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でもぉ・・・
私は、あまり好きな分野ではないかも・・
やはり、こういう内容は゛考えさせられる゛のと同時に
命の重さを軽々しく物語にして欲しくない気がする。
読んでいて思ったのは、何年か前に゛信濃美術館゛で見た
人間の標本。
私の周りの人たちは、「本物だから」とか「めったに見られない」からとか
そんな言葉を口にしていたので、私もなんだか興味本位で
2時間もかけて長野に行った。
行って、この両手で「脳」だという物体を乗せてしまった。。
今でもあのときの感触が手に残っているけど、あれは全部本物だと聞いて
私は、悲しくなった。
いったいどこのどなたの体をあんなふうに標本にしてしまったのだろうか・・と。
体の体系はアジア系の人のようだった。
貧しい人が体を売ってしまったのか・・・
それとも囚人の方か。。
確かに、貴重な標本かもしれない。
でも、本当に私が興味本位で見て良かったのだろうか・・と。
この本には、その時感じたもの悲しさを感じた。
この本で「命の尊さ」はあまり感じない。
「命」の話なのに、なんだか言葉が軽すぎる気もするし
まあ、これは1/3読んだ・・と、言う前提の感想なのですが。
以前読んだ「あなん。」
あれは本当に感動した。そういう感動は一切ない。
友達が貸してくれた本だけど、読んだ事のない分野で。。
この本と同じように、人生に疲れた主人公の物語だけど
「愛」のある読み応えのある本だった。
さくさく読みすぎて、本好きの人なら2時間で完読です。

映画にしてもドラマにしても、私はきっと見ない。
作家 斉藤智裕 を否定する気は一切ないです。
ただ、嫌いな分野というだけ。
だったら、やっぱりただの推理小説とか゛京極夏彦゛の世界の方が
気楽に読めます。
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