第21話 激闘は憎しみ深く
これを書いている時点では、劇場版も『THE ORIGIN』も世に出ているので、純粋にテレビシリーズのみの感想を綴るのは難しいです。
(だって、どうしても比較してしまいますからね)
それでも、久しく、改めて観た『激闘は憎しみ深く』には、素直にぐっときてしまいました。
メインは捨て身でホワイトベースに強襲を仕掛けるハモン隊と、リュウの特攻。
そして、リュウを失ったあとのクルーたちの悲しみ。
実は劇場版が染み付いてる私は、テレビシリーズのこの回のラストはとても重たく、遠慮したくなってしまうんです。
スタイリッシュな劇場版に対して、ちょっとダサくて人間くさいテレビシリーズ(…という例えは、ちょっとあんまりかな?)
とにかく、私はこの回からはできたら逃げたいな…というのが本音でした。
しかし、観ました。
観ましたら、劇場版にも『THE ORIGIN』にもない流れの部分にすっかりやられてしまいました。
「あんなに心を寄せてくれた人のために、よしんば砂漠で散るのも後悔はない」
ランバ・ラル亡きあと、間髪入れずに攻撃を仕掛けるハモンさん。
ラル仇討ちのためにかき集めの兵士は16名。
いずれもラルの息のかかった者たち。
「この作戦に不服の者は参加しなくとも、ランバ・ラルは怒りはしません。私もです」
そして、兵士一人一人に声をかけ、握手。
全員覚悟の上…。
なんだかもう、この時点でもうたまんない…。
WBサイドでは、人手不足。武器も部品も不足。
補給も望めない情況。
ブライト曰く「知恵と工夫で切り抜けてくれ」
…って。厳しすぎるよ;艦長。
更にガンタンクは不調。
ホワイトベースのエンジンも出力が上がらず。
換装出来ていないガンダム。
そんな状況の時を狙うハモン隊。
重症のリュウは「ガンタンクを動かさなきゃならん!」と、WBを飛び出し…。
結末が分かっているものだから、最期に向かっていくリュウの姿がめちゃくちゃ辛い。
彼の特攻の場面は、知っているにも関わらず、衝撃でした。
コアファイターが突っ込んで行くあの映像は強烈です。本当に。
大人しくなった野生の虎のアムロ。
変化というよりも、成長ですね。
再び独房に入れたブライトにも理解を示したり、気遣いも。
あと、正規の軍人であるオムルを叱咤したり、初めての発射式の空中換装をやってのけたり。
カーゴを受け止めながら、ザクとマゼラトップを一度に討ち取ったり。
戦士としての凄さもばっちり見せてくれてます。
「つっぱってる」ブライトを諭す。傷を負った体で、再び独房に入れられたアムロの所へ行く。そして、責任取るからとアムロを独房から出すようにセイラに指示する。
さらにフラウへの気遣いも。
これでもかこれでもかと、最期に向かっていくリュウを見せられると…凹むどころか、もう、ぺしゃんこですよ;;
そして、ラスト。コアファイターの残骸の前で号泣するクルーたち。
中でも最も生々しかったのがブライト。
「勘弁してくれ!リュウ!勘弁してくれよ」
「俺達これからどうすりゃいいんだ?え?リュウ、教えてくれ」
こんな言葉が彼の口から漏れるとは。
こんな我を忘れた、「らしく」ない彼って。
でも、劇場版にも『THE ORIGIN』見られないこんな彼の姿に改めて、テレビシリーズの真髄をみたような、そんな気がしました。
そして…ブライトの泣き顔にグラッときてしまった私~*
「お兄ちゃんたちのお墓、おいてっちゃうの?」
お墓の絵と、キッカのこの言葉。
テレビシリーズはこういうところ、丁寧の描いています。ここにもグッときました。
色々と考えさせられたり、堪能できた回でしたが、やはり重く辛く哀しい回です。
*・*・*・*・*・*
懐古 the GUNDAM 全43話
第21話『激闘は憎しみ深く』へ
これを書いている時点では、劇場版も『THE ORIGIN』も世に出ているので、純粋にテレビシリーズのみの感想を綴るのは難しいです。
(だって、どうしても比較してしまいますからね)
それでも、久しく、改めて観た『激闘は憎しみ深く』には、素直にぐっときてしまいました。
メインは捨て身でホワイトベースに強襲を仕掛けるハモン隊と、リュウの特攻。
そして、リュウを失ったあとのクルーたちの悲しみ。
実は劇場版が染み付いてる私は、テレビシリーズのこの回のラストはとても重たく、遠慮したくなってしまうんです。
スタイリッシュな劇場版に対して、ちょっとダサくて人間くさいテレビシリーズ(…という例えは、ちょっとあんまりかな?)
