映画「振り子」 本日公開記念です。
ずっと貯めていた鉄拳のパラパラマンガを公開?します。
そして結婚式場スタッフ Fさんの話です。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。
69作目は、
fumika の「Endless Road」【振り子Ver】です。
(下記画像をクリックしてパラパラマンガを見て下さい。)
♪「Endless Road」【振り子Ver】♪
鉄拳のパラパラマンガ
どこか忘れていた事を思い出させます。
映画化は初めてなので楽しみです。
By kentathu
そして、同じ曲ですがfumikaのPVも感動です。
(下記画像をクリックして結婚式Ver PVを見て下さい。)
♪「Endless Road」PV♪
それでは、結婚式場スタッフ Fさんの話です。
追記を読む(MORE)に進んで下さい。
1ヵ月後に挙式を控えた新婦のお母様から電話がありました。
... 「あの、バージンロードのことなんですが、エスコート役は直前でも変更可能なのでしょうか」
事前のお打合せでは、お父さまの足がご不自由なため、新婦の7つ年上のお兄さまがお父さまの代わりに歩かれることになっていました。
「大丈夫ですが、お兄さまのご都合が悪くなってしまったのでしょうか」
いったいどうしたのだろうと、おうかがいすると、
「娘には内緒なのですが、実は主人が歩く練習をしているんです」
「娘の結婚式が決まってからというもの、時間ができると『リハビリに連れて行ってくれ』と言うようになって、それも子どもたちには内緒で」
「バージンロードを歩くために、ですか」
私は胸がいっぱいになりました。
「わかりました。ぜひ、お父さまにお願いしたいです。」
支度を終えた新婦がバージンロードの前で待機していると、車椅子のお父さまとお母さま、そしてお兄さまがこられました。
「お兄ちゃん、よろしくね」
新婦が声をかけると、ウエディングドレス姿の妹を見つめながら、お兄さまは黙って首を横に振りました。
「えっ、どういうこと?」
答えの代わりに、お兄さまが少しかがんでお父さまに肩をかされました。
お母さまは既に涙ぐみながら、お父さまに杖を手渡されます。
「え・・・、お父さん?」
「行くぞ」
「・・・・はい」
新婦は瞳をうるませて、お父さまの腕に手をかけました。
お父さまがエスコートするのではなく、新婦がお父さまを助けるかのように支え、歩みを合わせているのが、こちらからもわかります。
お父さまは堂々と前を向かれ、歩みを進めていきました。
新郎の背中をぽん、と叩き「頼んだぞ」とお父さまの声が聞こえたような気がしました。
披露宴の半ば、
突然司会者がこう切り出したのです。
「本来、ここで祝電を披露させていただくのですが、
ここに一通のお手紙をお預かりしておりますので、ご披露させていただきます。
差出人は新婦のお父さまです。それでは、代読いたします。
___
Sへ。
私は静岡の田舎で男兄弟ばかりの中で育ったものだから、女の子をどう育てていいのかわからず、母親に任せっきりにしていました。
運動会や学芸会もほとんど行けず、仕事ばかりしてきた父親でした。
すまないと思っています。
ただ、父親の務めであると思いながら、どんな仕事も一生懸命やってきました。それだけは自信を持っています。
とはいっても、あなたにとってみれば、厳しくて、門限にもうるさくて、うざったい父親だったでしょう。
でも、君がうちの娘に生まれてきてくれたこと、
本当にうれしかったんだ。
今まで言ったことなかったけど、
本当にありがとう。
今日、あなたが花嫁となって、○○家の人間から◇◇家の人になっていくこの日に、どうしても何かしたくて、
恥をしのんで、お母さんとリハビリをがんばった。
これで今まで何もできなかったことは許してもらえるとうれしいです。
Kくん。どうぞ、Sをよろしくお願いします
___
あふれ出る涙をぬぐう新婦。その横では、新郎がお父さまに向かって頭を下げています。
会場のあちこちで、鼻をすする音が聞こえてきました。
読み終えたお父さまからの手紙をしまった司会者が、もう一通、封筒を取り出しました。
「実は、新婦からもお手紙を預かっております。続けてご披露させていただきます」
その手紙にはこんなフレーズがありました。
「・・・いつも怒ってばかりで、門限も厳しくて、
お父さんの存在が嫌になったこともたくさんありました。
でも、今は、厳しく育ててくれたことにとても感謝しています」
先ほどまで堂々とされていたお父さまも、目を真っ赤にしていらっしゃいます。
会場は感動に包まれ、温かくやさしい拍手がしばらく鳴りやみませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
父親と新婦、固い絆が確認出来ましたね。
Sさん結婚おめでとう。by kentathu
