文字通り「自分のことのように」心を痛めるのです。
 
これが人の持つ「思いやりの精神」の基盤を成すものということになります。
ちなみに思いやりという意味の「Compassion」はラテン語の「共に苦しむ」という言葉から来ているそうです。
 
つまり、人間の脳は共感と思いやりでできているということです。
 
 
 
 
 
自己認識と共感
 
自己認識と他人に対する共感にはある共通点があると言います。それが島皮質と呼ばれる脳の部位です。
島皮質には、身体的な感覚からそれを認識する機能があるようです。
 
実際に島皮質が活発な人は強い自己認識を持ち、また他者への共感能力も高いという科学的根拠があります。
これは脳が自分の自己認識のための能力を共感のためにも使うという仕組みにあるからです。

つまり「同調力」とも言うべきこの共感力は、自己認識力にかかっているというわけです。
 
マインドフルネスによって自分の意識を自身の身体に向けていくと、島皮質が強化され、自己認識力と共感力の両方を同時に改善できるのです。
 
この共感力を高めるには、他人であっても「私と全く同じである」と優しさをもって心から接する習慣を持たなければなりません。
 
 
 
 
心の習慣の作り方
 
ブッダは心の習慣を生み出すことについて次のように説明されたと言います。
 
 
何であれ、しばしば考え、思いを巡らせるものが、その人の心の傾向となる
 
 
つまり、私たちは何かを思考し続けると、その思考の通りの人間になるということです。

本著にはありませんが、思い出されるのはマザーテレサの有名な言葉です。
 
 
 
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか人格になるから。
人格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
 
 
この言葉からも思考は人格になることがわかりますね。
 
 
では、望ましい心の習慣とは一体何でしょうか。
ある考えを心に頻繁に浮かぶように意識することです。
 
それは、「人に会うたびに、その人の幸せを願う」ということです。
 
これを繰り返していくと、人と会ったときにはいつも「その人が幸せになりますように」という考えが浮かぶようになるということです。
優しさの心が芽生えると、やがて顔や姿勢、態度にもそれが表れてくるようになります。
すると人から見て、外見だけでなく人柄も魅力的に見えてくるでしょう。
 
 
 
 
 
優しさを差し伸べる心の鍛え方

最後に、この「優しさに心」を鍛えるエクササイズをご紹介します。
 
【準備】
1. リラックスして集中できる姿勢で座り、マインドフルネス瞑想で意識を呼吸に向けます(約2分)。
 
2. 自分にとって大切な人を思い浮かべる
 ※ 実際の写真を置いても可
  それが家族であれば、寝ている本人を眺めながらでも良さそうです😆

 
【「私と全く同じ」練習】
 
次の言葉を唱えます。
※ 本著ではもっと多くのフレーズがありますが一部変更、省略しています。
 
この人は私と全く同じで、身体と心をもっている。
 
この人は私と全く同じで、気持ちや情動、考えを持っている。
 
この人は私と全く同じで、これまでの人生で、悲しかったり、怒ったり、傷ついたりしてきた。
 
この人は私と全く同じで、痛みと苦しみから開放されたいと願っている。
 
この人は私と全く同じで、幸せになりたいと願っている。
 
 
【「愛情に満ちた優しさ」練習】
続いて次の言葉を唱えます。
※ こちらも本著ではもっと多くのフレーズがありますが一部変更、省略しています。
 
 
この人が人生のさまざまな困難を乗り切れるような、強さや資質や支援を得られますように
 
この人が痛みや苦しみから開放されますように
 
この人が幸せになりますように
 
この人は私と全く同じで、人類の一員だから
 
そして、私の知っている人がみな幸せになりますように
 
 
いかがでしょうか。何と愛と優しさに満ちあふれたエクササイズでしょうか!
これが真に心から他人のために思えるような心持ちとなったらどうなるのでしょう。
まさに人格者と言われるような人物になりそうですね。
 
先日、引き寄せの法則を理論的に説明されているYoutuberの近藤純さんの出版記念講演にうかがったのですが、この本の中にも同じく「人の幸せを願う」ことが書いてあります。
 
 



 
 
この中では、『アドラー心理学』でも有名となった集合意識(ワンネス)という考えにも触れられています。
要は他者の幸せを願うことは自身の幸せを願うことに通ずるということです。
この本でも道行く人の幸せを願うことで、真に自分の幸せも願えるようになると書かれています。

私も最近は常に道ゆく人の幸せを願い、救急車の音がすれば、誰かは存じませんが快癒を祈るということをしています。

すると、「自分も幸せになって良いのだ」と許可を出せるようになってきます。
これは、サーチインサイドユアセルフとは逆のアプローチにはなりますが、やはり他者と自分は同じということですね。

