2005/日本
監督:南部英夫
大地康雄が、企画・脚本・製作総指揮・主演の4役をこなす。
農村の嫁不足問題を背景に、フィリピンまで行きながら中年男性がだまされ、
いったんはやくざな商売にまで手を出すが、再び美しいフィリピン人女性に
出会い、農業によって生きる気力を取り戻す物語。
かなり期待して見たんだけど、あらすじがわかりやすくてやや拍子ぬけ。
それでも昔の日本に近い風景が今のフィリピンにある不思議さに驚く。
稲穂が風になびく美しい田園と美しいキスシーンに
。
副題のクマインカナバーの意味はタガログ語で『ご飯食べませんか?』
この映画の重要なキーワードになっている。
フィリピンでトマトを作るの気候的に雨季とかあるので難しいのでは
ラストでトマトが赤々となっている所は感動シーンだけど
1段目から4段目ぐらいまでのトマトが すべて赤くなっていた。
一度にあんなに赤くなったら収穫たいへんやで~と
いらぬ心配してしまうのである。
あとでメーキング話によると実際フィリピンでトマトを作るのは難しく
6年かかったとの事、ダイコンなら簡単なようだけど、
『恋するダイコン』では見ないからな
でも『遠雷』『月とキャベツ』『深呼吸の必要』
に続く、自然系というか畑のみえる映画である