氣まぐれ剣士の言いたい放題

氣まぐれ剣士が剣道その他を思うままに書いています。
一度のぞいてください。

320 姿勢

2006-03-26 06:48:43 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題

320 姿勢

 心と身体は別物ですが、心と身体は分けることが出来ません。自分の「姿勢」は、自分の心の現われだそうです。

心と身体は別物ですが、常に密接に結び付いています。身体が偶然、不調になることはありませんし、たまたま病気になることもありません。全ての原因は心や魂と言った「目に見えない世界」にあるそうです。

だからといって身体が、「目に見えない世界」の言いなりかと言えば、そんなことはありません。実際、身体を使って、「目に見えない世界」にアプローチすることは難しいことではないそうです。

自分の『姿勢』には、自分の生き方そのものが現れます。身体の発するメッセージを最も効果的に伝える手段が、『姿勢』だと言えます。
自分が悲しくて、やる気の出ない時、身体は小さく丸くなって、エネルギーがそれ以上もれないように、守りの『姿勢』をとりますね。

自分が明るく元気な時は、自然に背筋が伸び胸を張ることによって、自分の身体からはエネルギーが溢れ出ることになるのです。元気があれば、自然に良い『姿勢』になりますが、逆もまた真なりですね。

良い『姿勢』が、自分に運気を引き寄せ、元気を運んでくれます。『姿勢』とは、「勢いのある姿」と書きます。ハツラツとした『姿勢』を保つことにより、自分のエネルギーに勢いが付くそうです。

『姿勢』は、「至誠」と書けます。何事にも一生懸命、逃げずに前向きに誠意を尽くして、やり遂げる『姿勢』に、人は「至誠」を感じます。

 そういえば剣道ではどのスポーツよりも姿勢を大切にします。姿勢や構えが美しいのは、外観だけではなく、その人の内面から醸しだされる氣やエネルギーが体から発散されているからでしょうね。

 確かに本当に強い人は構えの中に力強さよりも美しさがあります。そんな構えに憧れているのですが、いつまでたっても絵に書いた餅?仏作って魂入れず?
 構えだけ作ってもダメよと女房殿には言われておりますが、せめて構えだけでもとかすかな期待を込めている氣まぐれ剣士でした。

次回もお楽しみに                           以上