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随思録

日々思うことを記す。

サッカーにおける「決定力」とは

2006-01-08 15:39:20 | Sports
テレビで、サッカー日本代表についての討論会をやっていた。不足しているFWの「決定力」をどうすればよいのかという議題があり、永島昭浩が興味深いことを言っていたので、自分なりに理解したことをまとめてみた。

なぜ決定力が不足しているのか
決定機はしばしばつくられているが、現状では偶発的なものにとどまっている。だから「決定力」がない。
FWは、自身がイメージした決定機をつくりださなければならない。その準備ができていないように見受けられる。すなわち、FWは常にボールの出てくる経過をイメージし、自身が決定力を有する決定機をつくりだすよう、その経過を導かなくてはならない。

決定力とは何か
決定力はFWが有しているもの。それは各FWによって異なり、もっとも自信があり、確実に得点できる技術をさす。決定力を有する決定機をFWへ与えるために、パスを積み上げていくのがチームの仕事であり、チームの「決定力」である。

いままで送られたパスに、うまくあわせるのが決定力だと思っていた。そうじゃないんだな。
パスの出し手が、FWにあわせたボールを出す。このときFWがもっているイメージの質が、得点感覚がいいとかわるいとか、言うんじゃないかな。(経験者ならわかるのだろうけど……)

参考URL:永島昭浩オフィシャルサイト
http://www.nagashi.net/

民営化と質の保証

2006-01-05 02:00:09 | Weblog
「面倒くさい」…アルバイト高校生、年賀状など雪の中 (読売新聞) - goo ニュース
郵政公社に勤める人と話したとき、不思議なことを言っていた。
「民営化が進むと、仕事の質を保証できない。自分たちが配達することができず、アルバイトさん、つまりは素人さんたちがどんどん配達するようになる。だから郵便が届かないということが起きてくるだろう」
そのときは意味がつかめなかったが、なるほどこういうことが、ますます起きるということなのだろう。

例えばマクドナルドのように、(最低な)教育によってアルバイトの士気を高めることにより、そうした事態を回避することは可能かもしれない。フリーターによって経済活動を支えることを企業が求めたのだから、営利を求め効率化を求めれば、結局は郵政公社も同じ思考をたどる。今後は正社員以外の労働力に依存する傾向が、どんどん強まっていく、いや現に強まっているのかもしれない。
ただ多少は利口なフリーターが、職業倫理などというものを遵守しても、なんの見返りもないということに気づくまで、どれほどの期間が必要なのか。
そしてフリーター人口を増やすことが、どれだけ日本の活力になるのか。
疑問はつきない。

今回は高校生のアルバイトの起こした事件なのだから、少しうがちすぎな私見かもしれない。
しかしこれから郵便は「届かないもの」となり、書留など配達の証明を宅配便と同じように毎回要求することが必要となれば、結局は値上げと同じになりはしないか。
これがただの杞憂であることを祈ろう。