2、3日前の土日の天気予報は雨。雨対策を眼中に準備を進めてきたが、今朝のピンポイント予報では「曇」。一安心はしたものの変わりやすい梅雨空のこと安心は禁物と心に刻んでいたが、午前中は時折パラパラと落ちてきたものの午後からは雨の気配は全く感じられず強い風が湿気を吹き飛ばすように吹き、どちらかといえば好天の部類に入るかと。
下のコンパネの掲示物は全てHASSANの写真集からプリントしたもの。空いたスペースは「下別時関連仏画群」が市有形文化財に指定された時、檀家に配布した私版瓦版「法明寺News」計6枚で埋めた。
喜連村史の会の事務局長は「今日は集まりが早い」と言っていたが、解説を聞きながら資料に書き込みするという熱心な人ばかりの集まり。
展示品の掛福は壁に掛けられないものが多数あり、本堂下陣中央の机にシーツを敷いた上で広げた。全ての展示品の出し入れと開示は檀家総代だけで行ったが非常に緊張した2時間余りだった。HASSANは白い手袋をはめて開示する係りになり、残念ながら今回は開示している様子を写した写真は一枚も無い。(掛福=掛軸)
国内でも有数の掛福が次々と開示され参加者は、この法明寺にこれだけ沢山の美術品が眠っていたことに感心されていた。 融通大念佛亀鐘之縁起は長すぎて一旦広げると巻くのが大変なので開示せずHASSANの写真集で見ていただくことにした。
会は終了時間の午後4時を過ぎても終わらず、司会者の発声で無理やり終わったようなもの。途中に15分間ほど休憩時間を設けたが、誰一人帰ったものはいなかった。準備していて時間切れで展示出来なかった物もあり残念だった。
終了直前に来られた女性が後片付けしている我々総代4人の手助けをしてくれたのだ。破って捨てるつもりの写真を綺麗にはがして一枚残さず風呂敷に包んで持って帰って行った。 融通大念佛亀鐘之縁起を見損なったと言うので今回は開示しなかったが写真集に掲載しているので見てくださいと言っておいた。
沢山の人たちから「良かったよ。ありがとう」と声を掛けられて、単純にうれしい、開示して良かった。という実感が残っている。
数珠繰りの数珠の糸が切れかかった状態で出てきた。他寺のご住職によるととても良いものらしい。総代会で早急に修理に出すことが決まった。箱書きを見ると江戸時代のものだ。HASSANが自宅に持って帰ってきて今ここにある。
岡倉天心の署名がある[監査状]は痛む一方なので額装にして保管することを検討しなければならない。