心のままに

切手収集

父が亡くなってもうすぐ17年
娘はおじいちゃん大好き「お嫁さんになる!」と言っていた(笑)
今から思えば、こういう「お嫁さん」だったのねって

父はいつの頃から切手を集め始めた
娘は私がPTAや子ども会の用事があるとき、縁側で切手の整理をしている父の隣でお留守番だった
父は時々怒ってたけど^^;

収集マニアの常でた~くさんの切手BOOKが残っている

切手や葉書を家で順に使っていた
けれど、膨大な量で当然使えないものもある
どうするのかなぁ・・・と思いながらもそのままだった

十七回忌を去年済ませ気持ちの切りがついたのか、
つけてもいいと思うようになったのか、
この頃「処分する」と言い出していた

それで昨日は母と切手売買のお店に行ってきた
電話で「昭和30年以前のものは値が付くけど、それ以降のものは額面より安くなってしまいますよ」と聞いていた
数冊切手BOOKを持参したが、値の付くものはなかった
もちろん、値段のことではなく「ゴミにするにはね・・・」の思いと
「引き取っていただけたらそのお金は寄付しよう」という思いだった
でも、お店の人は整理するにも手間がかかるから、暗に「自分で使ってくださいよ」ということだった
母は「引き取ってもらえるならそうしよう!」とそこだけに明るく反応して帰路に着いた^^;

今朝、さっそく数冊を処分し始めていた(朝食前に)
昨日の話を聞いて心が軽くなったんだろうね
廃品回収や可燃不燃に出すしかないということで、私も手伝って仕分け
母はこういうところは面倒がり屋さん
私は結構根気よくやれて気にならない派
うまくできてるね、はははっ
朝イチ見ながら手を動かしていた

まだまだ時間がかかるけど、少しずつ処分していくことへ


あ~16年かぁ・・・
人生のパートナーの一番思いが込められていた遺品整理に手を付けるまでに16年の歳月が必要だった
加えて母も自分が年を重ねてきた意識もあってのこの時だったと思う

我が子の遺品(遺品と呼ぶことには私の心はまだまだ抵抗大きいけど)
私や主人はいつ心が進んでいくんだろうなぁ・・・
いつかいつか、母を送り、主人を送り、それからでないと来ないであろう私の番
どこで踏ん切りをつけられるのかなぁ・・・
取り留めのない想いを巡らせながら作業をしていた

あれから、物を残すことに、とっても心が抵抗している
私自身は母と主人を送ったら「物」は自分の手で最小限にしていきたいと思っている
それでも、それでも、多分、すごくたくさん残っていくのだろう
それが人の生きた想いに通じ、子どもたちの道しるべとなっていくのだろうから、いいのだけれど
それでも最小限にしたいと・・・

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