この本については、後日取り上げてみたいと思います。

ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
いつもご訪問頂き、いいね、フォロー頂けることに感謝致します。
 
 

【113】仕事における本当の「幸せ」って何だろう

2023-07-20 07:09:00 | 引き寄せ

ご訪問頂き誠にありがとうございます。

 

本日もマインドフルネスを以下テキストで学習していきます。





 

冒頭のメッセージが印象的でしたので、そのまま引用します。

 

この章がうまくいくためには、モチベーションの専門家に登場してもらう必要がある。幸い、その人は見つかっている。

あなただ。

あなたを動機づけるものが何かを突き止めることにかけて、あなたほどの専門家はいない。あなたはすでに、自分にとって一番大切な価値観や動機づけを知っている。

 

 仕事における3種類の幸せ

 

1. 快楽(喜び)

アイドルや著名人のように、常に他人から称賛されるような幸せ

🔸持続性が極端に低い

🔸快楽を与えてくれる刺激がなくなったり、その快楽が習慣になったりすると、幸福度が基本設定値に戻ってしまう。

 

2. 情熱

「フロー」とも呼ばれる。物事に没頭し、最高の仕事を見せ、時間が瞬く間に過ぎていく。

 

🔸幸福感が長続きする

🔸習慣化はしにくい

 

よく言われる「降りてきた」状態ですね。

 

3. 崇高な目標

自分より大きくて、自分にとって意味のあることの一部になる。

🔸持続性が最も高い

🔸回復力に富んでいて長続きする

 → どん底でも這い上がれるということですね

🔸目標が利他的なものであった場合はさらに持続力が増す

 

高い目標があり、誰かの役にたつことであれば、どんなに大変でも乗り越えられるということでしょう。

 

 多くの人が幸せを勘違いしている⁉︎

 

本著では多くの人と成功者では、目標の立て方自体に大きな違いがあるといいます。原文から以下に概要をまとめます。

 

多くの人は時間とエネルギーの大半を快楽を追い求めることに費やし、何かに熱中しているときにときどき降りてくる「フロー」を楽しみ、たまに崇高な目標について考える。

 

大抵の人が、快楽が最も持続可能な幸せであると勘違いしてしまい、本能的にそれを追い求めてしまうからだそうです。

確かに「誰かに認められたい」「チヤホヤされたい」「賞を取って有名になりたい」などの刹那的快楽を目標にしていまいがちですね。

しかし、成功者と呼ばれる人々は全く違います。

 

時間とエネルギーの大半を「崇高な目標」に取り組むことに費やし、その中でときどき降りてくる「フロー」を楽しみ、たまに有名人のように称賛を受けたりして喜びを噛み締める。

 

全くの逆ですね。

 

 崇高な目標を見つける方法とは?

 

仕事において、崇高な目標を見つけることが、モチベーションを維持する最善の方法となります。

では、「崇高な目標」を見つけるにはどうすればいいのでしょうか。

筆者は次のような手順を紹介しています。

 

① 自分が何を一番重視し、自分にとって何が最も有意義であるかを知ること

②自分の崇高な目標を果たすために何に取り組めるかがわかる

③自分の仕事が持続可能な幸せの源になる

④どんどん仕事がうまくできるようになってくる

⑤フローに入る確率が高くなり、その幸せを楽しめるようになる

⑥成果が認められるようになる。するとまれに表彰されたり、臨時収入が入ったりしするようになり刹那的な幸せを得る

⑦崇高な目標の実現に向けて取り組みさえすれば、その仕事自体が報酬と感じるようになる

これを読んだ時にハッとさせられました。つい目先の評価や報酬のためだけに、仕事をしようとしていなかっただろうかと自問自答します。

その意味では、私にとって会社の仕事でこのような崇高な目標が生まれる余地がありません。

 

もちろん、会社員として、会社の理念や努力目標、表向きの「お客様のため」は口先ではいくらでも言えます。何ならきちんと表情も作れます。大人ですから😤

 

しかし、自分の心を見てみれば、あくまでも「『生活のため』『家族のため』『お給料をもらう』」という極めて利己的な目標しか見当たりません。

生活を維持できているという時点で、その点は感謝しています。しかし、やりがいを見出すことは難しく、まして心からの「崇高な目標」など微塵も浮かびません。ただ時間をお金に換えているそんな心持ちです。

一方で、物書きとしての作業は、「見て頂いた人に感動してもらいたい。明日の活力を見出してもらいたい」一心で書いています。

作品で一銭ももらったことがありませんが、舞台を見て帰っていかれるお客さんの表情や涙、「感動しました」という言葉だけで感無量なのです。

 

