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キムの上海日記 (外伝)

2004年10月から上海に赴任。中国でのExcitingな生活を日記として掲載。

川でお洗濯

2006年04月18日 02時54分27秒 | Weblog

瀾滄江の支流で洗濯をする民族の女性達。
この辺りは、まだ比較的水は綺麗ではありますが、それでも・・・・って感じです。まあ、洗わないよりは綺麗になるでしょうね。

打洛にて

2006年04月18日 02時52分07秒 | Weblog

ミャンマーとの国境「打洛」にて。
この直ぐ横がミャンマーとなっております。
ただし、日本人は越境できませんです。残念。
川には鴨だかなんかの水鳥が飼われております。
この辺って、インフルエンザが一番やばそうな感じですよね?

モウカイの市場

2006年04月18日 02時47分23秒 | Weblog

二日目に訪れたモウカイの市場です。
本当は日曜日に訪れたかったんですが、今回は日程があわずに土曜日に訪問。
日曜日にはシーサンパンナ最大の市場が開かれるそうです。
朝飯を食ってなかったので、市場でちょっとつまみ食い。
日本の揚げ餅か、揚げ蒲鉾に近いようなもので結構いけました。

西双版納の夕暮れ

2006年04月17日 05時40分12秒 | Weblog

メコンに沈む夕陽です。
ちょうど川がオレンジ色に染まる頃街に戻ってきました。
川面には暑さを流す為に水浴びをする人々が集まっております。
奥に見えるテントは「溌水節」の為に建てられた仮設テントです。
日中はこの川原でボート競走などが行われるのです。

パイナップル飯

2006年04月17日 05時33分33秒 | Weblog

初日の昼食に食べたパイナップル飯です。
見事にくりぬかれたパイナップルの中に、お米(と言ってもモチ米)とパイナップルの角切りを一緒に炊いたものが入っております。ちょっと甘いけど、結構いけます。

タイ族の村

2006年04月17日 05時31分51秒 | Weblog

初日に訪れたタイ族園の一風景。
見事なまでに田舎風景です。ご覧の通り、タイ族の家は高床式となっており、1階では鶏や軍鶏が自由に歩き回っております。

西双板納 【二日目】

2006年04月15日 09時48分54秒 | Weblog

シャワーを浴びて生き返りました。
なんでこんなに暑いのかしら?日中はちょっと外歩くだけでも結構汗が滴ってきますね。今日は35度近くまで気温が上がったらしい。さすが熱帯、熱いぜ~。ってことで西双板納2日目です。今日も街中はお祭騒ぎが続いておりましたが、われわれは観光を終えてしまうべく、これを泣く泣く無視して西部エリアへ足を伸ばすことに。ここも相当交通の便が悪いので、あいかわらず車のチャーター等が必須です。我々の「足」は昨日も運転手を務めた若手君。あまりにも俺らが言う事を聞かず、彼が連れていこうとするところに興味を示さない為、怒り気味ではありましたが、いかんせんお金の魅力には勝てません。今日もさんざん値段を叩かれつつも健気にホテルまで迎えにきます。だいたい、中国の観光地の運転手ってのはすぐ値段をボルってのは当然ながら、さらに自分が観光地を紹介してやる的な人間が多いんだよね。俺の感覚ではこれは30%が親切心で、残りの70%は大抵連れて行こうとしている場所と結託している。彼ら運転手がお客(=俺ら)をその場所に連れて行くと、幾らかのバックマージンが入ってくるっていう仕組みさ。観光地も、土産物屋も、食事処もみんなグルになってたりする。まあ、その場所が本当にいいのであれば行ってもいいんだけどね、大抵俺の御眼がねには適わないケースが多いわな。それと、彼らが思う「観光地」と俺の観たいポイントってのは、ずれてる事が多いから、これも結構トラブルの素になるんだよね。以前の雲南大理の時もそうだったし、トルファンでカレードを観に行った時もそうでしたね。

