kinokuni ブログ

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上棟式(建前)の由来

2012-03-06 14:27:35 | 家を建てる
【上棟式(建前)の由来】

上棟は、「建前」、「棟上げ」、「建て方」とも呼ばれています。
この「建前」という言葉、どこかで聞いたことありませんか?

最近は、あまり使われていないようですが、
実は「本音と建前」という言葉の語源 が上棟の時に使われる「建前」からなんです。

それは、こんな話しだそうです...。

昔、とても高名な棟梁がいました。
その棟梁が明日が建前という前の晩になって、自分のミスに気づきます。

・・・玄関の柱を短く刻んでしまって、どう考えても直せない・・・

棟梁は、自分 の未熟さに死のうと考えます。

それを見た棟梁の奥さんが、
自分が代わりに死んでも良いとまで思い、棟梁に酒を飲ませて寝かしつけ、
寝ないで考えたのが、枡(マス)を使って補修する方法でした。

翌朝目覚めた棟梁は、奥さんの差し出した枡を受け取ると、「わかった!」と言い、
柱の足りない分を補い、事なきを得たのです。

ところ が!!!
自分の恥が表に出るのを恐れた棟梁は、自分の表向きの見栄や意地のために、奥さんを殺してしまいました。

殺してから棟梁は、自分の犯した罪を悔い、未来永劫、
弔うと心に誓い女の七つ道具(口紅・鏡・櫛・かんざし・おしろい・こうがい・かつら)を
棟の上に飾って供養したと言うのが始まりで、建前の儀式となったそうです。

「タテマエ」にこだわるあまり妻を殺してしまった男の見栄や意地に、
「ホンネ」で応じた女の悲話が「本音と建前」の語源となったと言われています。

とても悲しい話しですね。しかし、奥さんの夫を思う気持ちの強さに心を打たれました。




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