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安土・桃山時代の工芸…「唐津陶工の筆跡-器の文様-」 (8月15日まで)

2012年07月29日 | 展覧会
【安土・桃山時代の工芸】

 桃山文化が花開いたのは、わずか半世紀に満たない短い期間ですが、日本のルネサンスと呼ばれるほど豪壮華麗な時代で、そのうねりは、絵画、工芸、染織、武具など、さまざまなジャンルにおいて大胆な構図と装飾性豊かなデザインを生み出しました。江戸時代以前の絵師の活動範囲は、本絵の制作に留まらず、かなり幅の広いものであったようです。土佐派や狩野派の絵師もまた、工芸品の下絵製作に関わっていました。
 少し後の時代になりますが、尾形光琳(1658~1716)もまた、陶芸・蒔絵・染織などで大きな足跡を残しています。そしてそのデザインは、江戸時代中期以降、「光琳文様」として町人女性の間で大流行します。
 桃山時代、当時最大の都市であった京都には、衣類・家具・武具など様々な商品を扱う店が軒を連ねていました。彼ら商人は、最先端の意匠を熱心に取り入れ、販路拡大を目指したと考えられます。絵唐津などの陶器の文様と、漆器や扇、着物などにおける意匠の共通性は、そのことを雄弁に物語っているのです。
(展覧会リーフレットより)


第3回中里家寄贈品展
「唐津陶工の筆跡-器の文様-」

【とき】

  8月15日(水)まで 入場無料
  午前10時-午後6時
  (入場は午後5時30分まで)

【休館日】

  月曜日、8月1日(水)

【ところ】

  唐津市近代図書館 美術ホール(1階)

【主催】

  唐津市教育委員会

【問い合わせ】

  唐津市教育委員会 文化課
  TEL 0955-72-9171


※ 写真の無断転載はご遠慮ください。

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