あの日のこと（2011.3.11）

あの日、2011年3月11日

私は関東の土木工事現場にいました

組みあがった鉄筋の間隔や本数が
正しいか確認し終え、現場の職人さん
と雑談している時でした

鉄筋がカタカタと鳴り出したと思ったら
激しい揺れに思わずよろめいた
工事用の水を溜めていたタンクから
揺れにあわせて水が溢れ出す
倒れるかも・・と恐怖を感じた
どのくらいの時間揺れていたか・・・
揺れが止まってもしばらく水は溢れ続けた

かつて経験したことの無い大地震
後に現場付近の震度が6弱だったと知った

現場の被害状況を確認した後、情報収集のため
車のラジオをつけた

震源は三陸沖との放送

慌てて東北の実家に電話をしたが繋がらず
近くに住む姉にも電話やメールをしたが
返信は無かった

夜ニュースで流れる映像を見ていると心配で
たまらなかった　家族や友達は大丈夫だろうか？
帰って確かめようか？いや帰れるのか・・・・

地震から2日後やっと連絡が取れた
両親みんな近しい方は無事だった
姉は仮設暮らしになった
不安もあるだろうに『大丈夫だぁ』と言っていた

自分の家族は無事だったが,たくさんの人が亡くなってしまった


あの日から丸2年以上が経過しました

現在私は宮城県内で災害復旧工事に携わっています
現場は資材調達や労働者確保もままなりませんが・・・

がんばります