『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
地道を歩く農婦が、ほぼ30年ぶりに10日間ほど日本を離れておりました。
知人宅でのホームステイ中は、その地で暮らすように過ごしていて、
やったことと言えば
・広いお庭の果樹の剪定作業、その果樹を滞在中100個くらい生で食べ、
食べきれない分をジャム作り、持ち帰る
・外食一切なしで、持参した食材やご家庭の食材で毎日、料理、おやつ作り
・洋服の型紙の補正
・朝市、アンティークショップ、古本屋さん、図書館、本屋さん、
毛糸屋さん、生地屋さん巡り
・通訳兼見分を広めるために同行した子どもは、日本人が知るべき内容の
映画鑑賞(しかし日本では様々な考えから公開に至らず)
・『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』のDVD鑑賞と、
ちょうど博物館でやっていた同展示(これがとても素晴らしかった)
・唯一訪れた観光地、日本庭園(こんなに日本のことのために
広大な土地を使わせてくれていることに、なんだか感謝と感銘を受ける)
・ホームステイ先の方と、終わりのない楽しい会話
(長すぎて、子どもに止められる毎日)
子どもには「どこにいても、やることが同じだね」と、言われる始末です。
先人の地道な街作りが功を奏して、米国で一番住みたい街№1と言われるだけあって、都市と大自然がバランスよく、すっきりと、センス良く、丁寧に、個性豊かに配置されていました。
一度しかお会いしたことのない方、初めてお会いした方から、異国の地で本当によくしていただき、感謝の言葉もお返しするものも見つかりません。
人間、関わった時間の長さと深さは比例しないのだと改めて感じた次第です。
「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」の、とてつもなく長い時間と果てしなく手間暇かけて公開された映画と、制作の裏側を見たこともあって、自分も、もっと丁寧に、訪れてれてくださる方々のことを想い、今の暮らしを更に良くしていこうと思えたことが、空を飛んだ農婦にとっての一番のおみやげとなりました。
まだ、朝の3時に目が覚めます。
元通りに体内時計が戻ったら、まずは再び地道に草刈りをがんばります。
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