とにかく、私はこの回からはできたら逃げたいな…というのが本音でした。
しかし、観ました。
観ましたら、劇場版にも『THE ORIGIN』にもない流れの部分にすっかりやられてしまいました。
「あんなに心を寄せてくれた人のために、よしんば砂漠で散るのも後悔はない」
ランバ・ラル亡きあと、間髪入れずに攻撃を仕掛けるハモンさん。
ラル仇討ちのためにかき集めの兵士は16名。
いずれもラルの息のかかった者たち。
「この作戦に不服の者は参加しなくとも、ランバ・ラルは怒りはしません。私もです」
そして、兵士一人一人に声をかけ、握手。
全員覚悟の上…。
なんだかもう、この時点でもうたまんない…。
WBサイドでは、人手不足。武器も部品も不足。
補給も望めない情況。
ブライト曰く「知恵と工夫で切り抜けてくれ」
…って。厳しすぎるよ;艦長。
更にガンタンクは不調。
ホワイトベースのエンジンも出力が上がらず。
換装出来ていないガンダム。
そんな状況の時を狙うハモン隊。
重症のリュウは「ガンタンクを動かさなきゃならん!」と、WBを飛び出し…。
結末が分かっているものだから、最期に向かっていくリュウの姿がめちゃくちゃ辛い。
彼の特攻の場面は、知っているにも関わらず、衝撃でした。
コアファイターが突っ込んで行くあの映像は強烈です。本当に。
大人しくなった野生の虎のアムロ。
変化というよりも、成長ですね。
再び独房に入れたブライトにも理解を示したり、気遣いも。
あと、正規の軍人であるオムルを叱咤したり、初めての発射式の空中換装をやってのけたり。
カーゴを受け止めながら、ザクとマゼラトップを一度に討ち取ったり。
戦士としての凄さもばっちり見せてくれてます。
「つっぱってる」ブライトを諭す。傷を負った体で、再び独房に入れられたアムロの所へ行く。そして、責任取るからとアムロを独房から出すようにセイラに指示する。
さらにフラウへの気遣いも。
これでもかこれでもかと、最期に向かっていくリュウを見せられると…凹むどころか、もう、ぺしゃんこですよ;;
そして、ラスト。コアファイターの残骸の前で号泣するクルーたち。
中でも最も生々しかったのがブライト。
「勘弁してくれ!リュウ!勘弁してくれよ」
「俺達これからどうすりゃいいんだ?え?リュウ、教えてくれ」
こんな言葉が彼の口から漏れるとは。
こんな我を忘れた、「らしく」ない彼って。
でも、劇場版にも『THE ORIGIN』見られないこんな彼の姿に改めて、テレビシリーズの真髄をみたような、そんな気がしました。
そして…ブライトの泣き顔にグラッときてしまった私~*
「お兄ちゃんたちのお墓、おいてっちゃうの?」
お墓の絵と、キッカのこの言葉。
テレビシリーズはこういうところ、丁寧の描いています。ここにもグッときました。
色々と考えさせられたり、堪能できた回でしたが、やはり重く辛く哀しい回です。
*・*・*・*・*・*
懐古 the GUNDAM 全43話
第21話『激闘は憎しみ深く』へ
なんだか、ちゃんと1話ずつみていかなければいけない気分になりましたよ~。
リュウも悲しいけど、
ハモンさん達もすごく悲しい。
個人的にはみんなすごくいい人達なのに
ぶつかって命を落とす。
戦争って・・・って方向に気持ちが行ってしまいます(T_T)
コメントありがとうございます。
テレビシリーズを第1話から続けて見てきているだけに、今回のお話は堪えましたね。
いきなりこの回のみを見た場合とは、また違った感想になるかと思います。
上条さんも機会がありましたら第1話からの観賞にトライしてみてください。
劇場版は、コアファイターの残骸を前にして…の辺り、キャラの扱いも違うし、雰囲気とかも変わっていますよね。
映画版でも違った描かれ方をしていて…そちらも辛くなります。
でもね。『哀戦士編』好きなんですよねw
みんなすごくいい人達。
そうなんですよ(涙)
だから余計に、こんな戦争のために散ってしまって…って思います。
仲間のために、愛する人のために…なんでしょうか。