氣まぐれ剣士の言いたい放題

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765 運氣をつかむ

2010-02-17 09:31:10 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

765 運氣をつかむ

本日は、プロ野球の超大物ルーキー、菊池雄星選手を育てた花巻東高等学校硬式野球部監督、佐々木洋さんのお話です。

私はずっと「おまえは運がいい、運がいい」と言われ続けているんですね。
「菊池を獲得できて運がいい」とか「棚ボタで選抜に出て準優勝した」とか言われてですね、前は「俺だって努力しているんだ」とムッとしていました。

でも最近、運というのは、運をつかむために自らをコントロールしている人のもとにしか来ないんだなと分かって、素直に喜べるようになりました。

では自分の何をコントロールしているかというと、1つは先ほどの言葉です。

2つ目は一緒にいる人。親は選べませんが、友人は選べますよね。あるいは私が国分先生に会いたいといって、自分の意思で誰にでも会いに行って刺激を受けることができるわけです。

3つ目が表情、態度、姿勢、身だしなみ。2つ目にも通じますが、チャラチャラした格好をしている子はやはりそういう友達と一緒にいます。

また野球でも逆転されてシュンとしたり、点を入れて大騒ぎしているチームにはあまり脅威を感じないんですね。

逆に負けている時に笑顔でファイティングポーズとかが出るチームって怖いなと思う。

特に監督が不安になったりすると一瞬でチーム全体に伝染しますから、表情、態度のコントロールは常に心掛けています。

そして最後はやっぱり感謝と謙虚さですね。とにかく敵をつくらず、味方をつくることが運を呼び込んでくると思います。

例えば、うちのチームは宿泊したホテルから帰る時はすごくきれいに掃除させるんです。
甲子園の時もホテルの方が
「花巻東の使った後はベッドメイクが要らないくらいきれいにしてくれた」

と喜ばれまして、ホテルの人たちが球場までわざわざ応援に来てくれたりしたんです。

彼(菊池雄星選手)は例えばゴミが落ちているのを見ると「神様が自分を試している」と思うと話していました。そうやって、いつも神様が自分を見ていると思っているんです。

それから私が前にうちの選手たちに
「成功している会社の社長さんの家を探っていったら一つだけ共通項があって、どの家もトイレの蓋が閉まっていたらしい」
と話したら、どこに行っても蓋を閉めて回っています(笑)。

もしも、態度が横柄だったり、悪口ばっかり言っているチームは人がどんどん遠ざかっていきます。

謙虚にしていると味方が増え、その人たちに感謝の気持ちを伝えると、さらに応援してくれるようになる。

何をやってもツイている人と、何をやっても空回りする人の差はこの4つではないかと思っています。


なるほどそうですね、お前は運がいいといわれると、そうかもしれないが、努力もしていると、反発したくもなりますよね。
でも、自分をコントロールできる人にしか運はめぐってこないということが本当に腑に落ちれば、運がいいといわれても素直に喜べるかも知れませんね。

小生は、絶対運がいいと思いますね。ちょっといい話を読んでくれる皆様がいっぱいいますから。