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SHIHOP

日々のあれこれ。他愛のないこと。。

EARTH見てきた

2008-01-14 | Weblog
息子君にせがまれて、私も見たかったんで
公開すぐに見に行ってきました。

テレビのニュース番組で特番組んでたのを
ちらっと見ただけだから知識もほとんどなく
野生動物の生態を「皇帝ペンギン」見たく見せてくれるのかと
単純に考えてたら大違い。

生誕から46億年。

宇宙の中で唯一生命をはぐくんだ「幸福の惑星」地球が
温暖化でむしばまれつつある姿を
絶滅の危機にひんしている動物たちを通して描いた
身につまされるドキュメンタリーでした。


かといって、危機感や罪悪感を煽るんじゃなくて
地球の美しい姿を
これでもか、とみせてもくれる。

四季の木々の移ろいや
しん、とした針葉樹林に降り注ぐ雪の沈黙や
滔々と流れ落ちる雪解け水の滝や
滑らかな絹のような砂漠の砂丘や

私たちは、こんなにも美しい星に生まれたんだ
と、今更ながら感嘆するような。


最後、北極の凍えるような海で
温暖化のために足場となる氷が解け
どこにも休息の場をなくした白クマが
いつ見つかるとも知れない陸地を探して泳ぐ姿が映る。

けれど、白クマが点のように小さくなっても
その海にはかけらのような薄い氷が浮かぶだけで
陸地も足場となる厚い氷も見えない。

その時
このクマを殺すのは私たちなのかもしれない。

そう思った。


自分たちが出来ること
一つ一つを大切にしていこう

映画はそう訴えて終わる。


この映画を引き立てていた映像は
人間の作り出した科学や技術で
それはエコの観点から見たら矛盾かもしれないけど

人間の歴史を否定するのではなく
肯定した上で地球という唯一人間の住むことのできる場所を
大切に保っていこう
というメッセージなんだと思った。


たとえば、節水や節電。
車より自転車を使うとか
ゴミの分別をきちんとするとか

ほんとささやかなことでいいんだと思う。
自分のできることを、きちんとやっていくことなんだ。