アニメの影響からか「鬼」が流行っている。
鬼は日本の妖怪で、民話や郷土信仰によく登場する。
頭にツノが生え、とうはつはクルクルの天然パーマ、口にはキバが生え、
トラのパンツを はいて、手には金棒を持つ大男。
全国各地に鬼伝説がある。 一説には漂流した異人が日本に住み着いて
鬼と呼ばれたという。 それなら宮古島にも鬼がいてもおかしくはない。
宮古島に伝わる鬼を探すと見つけた!
昔、七又に住む娘が、織り上げた反物を納めに平良に行ったが、
思いの外時間がかかって 夜になってしまった。
そこで一晩泊めてもらおうと明かりのついた家に入ると、
鍋で何かを煮ていた。ふと覗き込むと、なんとそれは人間だった。
「ヤバイ、ここは鬼の家だ。」と逃げようととした矢先に戻って来た
鬼に捕まってしまった。 このままでは殺されると思った娘は
「便所に行きたい」と申し出る。 鬼は娘が逃げないように腰に縄を結んだが、
娘はヤブの中で縄外し、夢中で走って 御嶽に逃げ込んだ。
鬼は追いかけて来て、御嶽の神様に娘を返せと騒ぎたてる。
そこで神様は、「杵を投げて勝った方が首をもらうことにしよう。」
と鬼に勝負を 申し出て、お互いに杵を投げ合った。
結果は鬼の杵は地面に浅く突き刺さり、 神様の杵は地面に深く突き刺さり、
神様の勝ちとなった。
そこで神様は約束通り鬼の首をとり、クバの葉で包み
「クバの葉が枯れたら降りてこい」 と言って天にあげた。
ところが、クバの葉は年中青々としているので、今でも鬼は天から降りられずに
いるという。
こんな話しが伝えられている。
実は、このときの勝負の後が今も残っているらしい。
サトウキビ畑の真ん中に2本の石が立ち、そこが神様と鬼が対決した場所と伝えられている。
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きじむな
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