まっ、そんなこんなで昨日1日で大分教育された彼は、本日は見事に言う事を聞く運転手になっておりました。朝もホテルに8時半に迎えに来るように言って置いたのに、7時には友人に電話が掛かってきて「起きてるか?行くぞ!」と煩かったようです。ホテルにも7時半頃には到着していた模様で、万が一にも今日のBigDealを逃さないようにしてたみたいです。んで、今日最初に向かった先は景洪から7,80km程離れた場所にあるモン混(モンフン)という街だ。この街はタイ族を中心に、ハニ族、プーラン族などが暮らしているらしい。日曜日には西双板納で最大の市場が立つと言うが、今日は生憎の金曜日ということで、それ程の出店は無かった。ただし、発水節ということで、街行く人々はみんな鮮やかな民族衣装を纏い華やかな雰囲気だ。景洪とはまた一味違った田舎の景色で心が和む。街行く若者や、子供、小姑娘たちは小さな洗面器や水鉄砲を構えてターゲットを定めると一斉に水を掛けようと試みる。俺ら外人も小さな子供達には格好の標的らしく、なんども水鉄砲片手に追いまわされる始末。愛用のカメラを守るのに一苦労しました。いや~でも楽しい。街のはずれのメコン川の支流では、民族衣装を着た「老」姑娘達が腰まで水に浸かりながら洗濯をしてます。う~ん、アジアな感じ。朝飯を食べてこなかったので、市場で軽く腹ごしらをすることに。翌々見てみると、どこかで観たような食べ物が沢山ならんでます。豆腐、焼餃子、チャーシュー、味噌のような物、高菜炒め、赤飯のようなもの、バナナの皮に包まれた柏餅のようなお菓子。日本のルーツが雲南にあると言われるのも分かるような親近感の高さです。

子供達や、小姑娘達としばらく遊んだ後で次なる目的地「打洛」へ向けて再び出発。打洛はモンフンから更に50km程南西に向かった場所にある。ここは中国とミャンマーの国境の街だ。この辺りにはタイ族を中心に多くの少数民族が暮らしており、ミャンマーと中国を行ったり来たりしているらしい。国境の建物はこの田舎に違和感があるくらい大きな物であったが、警備隊はかなりのんびりとした雰囲気で、調子に乗って俺もパスポートを提示してミャンマーへの入国をお願いしてみたら、やっぱりビザが無いと入境出来ないらしい。残念だな。ミャンマーって言えば、昔のビルマ。ビルマと言えば、昔小学校の頃に観せられた「ビルマの竪琴」って映画を思い出すけど、周りを良く観ると確かにあんな格好(オレンジ色の袈裟姿)の子供達が結構沢山居る。つい2月前の春節には極寒の北朝鮮国境に行ってきたけど、今度はミャンマーとの国境。汗だらだらたらしながら。こうしてみると、改めて中国の広さに感心する。打洛でお昼ご飯を採ることにして、町の小さな料理屋へ。味はそんなに酷くなかったけど、出てくるまでに1時間くらい待たされたのは参ったな。その後、運転手の進める「漂流」ってのを試してみる事に。運転手が進めるものはあんまり面白い物が無いんだけどね、これが超大当たり!

「漂流」ってなんだろう?と思って看板を良く見ると英語ではラフティングになっている。ただし、写真を見てみると、民族衣装を着た小姑娘を船頭にかなり優雅な感じの川下りだ。話を聞いてみると、ミャンマーと中国の国境の南覧川(メコン川の支流の一つ)をゴムボートを使い、1時間程かけてゆっくりと下るらしい。川を覗いて見ると、メコンとは異なり、結構水も澄んでいて、子供達が裸になったり服のまま川に飛び込んでいる。いや~楽しそう。俺も飛び込みたい!と思いつつ、折角なんで試してみる事に。一人200RMBという破格の金額でしたが、大きなゴムボートに、俺ら2人、舟漕ぎの男性2人、案内役の小姑娘が1人の計5人で出発。5人乗っても全然余裕の舟上では、優雅に傘を差した小姑娘のお話を聞いたり、唄を詠って貰ったりと結構満足。聞けば彼女もタイ族の女性で、今年20歳になるらしい。俺らが日本人だと知ると、日本の事を知りたがったりしてました。やっぱり、まだまだこのあたりでは外国人ってのは少ないらしい。例えやってきても中国語が話せない人が多いので、ガイドとしては結構大変みたい。舟に乗りながら日本の歌を聞かせて欲しいとのリクエスト。散々悩んだ挙句友人が「夕焼け小焼けの~赤とんぼ~♪♪」って唄ってました。あれは何という唄でしたっけ?それにしても、こういう時ってどういう歌を唄えば良いんでしょうかね~?悩みますね。やっぱり、民謡とか沖縄系とかでしょうか?

