工業用タンクの内部にFRP樹脂ライニング工事を施します。
まずFRP表面を脱脂して、PTSサプライマーを施工面全体に塗布します。
このタンクは内部全面(天井部は除く)にFRP樹脂を貼り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/38/621d354403e912951753de675ab35957.jpg)
500mm幅にカットしたガラスマットにポリエステル樹脂を含浸(ガンシン)させて行きます。
この作業を三回繰り返してガラスマット3枚積層のFRP樹脂層を形成します。
1層大体1mmの厚みがあり、3枚積層することで約3mmの厚みのFRP層が形成されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/6f/c773da3fe21e2a548735e59b42ec5ba8.jpg)
この様に平面でない部分も曲がり角度が90度程度であれば、その形に沿ってFRP樹脂を貼り付けて行きます。
下地処理に、PTSサプライマーが塗布してあるのでタンク内部のFRP面とFRP樹脂とが分子構造で結合し完全密着して行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/65/9283be9787a6195e996b2d5d32024f6d.jpg)
内部全面FRP樹脂ライニング工事が完了しました。
水槽内部にもう一槽FRPのタンクを作りこんだ複合構造のFRP一体型タンクに生まれ変わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/53/e339bd4ea3dbcd9a9d5d1e4490d94efe.jpg)
内部に3mm厚さのFRP層で補強されていますので、タンク強度は新品の時よりもアップしている筈です。
屋外設置されているタンクは、設置後15年以上経過すれば、初期強度から概ね30%程度、強度が低下します。
例えばパネル組立式FRPタンクのFRP板の初期強度は引張強度で10mpa/c㎡程度あります。これが15年経過すると約70%の7.3mpa/c㎡まで低下します。
この引張強度が低下したFRP板に今回の工事と同様のFRP樹脂ライニング工事を施すと12.5mpa/c㎡まで強度が回復します。
これは初期強度の125%になり、結果として新品より強くなるわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/31/9f713c85f6b0f5c3b8942592f2c4c23f.jpg)
内部全面FRP樹脂ライニング工事が完了したタンクの内部に補強材を戻します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/bc/a4655bc0f77d953dab7c2d00482c43f0.jpg)
これで内部の工事は完了です。
水槽内部にもう一槽FRPのタンクを作りこんだ複合構造のFRP一体型タンクなのでもう漏水する心配もありません。
漏水を止めるばかりでなくタンクの強度も新品より強くなりました。
でも天井部は内部から補強していません。
天井部はなにもしないのかと言えばそうではありません。
天井部もタンクの構造上、非常に重要な役目を果たしていますので補強が必要です。
天井部の補強と付帯消耗部品の交換は、パート3に続きます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
まずFRP表面を脱脂して、PTSサプライマーを施工面全体に塗布します。
このタンクは内部全面(天井部は除く)にFRP樹脂を貼り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/38/621d354403e912951753de675ab35957.jpg)
500mm幅にカットしたガラスマットにポリエステル樹脂を含浸(ガンシン)させて行きます。
この作業を三回繰り返してガラスマット3枚積層のFRP樹脂層を形成します。
1層大体1mmの厚みがあり、3枚積層することで約3mmの厚みのFRP層が形成されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/6f/c773da3fe21e2a548735e59b42ec5ba8.jpg)
この様に平面でない部分も曲がり角度が90度程度であれば、その形に沿ってFRP樹脂を貼り付けて行きます。
下地処理に、PTSサプライマーが塗布してあるのでタンク内部のFRP面とFRP樹脂とが分子構造で結合し完全密着して行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/65/9283be9787a6195e996b2d5d32024f6d.jpg)
内部全面FRP樹脂ライニング工事が完了しました。
水槽内部にもう一槽FRPのタンクを作りこんだ複合構造のFRP一体型タンクに生まれ変わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/53/e339bd4ea3dbcd9a9d5d1e4490d94efe.jpg)
内部に3mm厚さのFRP層で補強されていますので、タンク強度は新品の時よりもアップしている筈です。
屋外設置されているタンクは、設置後15年以上経過すれば、初期強度から概ね30%程度、強度が低下します。
例えばパネル組立式FRPタンクのFRP板の初期強度は引張強度で10mpa/c㎡程度あります。これが15年経過すると約70%の7.3mpa/c㎡まで低下します。
この引張強度が低下したFRP板に今回の工事と同様のFRP樹脂ライニング工事を施すと12.5mpa/c㎡まで強度が回復します。
これは初期強度の125%になり、結果として新品より強くなるわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/31/9f713c85f6b0f5c3b8942592f2c4c23f.jpg)
内部全面FRP樹脂ライニング工事が完了したタンクの内部に補強材を戻します。
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これで内部の工事は完了です。
水槽内部にもう一槽FRPのタンクを作りこんだ複合構造のFRP一体型タンクなのでもう漏水する心配もありません。
漏水を止めるばかりでなくタンクの強度も新品より強くなりました。
でも天井部は内部から補強していません。
天井部はなにもしないのかと言えばそうではありません。
天井部もタンクの構造上、非常に重要な役目を果たしていますので補強が必要です。
天井部の補強と付帯消耗部品の交換は、パート3に続きます
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