桔梗ちゃんの日記。

妖怪、忍者、神社にフジヤマ。日本がやっぱり一番好き。

(2)奥多摩トワイライトハイク

2014-11-25 11:07:38 | 旅行
暗闇のなか、33人で怪談もありました。

「背後から金属音がして…」で、錫杖が頭に浮かび、ヒー
「踏んだら『ぐぇ』と声がして…」で、 あの石畳の参道を思い出し、ウゲー
「 紙垂のひとつが白い手で…」で、生々しい映像が浮かび思わず、アー

で。
槐木の巨木がある曲がり角でトイレ休憩に。

学生時代、トイレに行きたくて大型バスを急遽止めてもらったことが
恥トラウマになっており(笑)、いちいちと用を足しているわけです。
暗いのは平気なので電気もつけず一番ノリに入っていったその公衆トイレで、
なんと「出た」。

もうそろそろ行きましょう、ということで女性がトイレの電気を消しに行った。
電気を消せば微灯があるとはいえ結構暗い(←暗いまま入ったから、私)。
いきなり消灯するのも宜しくないので(笑)、女性は「誰かいますか?」と声をかけた。

「もういない!」

と、トイレ内から即答する声が。
女性は電気をパチっ。真っ暗。

エッ?
加門さんと目があい、固まりました。
あの凍りついた瞬間は忘れることはないでしょう。笑
女性の声がしたのに電気を消しちゃったってのもまずいけど、
中から「もういない」という返事は状況的に変。

で。

「います」

という声がして、電気がつき、そしてすぐに消された。
なんだいたんじゃん、電気消しちゃった駄目じゃんアハハハ~
なんて言ってたんですけど。

なんと個室には誰もいなくて。
トイレで電気を消した女性はその「声」を聞いておらず。
ある男性はトイレ内ではなかった、って言うし。
私たちは完全にトイレの中から聞こえてきました。

出たーっ! げー!なんてコテコテ!



一行はまた暗闇のなかをハイキング、
女性が壁に張り付いてましたよ、という説明(!)を聞いてトンネルの入り口に到着。

トンネル、怖いわ!
入り口も少し斜めになっているのかな?しかも中の染みがぐるぐる渦を巻いていて、
目が回りそう。
しかし私は夜のトンネルなんぞ今まで入ったことがないので、これも経験(!?)だ。
「怖いわ、怖いわ」と言いながらも戦陣を切る中野さんに続いて
2番手としてトンネル内へ。

でも渦巻き模様が無くなったらなんとなく普通っぽくなり。
なんだ、大丈夫そうじゃーんなんて余裕かましそうになったんですけど…

「ここから先は濡れているので引き返しましょう」と中野さんが止まったので、
頭上を見上げたらひー!

「三姉妹」だ。天井にある染みが、びよ~んと3人のびているように見えるのです。
背中に嫌~な冷たいものが走りました。

うっへ、やっぱ、ここ怖いわ!

トンネルをでて、脱いでいた帽子をかぶろうとしても気持ちが悪くてかぶれず。
頭から髪の毛、肩をずっと狂ったように払ってました。
オマケの工場につくと空気が代わり、帽子もかぶれるようになり。
そして奥多摩駅で解散とあいなったんですけど…

仲良く皆さんと一緒に電車に乗っていたときのこと。
加門さんが携帯を片手にいらっしゃって。
携帯の持ち主の女性は、みんながトンネルから帰ってきた後、
振り返って入り口の写真を2枚撮ったのだそう。
なんとその1枚に「写って」いるという。

画面を見ると、トンネルの入り口の暗闇に、
つのだじろう氏の『恐怖新聞』みたいなデカい顔と、
そのまわりにもわけのわからんものが複数見事に写ってました。

今まで生きてきて、あんなにばっちり写ってんの、初めてみた!!!!
私が必死になってパタパタ祓いたかった理由はそれか!