川が国境って事は、川の左手は中国、右手はミャンマーって事らしいのですが、小さな川なのに仕切りも見張りも全くなし。聞くところでは、地元民は勝手に行ったり来たりしても全然OKらしい。俺らもちょこっとミャンマー側に上陸。これで無事に国境を越えたって事になりますかね。楽しい一時はあっという間に過ぎて、ついに終着点へ。これで終わりかとおもったら、こっからがまた楽しかった。なんと到着した場所はタイ族の暮らす村の中で、ガイドの小姑娘を先頭にタイ族のいろいろな暮らしを紹介してもらいました。タイ族の製陶、紙造り、藍染め、醸造所等々。何より驚くのが、そのどれもが殆ど日本のスタイルと同じ事。紙はまるっきり和紙と同じ作り方だし、醸造酒は米をベースにした焼酎だし。これが結構強い酒で、進められるがままに試し飲みまくり。俺の飲みっぷりを気に入ったのか、次々とタイ族の男性が集まってきて、乾杯宴会モードに。アルコール度数50度もあるらしい酒は結構喉越しが健やかで、結構美味い。お土産に小さな瓶を一瓶持たせてくれたので、お礼に20RMB程置いてきました。ちょっとフラフラ気味だったので、近くの民家で休ませて貰う事に。例の高床式の二階にて、糯香茶や、庭で取れた様々野菜や果物などなどを振舞ってもらいました。と、外は突然スコールのような雨。20分もすれば上がるという小姑娘の言う通り、みんなでお茶を飲みながらおしゃべりをしていると外はすっかり青空に。う~ん、スローライフってこんな感じ?

モウ一つ、心を惹かれた物、それは「跳舞草」です。俗に言う踊り草だ。日本名は「舞萩」と言うらしい。小さくな背丈の幹に鮮やかな緑色の葉を付けた草だ。遠めに見ると、小さな緑色の糸トンボが沢山留まっているように見える。これが不思議な植物で、女性の声のような高い音(ソプラノ)に反応して葉が踊るように動くらしいのだ。ほんと不思議。早速試してみる事に。案内の小姑娘が「携帯持ってない?それで音楽を鳴らせば動くはずよ」と言うので、それじゃあ、情緒ないでしょ~、唄ってよ!ってお願いすると恥ずかしそうにしながらも、タイ族の古い民謡を歌い始めてくれました。すると、何とも不思議な事に本当に葉っぱが動く!動く!これは風なんかじゃ無く、まぎれもなく声に反応して動いているのが見て取れる。小姑娘の唄うタイ族の民謡に反応して踊る葉、なんとも粋だな~。

200RMBを払いましたが、これは非常に楽しかったツアーですね。こんな企画が新しいためなのかどうか分かりませんが、我々が持っている4,5種類のガイドブックには全く触れられて居ないアクティビティでしたね。チケットを見ると「中緬界河漂流」って書いて有ります。もし西双板納に来るのであれば、是非お試しされた方が良いでしょうね。お勧めです。帰りの車の2時間程はほぼ爆睡でした。本当は、お茶畑の横でお茶(もちろん雲南特産のプーアル茶ね)を買いたかったんですが、寝てしまった為に買えず仕舞い。明日以降に持ち越しだな。

一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びて夕食へ。KTVに飲みにでも行こうかと思ったけど、やっぱり祭を楽しむかってことで、川沿いの広場まで歩いていき、ブラブラしてみる事に。行ってみると、河川一帯が偉い人の数で、出店もゲーム屋も沢山。適当に疲れたところで、冷えたビールを買いつつ、気になった食材を串焼きにしてもらい夕食に。あー、なんだか今日も幸せだ。ビールが美味い。

キム


西双板納 【初日】

2006年04月14日 03時58分45秒 | Weblog

朝9時。眠い目をこすり目を覚まします。
昨日はちょっと遅くまでやりすぎたな。今日はもうちょっと早く寝なきゃと思いつつ、今日中に日記だけでもUpしないとと、使命感にかられ書いているところ。今は憧れの西双板納のホテルから更新中です。ローカルの3☆ホテルなんで、Internet環境は無いかと思ってましたが、か~なり回線速度は遅いものの、なんとかかんとか文章の更新くらいは出来そうです。写真はひょっとするとちょっと、難しいかも。西双板納は昆明から飛行機でおよそ50分程。あっというまに到着する割には、世界ががらっと変化する。飛行機を降り立った瞬間に感じる熱帯独特の匂いと風。なにやら乾いた香りと甘い香りを運んでくる。空港の到着ロビーに並ぶ出迎えのおねーちゃん達は揃って色鮮やかな少数民族の小姑娘姿だ。みんなやたらと可愛く見える!いや~来て良かった、とは同行者の声。うん、いいね。

