氣まぐれ剣士の言いたい放題

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692 お母さんと娘の会話

2008-11-26 08:18:14 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

 692 お母さんと娘の会話

お母さんの心の豊かさを表わすようなお話です。
小学1年生の〇〇ちゃんは、お母さんに聞きました。
「お母さん、ちいさいころ、何になりたかった?」

するとお母さんは答えました。「いろいろなものになりたかったのよ。
おつかいでクリーニング屋さんに行くと、クリーニング屋さんになりたいと思ったの。
学校で勉強が楽しいと、先生になりたいと思ったの。
遠足で素敵なバスガイドさんを見れば、バスガイドさんになりたいと思ったの。
家族でレストランへ行けばウエイトレスさんになりたいと思ったよ」

「ふーん。じゃあ、お母さんの夢はかなわなかったんだね」
子どもからそう言われると、普通のお母さんならちょっと腹を立てて、言うかもしれません。
「そうよ、お母さんはあなたたちを育てるために、夢をみんな犠牲にしたのよ」
でも、そう言われて、心から喜べる子どもはまずいないでしょう。

 〇〇ちゃんのお母さんは違いました。
「じゃあ、お母さんの夢はかなわなかったんだね」
その言葉を聞くと、お母さんは首を横にふりました。

「ううん、ぜんぶ、かなったよ」
「えっ!どうして?」
〇〇ちゃんは、びっくりしました。

▼「だって、
お父さんのYシャツにアイロンを当てるときには、クリーニング屋さんになった氣がするし、〇〇ちゃんに勉強を教えているときは、学校の先生になった氣がするし、お父さんの車に乗れば、お母さんはバスガイド。それに、みんなに食事をだすときは、ウエイトレスさんになった氣分よ」
お母さんはニコニコしながら言いました。


なかなか素晴らしいお母さんですね。でも、普通はこんなに氣がきいた言葉を返せないですね。この子供はこんなお母さんを素敵だと思うでしょうね。

いかがでした。
次回もお楽しみに。                           以上