沖縄県はパイナップルの生産量が日本一。
県内でも沖縄本島北部と石垣島の限られた土地でのみ
栽培ができる。
その理由は、土壌と気候にあり、土壌は酸性の赤土で
非常に水はけの良い土地、気温は30度〜35度の高い夏の時期が、
糖度の高いパイナップルができる条件である。
宮古島ではパイナップルの出来ない土壌であったが、
一部土地改良に成功して栽培しているところもある。
パイナップルは沖縄本島より石垣島産の物が多いような
気がする。
栽培の歴史を見ると1866年石垣島沖で座礁した
オランダ船から、川平湾に漂着したパイナップル苗が
沖縄に伝来した最初とされている。
沖縄本島では1888年に小笠原から輸入されたものが
国頭郡に広がり1927年には現在の主力栽培品種である
スムースカイエン種が本部町伊豆味に導入されたとある。
子供の頃、台所にはミカンの缶詰と桃の缶詰、
それとパイナップルの缶詰が常にあった。
クリスマスやお祝いのとき、風邪をひいたときに食べた記憶がある。
まだ宮古島にダイビングショップが数軒しかなかったころ、
毎日、パイナップルがあった。
ショップのパンフレットには「ランチ ドリンク フルーツ付」と
申し合わせたようにどこのショップのパンフレットにも
書かれてあった。
このフルーツというのがパイナップルでランチの後に
冷やしたパイナップルを毎日切っていた頃があった。
あの頃は切り方にも工夫した思い出がある。
今でもたまにパイナップルが食べたくなるときがある。