西双板納とはこのあたり一帯を指す言葉で、我々が到着した本当の街の名前は「景洪」って言います。景洪は西双板納でも最大の街で、このあたり一帯の観光の起点となる場所になります。我々はこの街に3泊し、発水祭+西双板納観光の両方を楽しんでしまおうって算段です。祭自体は本日木曜日が初日で、土曜日の水掛まで大いに盛り上がっていくのだ。水掛祭って名前で、文字通り「水掛」が有名なんだけど、メインの水掛は土曜日の朝に行われる予定。それまでは街中で出店が出たり、川でボート競走が行われてたりするらしい。我々はこのあたりはちょこっとスルーして、木曜金曜を利用して景洪周辺の観光スポットを巡る予定です。10時20分に出発した飛行機は全く遅れることなく11時過ぎに到着。荷物も無事にピックアップし、まずはホテルに向かう事に。今回お世話になっているホテルは「皇冠大酒店」って三ツ星ホテルです。街の中心からは微妙に離れるか離れないかあたりの若干閑静な場所に位置しております。門構えはなかなかでしたが、チェックインをしようとするとトラブル発生。なんと部屋が空いてないとか・・・。おいおい、勘弁してくれよと予約確認書を見せて部屋の手配を強制する。どうもこの時期はお祭の為にホテルが逼迫するために、ダブルブッキングだのなんだのと問題があるらしい。いやあ、早めにチェックインしにきてよかった。夕方や夜だったら本当に部屋がなかったかもしれないからね。

12時過ぎにようやくチェックインが終わり、いざ今日の目的地へ。本日の予定は景洪の東側及び南側探索だ。景洪は東西南北全ての方向に観光スポットがあり、そのどれも場所が離れている為、結構不便なのよね。通常だとバスとかミニバンとかに乗合でのっていったりするみたいだけど、時間が無い俺達はいつもの手段で。その辺でタクシーを停めて、行きたい場所を説明して値段交渉。友人と二手に分かれて交渉開始だ。不便とは言っても、各観光スポットは景洪から30km~60km程の距離。全然楽勝じゃ~んと、最初の目的地「曼飛龍(西双板納のシンボルと言われる仏塔)」を告げる。俺はこういったタイ風のカラフルコテコテの仏塔とかって興味なかったんだけど、同行者が是非見たいってことで言ってみる事に。ところが、この場所景洪からわずか60km程しか離れていないのに、行くのに2~3時間掛かるとか・・・ありえないだろ!って聞いてみると、どうやら道が不好らしく、本当にそれくらい掛かってしまうらしい。しかも、値段も400RBMとかってふざけている。だったら時間も無いし諦めるかってことで、目的地を東側のみに変更。若いタクシーのにーちゃんを捕まえて、値切り倒し、東側の観光スポット3箇所(計8時間)を300RMBでDoneDeal。最後は涙目になりそうだったけど、まあ彼にとってはBigDealでしょ。

そんなこんなで、ようやく出発。いや~、熱い・・・。車に乗っているだけでも汗がダラダラ垂れてくる。大事な持ち物を二つ忘れた事に気付く。虫刺され対策とハンカチだ。水掛け用のゴーグルは持って来たのに、うっかりしてた。こりゃもう真夏の気候だな。直ぐに半袖半ズボン、サンダル姿に変身。4月の半ばまで乾季のつづいた街はどことなく埃が舞い、汗ばんだ肌にくっつき不快にさせる。ただし、眼に映る景色は色鮮やかで生命力に満ちている。下が透けそうな薄く鮮やかな発色の民族衣装を着たタイ族の小姑娘は街中に満ちているし、その辺に生えている木にはマンゴー、バナナ、パイナップル、パパイヤ、それにどでかいドリアンなんかもぶら下がっている。いや~素晴らしい!街を潤おすのは瀾滄江という大きな川だ。この川は遠くチベットにその源を発し、この景洪を通り過ぎ、ミャンマー、ラオスへと流れその名前を「メコン川」へと変えるのだ。そう、このアジアでも最大級の母なるメコンもこの中国に源流をもつのである。ちなみに、アジアの三大河川は、揚子江、黄河、メコン川だから、その全ての源流は中国にあると言える。改めてそのデカサには驚かされますね。

