紅白の矢絣模様の子ども用の羽織を、子ヤギに着せたのには、言い訳がましくも、理由があります。
ここ数年、毎年12月30日に来てくださる、マウンテンバイクの覇者の皆様が餅搗きに来てくださっていて、海外のレース用でしょうか、JAPANの文字入りのウエアに同じ紅白の矢絣模様が入っています。
頂き物の、この羽織。いつもは、滅多に使わないオーブンのカバーにしてあるのですが、それを子ヤギに着せて、一緒に記念写真を撮らせてもらいました。
農婦とは生きる世界が全く異なる運動神経抜群の皆様が、少しでも心癒され、ペダルを蹴って飛び出してくエネルギーとなれば良いなと思って。
東西にどちらも3kmで海に出る位置に暮らしているからでしょうか。
抜けるように青い空が美しい日が多く、この空に、この里山に、動物たちに
様々に教えてもらうことばかりの日々。
人間の世界は、なぜ・・。と絶句することが年々多くなって来ていても
ここを訪れてくださる方々に支えられながら、子ヤギに習って黙々と、淡々と、コツコツと生きてゆく姿勢が培われている今を、誰かのために使っていける日々を送っていきたいと思います。
皆さんがお帰りになってすぐに脱がせてやった羽織を手に、
「お疲れ様でした」と労いの言葉を子ヤギにかけてやりつつ、農婦自らにも
同じ声掛けをしてやりました。
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