私が学生時代に対抗戦で初めて早稲田を破り、ラグビーを見るようになりました。その年は対抗戦4位で交流試合(当時は大学選手権出場の為対抗戦、リーグ戦それぞれ上位4校で行われた)で、リーグ戦覇者法政を終了間際の逆転トライで大学選手権初出場。翌年は対抗戦で明治を下し、やはり交流試合に勝って大学選手権出場するなど”赤い旋風”と呼ばれ始めた頃でした。しかし、対抗戦は当時総当り方式ではなく加盟している大学同士の定期戦形式であった為、ある強豪伝統校は試合を組んでくれず悔しい思いもしたし、大学選手権では当時初戦敗退が続いていました。そんな事を思い出しながら国立競技場で決勝戦を観戦。決勝戦も残り1分で決勝PGを決めて、見事に大学選手権三連覇を達成した。
しかし、決勝の相手が母校の次に応援していた天理だったので、応援も中立的になっていて、両校優勝になればとも思った。相手が別の大学だったら声も嗄れんばかりに応援して優勝した瞬間は大喜びだっただろうが、喜びも半分くらいといったところ。本当に不思議な気持であった。
帝京大学、来年は前人未到の四連覇を目指せ！