しかもその携帯の持ち主は、トイレの花子さんの時に
電気を消した同じ女性だったという凄いオチ!
でもさ~、よくできてるなぁ、って思うのは、
あの写真、みんながいるときに見つけてよかったですね。
あれ、家帰って一人で気がついたら嫌ですよぉ~ 

それから帰り際、「塩を降ってね」と声をかけられたこと。
私、すっかり忘れてたから。ほんとにうまくできてます。

皆さまとお別れし、一人、公園を歩き… 
お清めした後の紙ゴミを家に置いておくの嫌だったので、
公園で塩をまき、コンビニで捨てることにしました。

リュックを肩から降ろして前にスイングしたとき、「シュュュウ !」
人のような獣のようなわけのわかんない声が耳元でしまして。
一瞬ポカン。立ち止まって周りを見渡しましたが誰もおらず。

ああ、もうダミだこりゃ!
頭から全身に塩をふりふり。
怪異って、本当に身近にあるのね。 ホントに起こるんですよっ。

www

楽しかった!
主催者の皆さま、参加者の皆さま、どうもありがとうございました。(^^)/

(1)奥多摩トワイライトハイク

2014-11-25 10:45:03 | 旅行
「加門七海+中野純と歩く奥多摩むかし道トワイライトハイク」に参加してきました。

実は私、様々な方の体験ものの怪談を読むたび、
私の日常とあまりにもかけ離れているので
「本当に同じ日本に住んでるの!?」と常々思っておりました。

ところがこの逢魔が時ハイキングで全てがひっくり返りまして。
怪異は身近で起きる事を実感させられました。

参加者総勢30名という大所帯だからオバケだって逃げてくだろう、と
高を括っていた私が甘ちゃんだっつの。

トワイライトハイク、ヤバすぎる!w

バスに乗り、集合場所の奥多摩湖へ。
ふと顔をあげるとカラフルでキュートなリュックが視界内に。
座る私の横に立つ、怪獣ソフビリュックの持ち主はなんと『幽』のHさん。
この日のスペシャルゲストさんでした。



初めて訪れる奥多摩湖は
実はとても怖いところなのだそう。ある場所の小字は生首とか、
ジギタリスは毒の花、などいろいろ教えて頂く。

生首エリア

ジギタリス


最初のハイキングは、ありとあらゆるところにトゲトゲの植物があり、
怪の怖さはなくても痛い怖さがありました。
さすが生首エリア、とか思っちゃった。フレンドリーさに欠ける。
あそこだけいっぱいあるの。なんでだろ。

こんな風にしててくてく。




こちらは磐座がとても大きくて素敵だった白鬚神社。
暗闇で眺めていると、なんだか水墨で描かれた中国画を見ているような気分に。
丸く髪をまとめた爺っさまが背の高い松の木のとなりに立っていらっしゃいました。笑



浅草神社の扇塚

2014-11-22 18:03:51 | 日記
「舞」「練習用」「扇子」で検索したら、「買うなら浅草ですよ!」という検索結果が。
なので本日近くで用事があったので浅草へ。

だけどぶらりと軽~く観光気分を味わってみようと思った私が甘ちゃんでした。

浅草、恐るべし。大、大、大混雑!

週末の浅草ってあんなに混むんだ!
蟻のような人だかり(汗)

酉の市、という理由もあるとは思うけど…

扇子選択にかけた時間はマジで1分程度。逃げるように帰りましたよ、もぅ。

とはいえどんなに混んでいようとも、浅草寺と浅草神社はやはりお参りしたいもの。
加えてネット検索とはいえ浅草で舞用の扇子を買ったのもご縁ですもの、
神社でちゃんとお礼がしたい。

