1ドルあれば、平良の街で風呂入って映画を見てソバが食べれたさぁ。
オジィたちの定番の話し。
パラオやニューギニアの方まで南方漁に出ていたオジィたちは、
漁の期間を終えて、沖縄本島まで帰って来たときは、
「一晩に600ドル飲んだこともあったさぁ。」
と豪語する。
今の金銭感覚では5万5〜6千円ほど、別にそれほどの大金ではないが
オジィたちの時代は1ドル365円でサラリーマンの1ヶ月の
給料が3万円ほどの時代。
1年間の漁を終えたら2階建の家を新築できたそうだ。
オバァたちの多くは大阪や愛知県の紡績工場にはたらきに出た。
「当時はパスポートが必要だったさぁ。」と懐かしそうに
話しをする。
これも定番の話し。
通過も昔はB円からドルに変わって、1972年から現在の通過である円に
変わった。オジィやオバァたちの話は沖縄が本土に復帰する前の話し。
沖縄が日本に返還されたのは1972年(昭和47年)5月15日に
沖縄県(琉球諸島及び大東諸島)の施政権がアメリカ合衆国から日本へと
返還された。(沖縄本土復帰)
オジィやオバァの昔話として聞いているが、たった1日で通過は
ドルから円にかわり道路交通は車は右側通行から左側通行にかわった。
バスの運賃も給料も1日で通貨が変わってしまったわけだ。
大変なことだったと思う。今年で51年目。
ちなみに返還の日を巡ってアメリカ側は7月を主張し日本は4月を主張した。
どちらも強く主張したが最終的に両者の間をとって5月15日に
したといういきさつがある。

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きじむな

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