引退したんだって
携帯電話に押されて 店屋の電話は廃業 いや引退の身になり
まさしくご老体となり 店を暖かく見守っている。
とある中華料理屋さんだが、小さな一口餃子が美味しく30年近く
気が付いたら 行っている。
34才になる娘がちょこちょこ歩き回っている姿が この店にくると甦ってくる
当時外食産業なるものが少なかった時代で 何処かで食べたくなったら
ここしか思いつかず ドライブをしたら 必ず寄っていたお店だ
一口餃子はもちろん 八宝菜 酢豚 コーンスープ と
どれもシンプルな味で いまだに 木古里は好きだ
店も昔から何処も変わることなく 落ち着く
小さな子供をおぶって接客していた 若奥さんも 今じゃいいお年になられ
いつの間にか店に出ていなかったおばあちゃんは どうなったのやら・・・
先代がなくなっても ちゃんと味は昔のまま
そんな安心感が とても嬉しい!!
このお店だけじゃなく 昔からある 食堂も本当にいい!!
同じ場所にあり 同じ味で 中華そば 月見うどん 親子丼
以外に繁盛して お昼は人が入っている
外食産業の普及と共に こんなお店は隅っこに追いやられていたけれど
新しく凝った味より 原点に戻った シンプルなやさしいお味の方に
いつのまにか 人は戻っていくのかもしれない!!(木古里だけ????)
木古里はファミレスに行っても かかっているソースやドレッシングを
かけずに 持ってきてくれるようにと ホ-ルスタッフにいつもお願いしている
木古里にとっては 野菜もお肉も魚も 下ごしらえの味で充分なのだ
新しい時代の中だが この味をいつまでも伝えて行って欲しい
継承する人がいなくなれば 食べたくっても食べれない一口餃子
又 食べる側の私も せっせと 又通う事にしよう
木古里にとっては 大事な思い出の店であり 味なのだから