
「生態圏2」つまり第2の地球。
アリゾナの砂漠の中につくられた巨大密閉空間の中だけで
物質の循環などを完結させ、
半永久的に人間などが生きていける環境をつくりあげる実験で、
人類が宇宙に移住する可能性や方法を検証したり、
地球の環境問題についての研究だった。
昔、テレビドラマで『宇宙家族ロビンソン』という人気番組があった。
人口問題を解決するため人類は宇宙移住計画を開始し、
ロビンソン一家は初の宇宙移民として地球を飛び立った。
しかし、軌道をはずれ、ドクター・スミスという悪い人

未知の惑星上で毎回、家族愛

未知の生物などと冒険が繰り返された。
(フライデーという優秀なロボットもいたな

まさにそんな世界をアリゾナの砂漠の中に造ったわけだ。
8人の科学者がこの中で自給自足の生活を実験して
2年交代で100年くらい続ける構想だったらしいですが,
途中で、2年間ほどで挫折した

安定した環境下では人間関係もよかったのだが、
酸素濃度の低下や
持ちこんだ生物の絶滅や
ゴキブリの異常繁殖などいろいろな問題が発生し、
そのたびに人間関係もぎくしゃくしていったようだ

この話で最も興味深かったのは、木が枯れてしまうところだった。
実は、バイオスフィアの熱帯雨林の中には巨大な木があったのだが、
それが何故か枯れてしまった

木々がたくましくまっすぐ天に育つために必要な、
木が自らを支えようと幹を強くすることを怠ったのが原因だそうだ。
宇宙家族ロビンソンは、その原題『Lost in space』どおり、
宇宙の迷子となった。
アルファセントリーに到着することもなく、
地球に還ることもなく、
ロビンソン一家は今でも永遠の時空をさまよっている。
人類が本当に宇宙に飛び立つ

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます