何かとお祝い事が多い沖縄。
子供が生まれると「ナーフィー」というお祝いをする。
ナーフィーとは名前をあげたという意味の出産祝いをする。
結婚祝いや家を建てたお祝いなどあるが、
お祝いが集中するのが3月4月である。
高校の合格祝いがあって、高校の卒業祝い、そして入学祝いと続く。
宮古島には高校までしかないので高校合格祝い。
卒業すると島を出て行くことになるので卒業祝いはけっこう盛大にする。
入学祝いは小学校の入学祝い。
子供が少なくなったのか、自分の歳のせいなのか、
最近はまったく声がかからなくなった。
以前は7軒〜8軒の家を回るのは普通で、多い年だと10軒を超えることもあった。
祝い金は一律3千円で、一軒の家にお邪魔する時間は10分〜30分。
一通りオトーリを回して次の家に向かう。
一軒の家で最低10杯はお酒を一気飲みするわけだから、
4〜5軒目からはほとんど記憶がない。
そんな時代が十数年続いた。
毎年、その時期がやってくると気が重たく感じていたが、
呼ばれなくなると、それはそれでさみしいさもある。
4月はそれ以外に就職祝いや新入の歓迎祝いなど祝い事が続く。
居酒屋では、あちこちの席からオトーリの口上が聞こえてくる。
本土から転勤などで宮古島にくるとオトーリの洗礼を受けるのだ。

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きじむな

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