茶室を見回して「あぁ新しいタタミは気持ちがいいね」
「どこ見てんのん。床の間見て」
言われて初めて気が付いた。
花台に融通念佛宗 南源院 遍照山 法明寺で使われていた4個の菊紋の丸瓦の内の1個を使ってる。
全部で4個、うち2個は傷みがひどく一番マシなのがこれ。この形の丸瓦は大変貴重である。
いつの時代ものか不明だがまぁ100年ぐらいは経ってると思う。
先日の本堂屋根瓦葺き替え工事で廃棄処分する物の中から頂いてきたもの。
物は使いようで良く見えるものだ。
今日明日のお茶事に使うそうである。
ほとんどが8寸の中からやっと見つけた1尺の瓦釘は真っ直ぐに伸ばして火箸に使ってる。
玄関には秋らしく紅葉と滝の額縁が掛かってた。