今回は学生へのメッセージです。
特に卒業生に送ります。
昔のブログ(林檎の物語)より移転します。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてきました。
移転3作目は
EXILEの道です。
♪~ 道 ~♪
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
今回は3種類のバージョンを用意しました。
EXILEver
合唱ver
LIVE涙ver
長文になりますので
時間がない人はパスして下さい。
Bくんから
もう大学4年になった。
大学入ってからホントにあっという間だった。
この前、学校の近くで一人暮らししてる友達の家に
そいつと俺と他の友達の3人で泊まった。
夕飯食ってTV見たりゲームしたり、当たり前のような時間が
その日も過ぎていった。
深夜になると3人とも睡魔に襲われてきたので、
狭い部屋の小さなコタツを囲みながら思い思いに横になった。
電気を消すと部屋が暗くなった。
外には街灯もそんなに無かったので本当の闇といったカンジだ。
横になり始めの頃は、誰かがくだらない話をしては
「うるさいんだよ~寝かせてくれよw」
と他の誰かにツッコまれるといった状況だった。
そのうちそれぞれ言葉数が少なくなって、
30分もすると部屋は静寂に包まれた。
時間が流れる。
しかし3人は寝てはいなかった。
何故かお互いに寝ていないことが自然に分かっていた。
だからしばらくして友達が言葉を発した時も
普通に対応できた。
「俺たちもう4年だよ・・・早かったな」
暗くなってから1時間近く経っていた。
その言葉がきっかけで、俺たちは
大学生活をそれぞれ振り返り始め、そして語り合った。
初めて大学に来た日の事、
こいつらと友達になったきっかけ、
食堂でのトラブル、
授業の辛さ、
それぞれの彼女との思い出を語り合った事、
みんなで徹夜でテスト勉強した事、
就職活動の事・・・
話せばキリが無い。
3人は体勢こそ横になっているので寝ようとしているのだが、
どうにもこうにも話が止まらない。
暗い部屋に、3人の笑い声が響いていた。
もう完全に寝られなくなってしまった。
他の2人も同じだった。
それだけ思い出が多かったのと、
語り合っている今の時間がたまらなく楽しかったから。
少しの沈黙の後、俺は自然につぶやいていた。
「タバコ吸っていい?」
友達は「おう。」と返す。
次の瞬間、3人が一斉に起きた。
コタツを囲んで向かい合う。
でも顔は全然見えない。
それぞれタバコは違っていた。
アイツはラークマイルド、アイツはマルメン、
そして俺はセッター。
火を付けた時、お互いの顔が闇に浮かぶ。
その顔を見てまた笑い、また語り合った。
思えば、こいつらから色々な事を教えて貰った。
タバコも、その1つだ。
高校まで真面目1本だった俺。
ろくに友達もおらず、背伸びもできなかった俺が
大学に入って成長できたのはこいつらのお陰だった。
今まで吸ってきたタバコの数だけ思い出があり、
今出ている紫煙のようにそれがこの場であふれ出ている。
それがたまらなく嬉しかった。
もう少しでタバコがおしまいという時、友達が大声で言った。
「俺、オマエらが友達でホント良かったよ。もし友達じゃなかったら
今の大学生活は無いもんな。楽しくしてくれてありがとう」
・・・部屋が暗くてよかった。涙が出た。
俺も負けないくらいの大声で同じ事を言ってやった。
もう22歳なのに初めてそんな事言われた。
3人が言い終わった後、タバコの火種が消えた。
来年になれば大学も卒業。
4年前に偶然出会った俺らは、またそれぞれ
違う道へと進んでいく。
俺にとっての大学生活は、単なる通過点では無くなった。
ここで出会った友達、過ごした日々・・・一生忘れない。
あの時のタバコ、うまかった。
アイツらもきっとそう思ってる。
友達になれてホントによかった。
ありがとう。
また、みんなでタバコ吸おうな。
♪~ 道 ~♪
特に卒業生に送ります。