さて、1時間程車を走らせ目的地であるカンランパ(橄欖[土覇])に到着。漢字が難しいのよね。このあたりは、西双板納の中でも最も西双板納らしい風景が残っているとのこと。西双板納らしいってのはつまりは、このあたりの最大民族であるタイ族(+他の少数民族も)が昔ながらの生活様式を営みながら、この地方の気候と瀾滄江と共生しながらくらしてる様子みたいね。たしかに我々が訪れたタイ(イに泰)家園には、昔ながらの高床式のタイ族の家が立ち並び、自家製の果物や民族小道具を売ってたりしました。民族園みたいな名前だったので観光地のようになっているかと思ったら、まったく普通の民家が密集しているだけで、本当のタイ族村でした。適当に中をみてたんだけど、15時過ぎになってあまりにもお腹が空いたので、近くのタイ族の家に上がりこみお食事をご馳走になる事に。メニューはどれを見ても全然分からなかったけど、お勧めされた川魚の焼き物と、バナナの葉に包んで焼いた豚ミンチ、それとどうしても食いたかったパイナップル飯。写真を載せてる予定なんであまり詳しくは紹介しませんが、どれもこれも思った以上に美味でしたね。食事後、お願いして一家の家を見せてもらう事に。高床式は中に入ると、やたらと広いダイニングと寝室に分かれている。ダイニングにはテレビ(それもSONY製!)が据えてあり、電気もばっちり引かれているみたい。火は炭とガスの併用みたいです。親切なおばーちゃんがこのあたり特産のお茶を淹れてくれました。なんだかお米の味がすると思ったら、これぞタイ族独特の「糯米香茶」というお茶でした。不思議なお茶の香りでしたが、慣れたらなかなかいけるかも。

そんなこんなで、早くも夕方に。実は16時半からこのタイ家園では「毎日」水掛けが行われるという。まじ?偽ものでしょ?俺らは本物やりにきたんだからいいよ、と運転手の誘いを断ったものの、運転手の一言、「でもね、可愛い小姑娘が200人くらい出てきて水掛出来るよ」。いやあ、それは参加しない訳にはいかないなってことで、やる気満点で参加決定。水掛って半端なくびしょ濡れになるので、30RMB払い、着替えを借りる。汚いロッカーで民族衣装に着替えをしたら準備完了。噴水池を中心に盆踊りの様に円を描き、合図を待つ。確かにどこから集まってくるのか、少数民族の衣装をきたおねーちゃん達が異常な数集まってくる。これを見てるだけでも楽しいんだが、太鼓の合図とともにめちゃくちゃに水掛するのは、これは結構楽しい事判明。小さなバケツに池の水を汲んで掛け合うんだけど、情け容赦は一切無し。ちょっと可愛い小姑娘になると、可哀想なくらいの集中砲火をあびます。俺は、ちょっと離れて写真撮影。いつ水が飛んでくるか分からないので、かなり緊張しながらのカメラワーク。あまりの水飛沫で直ぐ向こう側がみえなくなるくらい水を掛け合います。いや~楽しい。水がちょっと汚いのが怖いけど・・・

そんなこんなで、カンランパのその他の観光地は適当に観光して景洪に戻ってくると既に20時近く。いや~、日差しのせいだかなんだか今日は疲れたわと、シャワーを浴びて気分一新、夜の景洪へ。今夜は祭初日とあって、川べりで花火があがったり、夜市がでたりとかなり賑やか。我々も飯を食いそびれてしまったので、その辺の屋台で済ますことに。衛生的にはかなりやばそうな感じもしましたが、ひもじさには耐えられず、揚げ餃子や米線を頬張りました。思ったよりも味は洗練されており、結構いけます。そして、なによりも旨いのがやっぱりフルーツ。マンゴーもパイナップルも最高に甘くジューシーです。特に畑からもぎたてのパイナップルの汁気の多さと鮮烈な甘味にはやられちゃいましたね。大きなものでも一つ5RMB程です。気に入った「玉」を指差すと、名人芸のような速さで皮を剥いてくれて、身を割り箸に刺してくれるので。これがほんとに旨い!