もちろん、作品が完成した瞬間もそうです。「降りてきて」筆が勝手に走る、登場人物たちが勝手に動き出す喋り出すこの喜びもひとしおです。

書き手である私と、見て下さった人それぞれが「カタルシス(心の浄化)」を感じること、これが私の「崇高な目標」です。

 

従って会社員の私と、物書きとしての私は真逆です。

 ここに書かれた手順を見て、改めて認識させられます。これこそが自分の道を歩いているか否かの違いなのでしょう。

 

とにかく崇高な目標は見つかっているようなので、これからもその道を諦めずに突き進みます!

 

 

ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。

いつもいいね、フォロー頂けることに感謝致します。


【112】かつてまんまと詐欺に遭った話

2023-07-19 06:54:00 | 引き寄せ
ご訪問頂き誠にありがとうございます。
 
マインドフルネスの学習中ではありますが、本日は私がかつてまんまと詐欺に遭ってしまった語るも恥ずかしいお話です。
 
あれはまだ大学生だった頃、学業にバイトに勤しんでいた頃のことです。
その日の講義が全て終わり、当時一人暮らししていた自宅でくつろいでいた時のことです。
 
ピンポーンとチャイムの音が鳴ります。
インターホン越しに腰の低そうな茶髪の若者が立っていました。
 
「何ですか?」
 
と尋ねると若者が
 
「ちょっと色々とこの辺り周らせてもらってましてちょっとお話よろしいでしょうか」
 
というので、私は「はぁ(また押し売りか)」とだけ答える。
若者が見せたいものがあるというので、仕方なく玄関越しに話を聴く私。
 
「最新の完全抗菌羽毛布団なんですが……」
「いらないです」
 
即答しました。この時点で既に「はいはい、押し売りでしょ」と頭ではわかっていたからです。
それでも、誰であろうと礼節が大事だと思っていた私は、この若者の話を一通り聞いてやって丁重にお帰り頂こうとしたのでした。
これがそもそもの間違いでした。
 
「少しだけでもお話を」
「いや、いいです」
 
こんなやり取りをしている中で、私の耳に一つのキーワードが引っかかってしまったのです。
 
「この羽毛布団でアトピーがよくなったという実績があるんです」
「アトピーが治る??」
「そうなんです。ちょっと資料があるので見ませんか?」
 
ドアを開けてしまうアホな私。若者はホッとしたように
 
「では失礼します」
 
と部屋の中へ入ってきました。それっぽい新聞記事や資料をペラペラとめくりながら、いかに皮膚病に効くかを説明していきます。私はこの効果についてこの時点で疑いを持たなかったのです。
 
「すごいですね!アトピーが治るなんて夢みたいです」
「ですよね。今なら不要な布団も全て引き取りますよ」
 
この羽毛布団があればアトピーにも効いて、年代物の布団を引き取ってもらって新調できる。そう思ってしまいました。
まずは実物を見てみたいなと思ってしまったのです。
 
「じゃあ、実際のものがあるんで持ってきますよ」
 
若者は一旦外へ出ると再び戻ってきましたが、その後ろから明らかに様子のおかしい人物が一緒に入ってきました。
大柄でガタイが良く、黒いスーツにシルバーのネクタイをしている。金髪で目つきが気質のそれではない様子。
30代前半くらいか。首から金のネックレスをぶら下げていて、明らかにやばそうな人物です。
 
 
「私、こいつの上司です。布団買ってくれるというんで持ってきました」
 
羽毛布団を広げて一通り説明する強面の上司(?)。
 
「それでおいくらなんですか?」
 
と尋ねると
 
「80万です」
 
とさらっと言う。
 
「あ、学生の身分なのでそんなに高いもの買えません。すみません」
 
というと上司(?)の表情が一変。
 
「あぁ?それじゃあれですか。おたくは散々こっちに説明させておいて、はい無理ですっていうんか。こっちの部下も一生懸命説明させてもらって時間も使って、それをおたくは無駄にするっていうんですかね!ひやかしか!ふざけんなよ!」
 
勝手に説明しておいて何だと思いましたが、1Rにヤバそうな男二人を上がらせてしまって退路はなし。
下手なことをすれば今にも胸倉掴まれそうな勢い。
 
「い、いや、ほしいのはやまやまですけど、私お金ないんですよ。もっと安いと思ったら想像以上にお高かったんで」
「はぁ?高級羽毛布団の相場くらい知らんのか。知ってて話聞いとったんじゃないんか!」
 