♪ショパン Etude Op.10-3 ♪
ずっと貯めていた鉄拳のパラパラマンガを公開?します。
そして結婚式場スタッフ Fさんの話です。
心に伝わるback Musicとして
記事を書いてます。
69作目は、
fumika の「Endless Road」【振り子Ver】です。
(下記画像をクリックしてパラパラマンガを見て下さい。)
♪「Endless Road」【振り子Ver】♪
鉄拳のパラパラマンガ
どこか忘れていた事を思い出させます。
映画化は初めてなので楽しみです。
By kentathu
そして、同じ曲ですがfumikaのPVも感動です。
(下記画像をクリックして結婚式Ver PVを見て下さい。)
♪「Endless Road」PV♪
それでは、結婚式場スタッフ Fさんの話です。
追記を読む(MORE)に進んで下さい。
1ヵ月後に挙式を控えた新婦のお母様から電話がありました。
... 「あの、バージンロードのことなんですが、エスコート役は直前でも変更可能なのでしょうか」
事前のお打合せでは、お父さまの足がご不自由なため、新婦の7つ年上のお兄さまがお父さまの代わりに歩かれることになっていました。
「大丈夫ですが、お兄さまのご都合が悪くなってしまったのでしょうか」
いったいどうしたのだろうと、おうかがいすると、
「娘には内緒なのですが、実は主人が歩く練習をしているんです」
「娘の結婚式が決まってからというもの、時間ができると『リハビリに連れて行ってくれ』と言うようになって、それも子どもたちには内緒で」
「バージンロードを歩くために、ですか」
私は胸がいっぱいになりました。
「わかりました。ぜひ、お父さまにお願いしたいです。」
支度を終えた新婦がバージンロードの前で待機していると、車椅子のお父さまとお母さま、そしてお兄さまがこられました。
「お兄ちゃん、よろしくね」
新婦が声をかけると、ウエディングドレス姿の妹を見つめながら、お兄さまは黙って首を横に振りました。
「えっ、どういうこと?」
答えの代わりに、お兄さまが少しかがんでお父さまに肩をかされました。
お母さまは既に涙ぐみながら、お父さまに杖を手渡されます。
「え・・・、お父さん?」
「行くぞ」
「・・・・はい」
新婦は瞳をうるませて、お父さまの腕に手をかけました。
お父さまがエスコートするのではなく、新婦がお父さまを助けるかのように支え、歩みを合わせているのが、こちらからもわかります。
お父さまは堂々と前を向かれ、歩みを進めていきました。
新郎の背中をぽん、と叩き「頼んだぞ」とお父さまの声が聞こえたような気がしました。
披露宴の半ば、
突然司会者がこう切り出したのです。
「本来、ここで祝電を披露させていただくのですが、
ここに一通のお手紙をお預かりしておりますので、ご披露させていただきます。
差出人は新婦のお父さまです。それでは、代読いたします。
___
Sへ。
私は静岡の田舎で男兄弟ばかりの中で育ったものだから、女の子をどう育てていいのかわからず、母親に任せっきりにしていました。
運動会や学芸会もほとんど行けず、仕事ばかりしてきた父親でした。
すまないと思っています。
ただ、父親の務めであると思いながら、どんな仕事も一生懸命やってきました。それだけは自信を持っています。
とはいっても、あなたにとってみれば、厳しくて、門限にもうるさくて、うざったい父親だったでしょう。
でも、君がうちの娘に生まれてきてくれたこと、
本当にうれしかったんだ。
今まで言ったことなかったけど、
本当にありがとう。
今日、あなたが花嫁となって、○○家の人間から◇◇家の人になっていくこの日に、どうしても何かしたくて、
恥をしのんで、お母さんとリハビリをがんばった。
これで今まで何もできなかったことは許してもらえるとうれしいです。
Kくん。どうぞ、Sをよろしくお願いします
___
あふれ出る涙をぬぐう新婦。その横では、新郎がお父さまに向かって頭を下げています。
会場のあちこちで、鼻をすする音が聞こえてきました。
読み終えたお父さまからの手紙をしまった司会者が、もう一通、封筒を取り出しました。
「実は、新婦からもお手紙を預かっております。続けてご披露させていただきます」
その手紙にはこんなフレーズがありました。
「・・・いつも怒ってばかりで、門限も厳しくて、
お父さんの存在が嫌になったこともたくさんありました。
でも、今は、厳しく育ててくれたことにとても感謝しています」
先ほどまで堂々とされていたお父さまも、目を真っ赤にしていらっしゃいます。
会場は感動に包まれ、温かくやさしい拍手がしばらく鳴りやみませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
父親と新婦、固い絆が確認出来ましたね。
Sさん結婚おめでとう。by kentathu
♪ショパン Etude Op.10-3 ♪