氣まぐれ剣士の言いたい放題
681 片岡鶴太郎
鶴太郎さんは画家として、素敵な絵をたくさん描かれています。その鶴太郎さんが絵に目覚めたのは、40歳になるころだったそうです。それまでは、絵というものにまったく無縁で、美術館に行くなどということは、まったくなかったそうです。
そして、絵に目覚めたころに、画家の村上豊先生に出会われたそうなのですが、村上先生がこんなことを仰ったそうです。
「絵は上手く描くことはないんです。
ヘタでいい、感じたことを素直に描けばいいんです」
当時、絵の才能に自信がなかった鶴太郎さんには、この言葉が、とても励みになったそうです。
ちなみに鶴太郎さんは、元々は右利きで、ペンも箸も右手を使ってきたそうですが、
絵や書を描くときには、左手に筆を持つそうです。(背景を塗るときは、右手も使うこともあるそうですが)
右手で描こうとすると、上手に描こうとして、筆が器用に走りすぎてしまうそうなのです。ところが左手だと、見たものをあるがままに、じっくり描くことができ、魂を込められるとのこと。
誠実に魂を込めて描かれているからこそ、鶴太郎さんの絵や書からは、“なんともいえないあたたかさ”が伝わってくるのですね。
技巧に走るのではなく、あるがままに描く。
上手に描くよりも、じっくり描く。
器用に描くよりも、魂を込める。
この誠実な姿勢から、とても大切なことを教えられた氣がします。
なるほどね。普通はうまく描こうとしますね。ましてや左手なんかで描こうとは決して思いません。小生、剣道では、“いかに格好良く勝つか“ということだけをいつも考えています。剣道も左で構えたら、魂の入った面が打てるのでしょうか?
いかがでした。
次回もお楽しみに。 以上
681 片岡鶴太郎
鶴太郎さんは画家として、素敵な絵をたくさん描かれています。その鶴太郎さんが絵に目覚めたのは、40歳になるころだったそうです。それまでは、絵というものにまったく無縁で、美術館に行くなどということは、まったくなかったそうです。
そして、絵に目覚めたころに、画家の村上豊先生に出会われたそうなのですが、村上先生がこんなことを仰ったそうです。
「絵は上手く描くことはないんです。
ヘタでいい、感じたことを素直に描けばいいんです」
当時、絵の才能に自信がなかった鶴太郎さんには、この言葉が、とても励みになったそうです。
ちなみに鶴太郎さんは、元々は右利きで、ペンも箸も右手を使ってきたそうですが、
絵や書を描くときには、左手に筆を持つそうです。(背景を塗るときは、右手も使うこともあるそうですが)
右手で描こうとすると、上手に描こうとして、筆が器用に走りすぎてしまうそうなのです。ところが左手だと、見たものをあるがままに、じっくり描くことができ、魂を込められるとのこと。
誠実に魂を込めて描かれているからこそ、鶴太郎さんの絵や書からは、“なんともいえないあたたかさ”が伝わってくるのですね。
技巧に走るのではなく、あるがままに描く。
上手に描くよりも、じっくり描く。
器用に描くよりも、魂を込める。
この誠実な姿勢から、とても大切なことを教えられた氣がします。
なるほどね。普通はうまく描こうとしますね。ましてや左手なんかで描こうとは決して思いません。小生、剣道では、“いかに格好良く勝つか“ということだけをいつも考えています。剣道も左で構えたら、魂の入った面が打てるのでしょうか?
いかがでした。
次回もお楽しみに。 以上