きのとり

粘土屋とか皮肉屋とか
八ヶ岳の麓にある小さな村で粘土をこねてます

星空の映画祭

2011年07月02日 | 映画

《日本一の映画祭》

20年以上に渡って人気を博し、原村を象徴するイベントでありながら、2006年を最後に姿を消した「星空の映画祭」が、一人の女性の強い意志によって復活したのは去年のことです。

今年も87日~21日の期間で開催されます。

今年の上映作品は、家族向けの「ガリバー旅行記」と「時をかける少女」、映画好き向けの「アクロス・ザ・ユニバース」と「トゥルー・グリッド」そして、最後に山岳映画の「岳」が昨日決まりました。

「星空の映画祭」に必要なものがいくつかあります。

①夏でも寒い劇場では、防寒装備が必要です

②虫に刺されないように、防虫対策は必須です ブヨに血を吸われないように

③雨具をお忘れなく(雨天決行です)

④会場までは真っ暗です。懐中電灯を持参してください

「なんて不便な映画館だろう?」快適な映画館になれてしまった人はそう言うでしょう。

今時の映画館には、快適な空調、豪華なシート、素晴らしい音響、デジタル映写機等々。なんでも揃っています。

「星空の映画祭」には、どれひとつありません。

日本一不便で不快適な映画館です。

実行委員の一人はこう言います。

「だからこそ、映画そのものを楽しむことができます。映画という非日常の世界を楽しむのに、快適さが必要だとは思いません」

『映画そのものを楽しむ』 長い間私たちが忘れていたことかもしれません。

そしてここは、日本一標高の高い場所にある映画館です。

「日本一不便」で、「日本一高い場所にある」時代遅れの映画館。

ロマンを感じませんか?

大切な人と観に行けば、きっと素敵な思い出になります。

星空に一番近い、樹々に囲まれた劇場へお越し下さい。

※お子様は、必ず保護者の方同伴でご入場下さい。

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いよいよ秒読みです。スケジュールはもうすぐ発表されます。