4月29日(木)の稽古風景パート1(苅田町総合体育館)
4月29日(木)の稽古風景パート2(苅田町総合体育館)
4月29日(木)の稽古風景パート3(苅田町総合体育館)
まずは、新たな入門者の紹介です。
4月の初めより体験入門中のAさん(30代前半の男性)が正式入門となりました。
将来は、奥さんも一緒に合気道をしたいそうです。
夫婦で共通の趣味を持てたら素晴らしいですね。
奥さんも一緒に道場に来られる日を楽しみに待ってます。
さて、ちょっと前の新聞に、面白いことが書いてありました。
私達、武道を修行している者にとっても、大変興味深いことだと思いますので、以下にご紹介致します。
”人の気配の正体は?
人が近づいてくると、たとえそれが見えず足音や息づかいが聞こえなくても気配を感じることがある。
この感覚は人間より一部の動物の方が敏感で、イヌは飼い主を何百メートルも離れた場所で察知してしっぽを振ることがあるという。
人の発する気配の正体は何だろうか。
東京大学生産技術研究所の滝口清昭特任准教授は、人体の周囲を包むように存在する弱い電界(電気力の働く空間)が関係していると考える。
これは生体電位と言われる体内の電気的な状態から生じるもので、準静電界と呼ばれる。
「人間を含め生物の体はこうした電界に包まれたアンテナのようなもの」(滝口氏)
準静電界の状態は人間が体を動かすと変化する。
歩く場合には足の裏の接地面積が変化したり、地面との間で電荷のやりとりが起こったりすることで電界の状態が変わる。
こうした変化が数メートル離れた場所にいる別の人間の生体電位に影響を与えることを、滝口氏らは実験で確認している。
人体を包む準静電界は個人ごとにパターンが異なる。
この違いをイヌは鋭く感じ取って、飼い主を認識している可能性がある。
一方、広林茂樹富山大学教授らは、人間の歩行による電界の変化がどう伝わるかを植物を使って調べている。
植物にも生体電位があり、外からの刺激によって変動することが知られている。
葉などに電極を付けて測ることができる。
広林教授らは、ゴムの木の生体電位を計測しながら、60センチメートル離れたところで足踏みをする実験をした。
すると足踏みのピッチに合致した生体電位の波形をゴムの木から検出した。
波形のパターンは足踏みをした人によって異なっていた。
人の気配が生体電位によって発せられているとして、イヌや植物のようにこれを察知する能力は、人間の場合はどこにあるのだろうか。
滝口氏はそうした未知のセンサー役の候補として、体毛と内耳の2つをあげる。
皮膚にある細かい産毛のような体毛の先端は小さな電気刺激に対してもきわめて敏感で、ぞくっとするような感覚を引き起こす。
物音や空気の動きよりも先に、この刺激を感じることもあり得る。
内耳は「内部にある有毛細胞が振動することによって、電気的な成分が増幅されている可能性がある」(滝口氏)という。
五感を超えた感覚に少しずつ科学のメスが入れられようとしている。
(編集委員 吉川和輝)
(*この記事は2010年1月24日の日本経済新聞より引用しています。)”
【ホームページ】