平良は宮古島の中心地で、少し前まで役所や警察署、市場や郵便局、
ホテルが立ち並ぶところだった。メインストリートは下里通り、
西里通りで、港からメイン通りまでに
「イーザト」と呼ばれる社交街(飲み屋)が乱立するところがある。
市内道路拡張整備で、多くのお店が整備計画により移転または
廃業となった。昭和の時代に宮古島の小学校が全国一の
マンモス校になったことがあった。
そして人口比例では、飲み屋の店舗数が全国一になったことがある。
飲み屋街の通りは車が1台ようやく通れるくらいの幅で、
土曜日の夜ともなれば、行き交う人と車がつらなっていた。
宮古島では「イーザト」と呼ばれている。
方言で西のことをイズという。
西里であるからイズザト…「イーザト」である。
宮古島一の飲み屋街であるが、この飲み屋街にも受け継がれてきた
暗黙のルールがあった。
その中にイーザト内に立ち入ってはいけない日というのがあった。
それは、成人式と南方カツオ漁の人達が帰ってくる日。
昔は南方カツオ漁の人たちが南方の基地から休暇で宮古島に
戻ってくる日があった。
飛行機2機をチャーターして戻ってくる。
その日は南方漁の人達に久しぶりの古里でゆっくり過ごしてもらうために
飲み屋街は一般の人は行かない。
そしてもう一つが成人式の日。
やっと大人として認めらられた、堂々とお店に入って酒が飲める。
一般の人は新成人にお店を譲って、この日は飲み屋街に入らない。
ただし、学校の先生は特別で、元生徒たちと一緒に酒を飲むことが
慣例となっている。
実は、もう一つ過去にあった。
それは高校の卒業式の夜であったが、今はない。
コメント一覧
きじむな
ダイバー
最新の画像もっと見る
最近の「日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事