キム

昆明より

2006年04月13日 04時46分39秒 | Weblog

今日は驚いた。
この国にかれこれ1年半以上住んでいるけど、まだまだ日々新鮮な驚きを感じられるってことは、素晴らしいですね。今日は何にびっくりしたかって言うと、朝と夜同じ道をタクシーで通ったんだけど、朝は複線で双方通行可能だった道が、夕方家に帰ってみるといきなり一方通行になっていて、いつもの角が曲がれなかったんだよね・・・。お陰でタクシーの運転手と曲がれる曲がれないの大喧嘩。曲がれないなんて、有りえね~!!って怒鳴りつけたんだけど、指摘されて見てみると、たしかに見慣れぬ左折禁止の標識と共に黄色い禁止線がいつの間にか道路に描かれている。おまけに警官が道に立って、左折しようと試みる車を片っ端から直進させている・・・・。どっかその辺の道だったらなんでもいいんだが、これ俺の家の目の前の道なんだよね・・。これで我がマンションは一通道路に囲まれてしまい、異常に不便な場所になっちまった。参ったな。何の予告も無しにとんでもねー国だよ、ホント。有得ないよな、全く。今までもタクシーを拾いにくかったのに、これでこれまで以上に拾いにくくなる事は間違い無さそうだわ。参ったわ。

さて、突然一通事件には参りましたが、今日のUpdateは、な~んと昆明のホテルからでございます。昆明、分かります?以前にも日記に出てきましたよね?そうです、昨年の10月の連休にS先生と訪れた中国雲南省の街ですね。何してるかって?そりゃ、当然仕事訳がございませんね。こんな場所に日系企業はございませんからね。今回の目的地は、雲南省の中でも最南端の街シーサンパンナ(西双版納)を目指してきたのです。明日あさっては有給です。嬉しいね。雲南省の最南部に近いってことは、つまりは中国の最南端に近いってことで、わずか数十キロろ隔ててミャンマーやラオスの国境に近い場所となります。風情も写真で見るところ、中国っていうよりも東南アジアに近い感じですね。俺自身は東南アジアってあんまり興味を持っていないんだけど、今回はこの西双版納で行われる「発水節」に参加しちゃうべくやってきたのです。「発水節」ってのは、簡単にいうと、水掛祭って事。西双版納は具体的にはシーサンパンナタイ族自治州って言うんだけど、見れば分かるとおり少数民族のタイ族が多く暮らすエリアなのです。毎年4月15日頃がタイ族の正月にあたり、人々は互いに水を掛け合って祝福するのです。結構大きなお祭らしく、中国全土、海外からも多くの観光客が集まり、タイ族のみならず観光客も巻き込んで、びしょ濡れになりながら水を掛け合うらしい!しかも可愛い女の子程沢山水を掛けられちゃうんだってさ。いや~楽しみです。カメラの防水と、気温だけが心配でしたが、こっちはすでに冷房が必要なくらい熱そうな感じ。防水は・・・なんとか気合で凌ぐしかないでしょうかね?そんなこんなで、今日の晩は昆明に一泊し、明日の午前中に西双版納に移動する予定です。

今夜泊まっているホテルは「昆明金泉大酒店」ってところ。なんか見覚えあるな~って思ってたら、前回S先生と来た時に帰りがけに寄った例のサウナ併設のホテルでした・・・いやあ、偶然って恐ろしいですね。

