今年最後の東京の試合、U-15高円宮杯決勝。
FC東京U-15むさし対ガンバ大阪Jrユース。
耐えて最後に一気に駆け上がったこの国立の決勝は
彼らのあきらめない気持ちが成し遂げた快挙だった。
予選リーグで惜しくも敗れた強豪ガンバ。
宇佐美を中心に西が丘では深川を粉砕した。
中盤に松本を出場停止で欠きコンダクターを失ったむさしは
エースの重松をボランチに下げて、FWに鎌田を先発起用。
持ち前の全員サッカーでピッチを走り続け身体を張って戦った。
ガンバに先制されるも年森のループで追いつく。
そして、延長戦。
足が止まった隙を宇佐美につかれ、1-2。
交代でピッチをあとにした平塚
ユニホームを脱いだ下にもう一枚
青と赤のホームユニホームを着ていた。
背番号は14。
最後の試合に出られない仲間のものだった。
優勝は叶わず。
みんな悔しそうだった。
年森は泣いていた。
たった一度のチャンスで
東京に新しい歴史を刻んだむさしの一期生。
もっとも青赤魂をもった少年たち。
君たちのサッカーはまだはじまったばかりだ。
<おまけ>
ユースの連中の引率役、ご苦労さまでした。
村木さん、おつかれ!