氣まぐれ剣士の言いたい放題

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762 裸でも生きる

2010-02-08 16:47:19 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

762 裸でも生きる

山口 絵理子著『裸でも生きる』という自伝エッセイからです。
そのすさまじく根性ある生き方に、驚きです。
この本の「内容紹介」から引用です。

一歩踏み出す勇気がここにある! イジメ、非行……居場所がなかった青春。
強くなりたいと入部したのは「男子柔道部」。そして偏差値40から3ヵ月で一流大学合格。

大学を卒業し、本当の現場を見たいと渡ったアジア最貧国バングラデシュ。
腐敗にまみれた国で見つけた眠る素材、出会う人々。

やがてバッグ造りで起業を決意。数々の失敗、挫折、裏切りに遭いながらも
歩みを続け、途上国発ブランド マザーハウスを軌道に乗せて各マスコミで最注目の女性の、明日へ向かう力に溢れたノンフィクション!

「途上国発のブランドを創る」。こんな突拍子もないアイデアを実現させるべく奮闘中の女性社長・山口絵理子さんの自伝エッセイです。
まだ20代半ばですが、ここまでの彼女の歩みは、まさにジェットコースターのように波瀾万丈。涙と笑いがぎっしり詰まっています。

何度号泣するような絶望的な事態になっても、つねに前を向く生き方は、いまや多くの学生や若い社会人に感動を与えています。

▼「マザーハウス」という会社名は、
山口さんが尊敬しているマザー・テレサにあやかって付けたそうです。
『裸でも生きる』という本のタイトルも、彼女がつけたのだそうですが、
それは、
 「他人にどう言われようが、他人にどう評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。」という彼女の生きる姿勢を示すものです。

▼山口さんは「あとがき」でこう語っています
バングラディッシュで見てきた現実の中で自分の人生に最も影響を与えたものは、明日に向かって必死に生きる人たちの姿だった。
食べ物が十分でない、きれいな服ももない、約束された将来もない。
そして生活はいつも阻害され、きれいな水を飲むにも何キロも歩かなければならない。そんな人たちが毎日必死に生きていた。

そんな姿を見ていたら、バングラディッシュの人が自分に問いかけているような気がした。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
他人にどう言われようが、他人にどう評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。

それがバングラディッシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えだった。

▼たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。
たとえ無一文になってでも・・・
たとえ人から何と言われても・・・
自分が信じた道を歩く。
しかも、みんなのために、


こんな女性が日本にもいたのですね。驚きを通り越えています。
続編では、なんとネパールでの奮闘が書かれています。
日本にいて何だかんだと言っている自分が情けなくなりますね。

みなさん、表題を見て、いやらしいことを考えた人はいませんか?小生も最初は、そう思いました。