あの世の基準？

『人生の目的』
（五木寛之著・幻冬舎）のP23とP274の《あとがきにかえて》に

人生に決められた目的は無いと思う。

また、人生の目的は自分の人生の目的をさがすことである。

また、自分だけの生きる意味を見出だすことである。

と、述べられています。

つまり、人生はあるが、決められた一つの目的がない

人それぞれが、それが目的と思えばそれで良いと考えておられます。

このように、相対価値の人生だけで、絶対価値の人生がないと考える方は

五木寛之さんだけではありません。

人生に決められた目的が無いことを、P279迄ある本として述べられていますが

長々と述べる必要があるのでしょうか？

『人生に決められた目的はない』の文章だけでは商品にならないから

結論を薄めて延ばして一冊の本にしてあります。

さて、私達は釈尊の言われた

人生とは、正法（人の象に似た図形）を得る為に生まれ

正法（人の象に似た図形）を学ぶ為に生きる。

かくして、人生の目的は、即身成仏であり、鎮魂帰神であると考えます。

この結論をどう捉えるか読者の選択の自由ですが

自分の人生の結果の責任を自分がとることを忘れはなりません。

あの世があり、あの世の備えが必要だとしたら

あの世の世界も、人間の相対価値の基準で良いのでしょうか？

あやなわん・ありんがとわ！

アヤナワン・アリンガトワ！