沖縄に旅行に行くのなら、いつの季節が良いのか。
これはよく聞かれること。
旧暦の2月頃の季節のことを沖縄では「うりずん」という。
最後の寒さが通り過ぎて、暖かな日が始まる。
暑くもなく、寒くもなく、一年で最も過ごしやすい時期といわれている。
旧暦の3月、「うりずん」の後にやってくるより暖かい時期の
ことを「若夏」という。その頃になるとビーチでは水着で海水浴を
楽しんだり、日光浴を楽しむ人たちが増えてくる。
比較的天候が安定してくるので、観光にくるのならこの時期もいい。
5月に入ると大陸高気圧を押すように太平洋高気圧が張り出してくる。
大陸高気圧と太平洋高気圧のあいだには梅雨前線がある。
宮古島の梅雨入りは平年だと5月9日過ぎから、
沖縄の梅雨は本土の梅雨と違って、
一日中雨が降り続けるは少ない。
スコールのような雨が通り過ぎれば青空が顔を出す。
海も比較的安定しているので
「沖縄に来るのなら梅雨時期がいい。」と言っていた。
2022年、2023年、記録的な降雨量で、毎日、毎日が雨だった。
「梅雨時期がいい。」という言葉を信じて旅行に来られた方には
大変申し訳ないことを言ってしまった。
今年はそろそろ梅雨に入ると思われる。
降雨量も天候も気候も平年並みであれば、梅雨時期が旅行には
良いシーズンだと思う。