セントバーナードのキングスウッヅ犬舎雑感

犬種の正しいタイプを求めて46年
世界に通用するセントバーナードの作出と啓蒙

Flews とLips (口唇と唇) 

2012年08月30日 14時49分44秒 | インポート

M_ohtasaints133(←の写真は当犬舎から大田社長宅に巣立ったメス犬アリス。当犬舎ピクシーや京都ギャラ君と同胎。)
スタンダードでは又このLips は、常に黒色でなくてはならないと述べている。米系の犬は、殆ど守られていない。淡いピンクが唇に混ざっている犬が殆どで欠点である。その点英国系の犬は、真っ黒の唇を持つ犬が多い。
原因は、私も解らないが英国系統の犬或いはその遺伝子が強く引いている犬には、“ソバカス” 「freckles」が
目立つ犬が多い。人間ならソバカス美人と言って好まれる方もおられようが犬の場合には余りソバカスが多いと美観が良くない。しかしこのソバカスを持たない犬には、ピンクの色を持った唇の犬が多いのも事実である。
私の犬造りの信条である「犬種の正しいタイプ」とは、スタンダードを最大限順守する事であるのでこのピンク色の唇の犬を改善するためごく少数であるが幾つかのソバカスのある犬を作出する事により出来るだけピンク唇の出現を淘汰しようと試みている。
(↓ 写真はアリスの娘アクア。大田さんの自家繁殖犬である。写真をクリックして大きい画像でご覧いただきたい。口先にわずかながら”ソバカス”があるのがお分かりだと思う。)
M_ohtasaints134私の次なる目標は、「Powerful」セントバーナードである。アメリカでは数年前から一部良識あるブリーダーの中から研究され出来上がりつつあるが残念ながら日本にはそれに向かうだけのストック犬が足りない。
現在当犬舎では、オス犬ではZavierが第一候補でメス犬ではRollerであるが年齢的に繁殖は、難しいので次の候補は、UFOになる。外に巣立って行った犬の中で記憶に残っているのは、岡山のシンジョウ君が最初に思い浮かぶ。 
シンジョウ君にしてもZavier にしても母親は、Roller である。この母親の様なタイプのメス犬がPowerful と感じさせる重厚なセントバーナードを造り上げるのだと思う。
構成美とセンスの高いセントバーナードとしては、Am.Chクエイカージャックは大きく貢献してくれた。

そのクエイカージャックが残してくれた良さを保ちながら次なる世代のセントバーナード造りに徘徊親爺は、来年も引退勧告等気にしないでのんびり頑張るぞ!

M_20061126



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