昔のブログ(林檎の物語)より移転します。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてきました。
移転3作目は
EXILEの道です。
♪~ 道 ~♪
(パソコンの方はCtrlキーを押しながら下記画像をクリックして下さい。曲が流れます)
今回は3種類のバージョンを用意しました。
EXILEver
合唱ver
LIVE涙ver
長文になりますので
時間がない人はパスして下さい。
Bくんから
もう大学4年になった。
大学入ってからホントにあっという間だった。
この前、学校の近くで一人暮らししてる友達の家に
そいつと俺と他の友達の3人で泊まった。
夕飯食ってTV見たりゲームしたり、当たり前のような時間が
その日も過ぎていった。
深夜になると3人とも睡魔に襲われてきたので、
狭い部屋の小さなコタツを囲みながら思い思いに横になった。
電気を消すと部屋が暗くなった。
外には街灯もそんなに無かったので本当の闇といったカンジだ。
横になり始めの頃は、誰かがくだらない話をしては
「うるさいんだよ~寝かせてくれよw」
と他の誰かにツッコまれるといった状況だった。
そのうちそれぞれ言葉数が少なくなって、
30分もすると部屋は静寂に包まれた。
時間が流れる。
しかし3人は寝てはいなかった。
何故かお互いに寝ていないことが自然に分かっていた。
だからしばらくして友達が言葉を発した時も
普通に対応できた。
「俺たちもう4年だよ・・・早かったな」
暗くなってから1時間近く経っていた。
その言葉がきっかけで、俺たちは
大学生活をそれぞれ振り返り始め、そして語り合った。
初めて大学に来た日の事、
こいつらと友達になったきっかけ、
食堂でのトラブル、
授業の辛さ、
それぞれの彼女との思い出を語り合った事、
みんなで徹夜でテスト勉強した事、
就職活動の事・・・
話せばキリが無い。
3人は体勢こそ横になっているので寝ようとしているのだが、
どうにもこうにも話が止まらない。
暗い部屋に、3人の笑い声が響いていた。
もう完全に寝られなくなってしまった。
他の2人も同じだった。
それだけ思い出が多かったのと、
語り合っている今の時間がたまらなく楽しかったから。
少しの沈黙の後、俺は自然につぶやいていた。
「タバコ吸っていい?」
友達は「おう。」と返す。
次の瞬間、3人が一斉に起きた。
コタツを囲んで向かい合う。
でも顔は全然見えない。
それぞれタバコは違っていた。
アイツはラークマイルド、アイツはマルメン、
そして俺はセッター。
火を付けた時、お互いの顔が闇に浮かぶ。
その顔を見てまた笑い、また語り合った。
思えば、こいつらから色々な事を教えて貰った。
タバコも、その1つだ。
高校まで真面目1本だった俺。
ろくに友達もおらず、背伸びもできなかった俺が
大学に入って成長できたのはこいつらのお陰だった。
今まで吸ってきたタバコの数だけ思い出があり、
今出ている紫煙のようにそれがこの場であふれ出ている。
それがたまらなく嬉しかった。
もう少しでタバコがおしまいという時、友達が大声で言った。
「俺、オマエらが友達でホント良かったよ。もし友達じゃなかったら
今の大学生活は無いもんな。楽しくしてくれてありがとう」
・・・部屋が暗くてよかった。涙が出た。
俺も負けないくらいの大声で同じ事を言ってやった。
もう22歳なのに初めてそんな事言われた。
3人が言い終わった後、タバコの火種が消えた。
来年になれば大学も卒業。
4年前に偶然出会った俺らは、またそれぞれ
違う道へと進んでいく。
俺にとっての大学生活は、単なる通過点では無くなった。
ここで出会った友達、過ごした日々・・・一生忘れない。
あの時のタバコ、うまかった。
アイツらもきっとそう思ってる。
友達になれてホントによかった。
ありがとう。
また、みんなでタバコ吸おうな。
♪~ 道 ~♪
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