面白いですねぇ、これまで何度も参拝しているのに、
手水舎で今まで全く(全然!)気がつかったものが目に飛び込んできました。



扇塚。スゴイねー!
新しい扇を頂きました、とお礼を申し上げようとしたら供養塚登場かいな。



塚の左側にある四角い石は「古扇納め箱」で、使い古された扇をここに納めると
毎年4月8日にご祈祷の上供養してくださる、と書いてあった。

へ~~~~。
そうだなぁ、いずれ私の扇も古くなるわけで。
その日がきたらこの石の中に入れて供養しなさい、というわけか。^ ^
塚にも手を合わせて帰宅しました。

牛天神さんと菊

2014-11-17 09:40:22 | 日記
北野神社にて菊の花が展示されています。
昨日はその祭祀が行われるというので、足を運んできました。



ここ牛天神さんのご祭神は菅原道真公です。
鳥居をくぐりこの参道に立つやいなや、菊の香りで全身が包まれました。



こちら頼朝公が腰掛けたという、牛石。
「左が顔だ」と説明書きにはありましたがどう頑張ってもわからず。
ならば写真で検証してみようと撮ってみたら…眠ったような牛さんがそこにいました。笑




境内には早めに着いてしまったので、生姜湯と梅の形をしたお菓子を頂きながらのんびり。
祭祀は1時間ぐらいかな。
正式参拝者ではないので、私はガラス戸の外から立って見学という形でしたが、
私のすぐ隣には満開のピンクの菊の花が一本大きく立っており、
中で胡床に座るより、外で花の側にいるほうが私にとっては「優先席」のような気がしました。

雅楽は習った曲ばかりでした。

『五常楽急』で宮司さん、神職さんがいらして、
『皇麞急』で御扉を開き、
『越天楽』で玉串奉納、
『鶏徳』で宮司さんのお話、
『長慶子』で祭祀終了。

龍笛の音色と共に唱歌が脳内で聞こえてきました。
練習しようと気持ち新たに。
巫女舞は鈴の舞。綺麗だったな。こちらも練習しようと心新たに。

牛天神さんの宮司さんは女性で、所作が素晴らしい!!!!
美しい足運びにホレボレ。

御扉を開く際、宮司さんが立ったときに一瞬菊の香りが鼻をつき、
御扉の前に正座されたときに、ぴゃーっと太陽が差したの。

いいご祭祀でございました。(^^)

今回初めて知ったのですが、菊って一本造りなんですね!!!!
今まで展示されている菊を後ろから見たのは初めて。

いやー、凄いわ。どのようにして大きく育てるのでしょうね!


神楽鈴を買いました

2014-11-08 19:57:01 | 日記
ハロウィンの夕方(ねらっていたわけではなく。笑)、神楽鈴を買いました。
「装束店」というのだから普通に店舗を想像していたのですが、
行った先は住宅街にある日本家屋でした。

ガラガラと引き戸を引きながら「ごめんくださ~い」

もしかして間違えたのでは、と湧き上がる不安感を打ち消してくれたのは、
ありとあらゆるところに掲げられた「・・・店はココ」看板。
この数から想像すると、わからなくて困った人は今まで結構いたに違いない。笑

三種の神器を表す神楽鈴は、もともとは刀の形をしていたそう。



GHQが「それは武器だ」と言ってきたので形が変わったらしい。
東、西、とまた種類があるようなので、
違うお鈴を買わないように、と自分にいい聞かせながらお店へ。
実際足を運んでみると、ここでは選択肢は二つしかなく胸をなで下ろしました。

刀ではない方を買えばよい。ほっ。
これは「七五三鈴」といいます。下から七つ、五つ、三つと鈴があるの。



五色の布も6尺のものを購入。
畳一畳分の長さなのだそうです。

へ~~~~。

扇は予約をしました。半年ほどかかるのだそう。
手作業なので量産できないし、また急ぐと檜がヤニだらけなってしまうんですって。

へーーーー

へぇへぇボタンを数回押して帰ってきました。

そうそう。
今朝、起きているんだか寝ているんだか、ぽや~っとした感覚で布団の中でまどろんでいたら
この金色に輝く鈴が現れ、中に龍がいました。

「鈴は勾玉、勾玉は龍」

え、龍だったの? 笑 
いい夢だ。

しゃんしゃんと綺麗な音がします。
今、お鈴を抱えながら稽古に通っています!


写真は全部ネットからの拾いもの。