上司と名乗る男の凄みが増してくる。私は思わず。
 
「ですから、学生でお金ないんですからしょうがないじゃないですか」
 
と言うと、男は
 
「じゃあ、いくらなら出せるんだ!」
 
と顔を近づけてくる。タバコだか何だかとにかく臭い。
 
適当に言って追い返し、その間に警察を呼ぼうと思い、
 
「とりあえず、10万なら……」
 
と言うと男は「まぁ特別にいいですよ。10万までまけちゃいますよ。ただすぐに払ってくださいね」と笑顔で言う。
当然だが目は笑っていない。
 
すると若者が笑顔で
 
「布団どれですか、引取処分しますよ」
 
「これです」と年代ものの布団を渡す。
 
「とりあえずそんな現金ないんでおろしてこないと」と伝えると

「じゃあ、おろしにいきましょう」
 
となった。これで一旦追い返してチャンスを作ろう。そう思ってふっと肩を撫で下ろします。
 
「じゃあ、現金用意してきます」
 
と言って一旦外へ出て自転車にまたがった瞬間です。
荷台に茶髪の若者が乗ってきたのです。
 
「はい?」
「いや、俺もついていきますよ」
「いや、いいです」
 
とやっていたら、上司の男がまたすごんでくる。
 
「こいつも連れてって下さいよ。こっちも時間ないんでそこでもらいますって!」
 
若者は上司に引き取り処分用の布団を渡すと、荷台に乗って「じゃあ、行きましょう」と笑顔を見せてくる。
 
結局、ニケツでコンビニまでついてきて、こちらが現金を下ろすのを外で待っています。
監視カメラを気にしているのか、店内には入ってこない。

その時私の脳はパニックなどで萎縮してしまっていたのか正常な判断ができていなかったのでしょう。今思えば、ここで警察を呼ぶべきでした。

もしくはバイトで稼いだ10万でアトピーに効く布団が本当に手に入ると思っていたのか。

10万をその若者に渡すと、「ありがとうございました。後日布団をお送りしますんで」と言って去って行きました。
ここで領収書も何もない時点でアウトですが、世間知らずの当時の私には気付く由もありません。

その日はそれでことなきを得ましたが、当然その後布団が送られてくることはありませんでした。

さらに自宅から少し離れたゴミ回収場に「回収できません」のシールの貼られた「引き取り処分」されたはずの布団が捨ててありました。

警察に被害届を出しましたが、「勉強料だね」などと言われて半笑いされる始末。
「いや、あんたらの仕事でしょうが!」と言ったところで「騙される方が悪い」という状況なのはよくわかっています。

本当に情けないやら悔しいやらその時は本当にしばらく立ち直れなかったのを覚えています。

ところてん式に記憶がなくなっていく私が、何十年も前のことをこれだけ詳細に覚えているのですから、どれほどショックだったかがわかりますね……

今思えば、警察を呼ぶタイミングはいくらでもあったと思います。しかし、どこかで本当にアトピーが治る布団が手に入ると信じていたのでしょう。

本当に高い勉強料になったと当時は悔しくて悔しくてたまりませんでした。何よりこんな手に引っかかった自分が腹立たしかったのです。

しかし、今では10万で得たものは多かったと思います。

🔸 やはり訪問販売は即断ることが吉と悟る
🔸 信用ならない輩もいるのだと悟る
🔸 礼節は相手を見てから尽くすべし
🔸 不用意に家に上げてしまったことが大失敗。相手が相手だっただけに怪我しなかっただけマシだった。

そして得たものはこれだけではありません。



 
詐欺被害と引き換えに得た最大のもの


そもそも何で「アトピーに効く布団」が欲しかったのかというと、当時お付き合いしていた彼女がアトピーで悩んでいたからでした。
自身も幼少期にアトピー苦しんだ経験があるので、他人事ではなかったのです。
 結局騙されたものの、その彼女から絶対の信頼を獲得し、さらにその親御さんからもお礼を言われました。
 
 学業の合間にバイトでコツコツ貯めたお金でしたので、当時は今以上に大金でしたが、その信頼が結婚後も続いているので、10万で得たものはそれ以上に大きかったわけです。

このようにショックな出来事の多くは、後から思い返してみると、あの経験があったからこそ今があると思えることが多いのではないでしょうか。

ネガティブな出来事は、ショックと気づきを与えてくれるものかもしれません。
ただ嫌だ!と否定するだけはなく、ここに何のメッセージが隠されているのかと、よく観察することも必要ですね。


ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
いつもご訪問頂き、またいいねやフォロー頂けることに感謝致します。