明日からはホテルにInternet環境があれば写真付きDailyReportするべく頑張りたいですね。

キム

映画漬けの週末

2006年04月10日 03時33分04秒 | Weblog
今週末の上海はひどい天気でした。
雨に雷と、とても外に出たくないような天気でしたので、殆ど外に出ずに家でゆっくり。まあ、たまにはこんな週末もいいかもしれない。お陰で溜まりに溜まっていたDVDも大分見ることが出来ました。たぶん10本は見たなって・・・見すぎ?新しい映画と古い映画どっちもいろいろ観たんだけど、今更ながら驚いたのが「True Romance」。何が凄いって、そのキャスト。ちょっと名前を挙げてみると、Christian Slater、Patricia Arquette、Dennis Hopper、Val Kilmer、Gary Oldman、Brad Pitt、Christopher Walken、Christopher Penn、Samuel L.Jackson・・・・凄いでしょ?更に、監督はTony Scottで脚本はかのQuentin Tarantino。おまけに字幕は戸田奈津子ってことで、近年オールキャストとか言って騒がれた「Oceans11」なんかより、俺的にはよっぽどフルキャストな感じ。1993年の作品でTarantinoの2作目の脚本だ。いや~、この頃の彼は切れてたね。94年の傑作「Pulp Fiction」に繋がる作品ですね。内容的には「Pulp Fiction」に比べるべくも無いですが、Dennis HopperとChristopher Walkenとのやり取りなんかにTarantinoっぽさがあって好きです。Brad Pittは腑抜けジャンキーっぽくて、全く活躍しないけど、結構ハマリ役。今でこそ大スターになっちゃったBradPittだけど、「カリフォルニア」とか「12モンキーズの」キチガイ役こそ彼の真骨頂な気がするんだけど、どうでしょうか?それに、SamuelJacksonの出番の少なさと言ったら、悲しいくらい。この頃はこんな端役での出演だったんですね~。なんだか感慨深い。イカれ役と言えば、Gary Oldmanもまた素晴らしい。この映画のGaryも相当いっちゃってますが、「レオン」のGaryに至っては本当に薬中なんじゃないか?と思っちゃうよね、この人。いろんな人が出演しておりますが、俺が結構好きなのがChristopher Pennって俳優。ギャング系・マフィア系映画を見ているとよく出演している人で、「Mobsters」、「Reservoir Dogs」やThe Godfather系にも出てた気がするな~。Pennってのを見れば分かるかも知れないけど、あのSean Pennの弟です。全く似てないけどね。彼、演技巧いわけではないんだけど、なんだかいい味だすんだよな~。

映画を観ると、その映画だけじゃなくて、映画にまつわる過去も思い出す事が多いけど、このTrueRomanceの頃って言えば、年代で言うと1993年で、ちょうどおいらが学生の頃だ。飲み代や冬のスキー代金を稼ぐ為にバイトに明け暮れてた頃です。それも深夜のレンタルビデオ屋バイト。18時くらいから2時頃までで、週に3日くらい働いてました。結構忙しいお店でしたが、いい金になったな~。それにも増して、ビデオやCDは借り放題だったので、この頃は暇に任せてひたすら映画を見てた記憶があります。最初は俳優ベースで観る映画を決めるんだけど、その内に監督ベースになるのが不思議。その内見るものが減ってきて、ジャンル毎に端から観て行ったのが懐かしいです。

最近は中国の歴史物の映画を好んで観てます。「ラストエンペラー」とか「太陽の帝国」とかね。もちろん昔にも観た事があるんだけど、こうして中国に住み、いろんな所を旅した後で観て見ると、昔観た時には全然気付かなかった事があったり、全然違う感想を持ったりとなかなか感慨深いもんですね。

※ 買ってきた「SAWⅡ」が観れずに(DVDの英語字幕がおかしくて)非常に残念っ!いやあ~楽しみにしてたのになぁー。ちなみに、「SAW」は「CUBE」以来の衝撃映画でしたね。Ⅱでもその凄さが衰えてないといいんですが。


路上パフォーマンス

2006年04月06日 01時24分48秒 | Weblog

天壇で見かけたパフォーマンスの一幕です。
お分かりになりますか?白いカーデガンの中国人男性が大きな筆を持ち、これに「水」を付けて地面に書を描いているいるのです。オリエンタルエキゾチック好きの外人達はこういうパフォーマンスには徹底して弱いので、周りを取り囲み、写真撮りまくりで大喜びです。日本人、韓国人、台湾人あたりの集団は完全に無視して通り過ぎて言ってましたね。面白い。たいして上手な字ではなかったですが、元手ゼロで始められる商売としては非常に素晴らしいビジネスですね。ただし、凍てつく冬と雨の日は商売あがったりでしょう。


雨どい

2006年04月05日 04時10分11秒 | Weblog

園丘の雨どいです。
これ、明清の古い建物にはよく見られます。紫禁城にも、瀋陽の故宮にもありました。宮中の壁にそって、数限りない龍が並んでいるのです。宮殿に降った雨はこういった雨どいを伝って、下のフロアへと流れていきます。(龍の口に穴が開いているのが見えますよね?)大雨の時には龍が一斉に水を吐くように見えるので、非常に壮観らしいです。風情ありますね~