Sleep Cycle を使って睡眠状況をモニタし始めているわけですが,どう見てもノンレム睡眠で深く眠っているときに起こされてしまったようにしか見えないグラフが出ました.Sleep Cycle がどのような基準でアラームを立てる時刻を決めているのか分かりませんが,90 分といわれるサイクルが睡眠時間に合っていないのかもしれません.
私は毎朝 7:00 からプールで泳ぐのが生活の基本ですから,起きる時刻は 6:00 から 6:30 に設定するのがよさそうです.ここから 90 分の倍数で逆算すると,22:30 か 24:00 が目安の就寝時刻になります.しばらくはこれでどのようなグラフが出るか試してみることにします.
暖簾をくぐって引き戸を開けると,中はアンティークショップのような趣.大小さまざまな人形が所狭しと並んでいます.1F は実際に製作もされる工房になっており,製作中の閻魔さまが無造作に置かれていたりします.
1F 奥は小さなイベントスペースのようになっており,動かすことができる人形たちが飾られています.その中に見覚えのある顔が.「新八犬伝」に登場する玉梓の人形です.玉梓は黒バックの中から巨大な頭と手だけが現れる大きな人形と,八犬士たちと同じ目線で立ち回る小さな人形の 2 種類があったそうで,ここに飾られているのは小さな人形のほうです.ウレタンでできている身体や着物は傷んでしまって作り直されたものだそうですが,頭はその当時のままだそうです.
ところがこの頭がそのまま残っているのも珍しいのだそうです.身体だけでなく,頭も作り替えられて別の人形として生まれ変わっているというのです.1985 年に国立文楽劇場で上演された天守物語(平幹二朗さんが図書之助を演じたバージョン)を観に行きましたが,そのときに登場した富姫さまも亀姫さまもすでに生まれ変わっているそうです.富姫さまの生まれ変わりは 2F にいらっしゃるそうですが,亀姫さまはもうどのような生まれ変わりを果たされたのかもわからなくなっているとのこと.天守物語のパンフレットの写真ですら貴重品だそうです.
ジュサブロー館の 2F に上がると,京都でも展覧会があった源氏物語の一部や空海とともに展示されていた風神・雷神などが飾られています.その中に富姫さまの生まれ変わりもいらっしゃいました.この顔は抗いがたい魅力をたたえています.私にとって美人の基準は小学校の頃にみたこのタイプの顔なのかもしれません.
多くの頭は額装という形で保存されているそうです.新八犬伝の人形たちが額装されているのは京都の展覧会で見ましたが,ここには真田十勇士の額装が飾られています.さらに新八犬伝に登場した「さもしい浪人 網乾左母二郎」がそのままの姿で飾られています.その足下には,犬の八房・その母犬シロ・八房を育てた狸の 3 匹.着物が飾られている一角にはケースに納められた伏姫の頭.手の届く距離で懐かしい人形たちに会って温かい気持ちにさせてもらいました.
iPod Touch を新調したことでまたアプリをいろいろ試そうとしているのですが,今回は Sleep Cycle を試してみました.このアプリは,枕元に置いておくと寝ている間の動きを揺れで検知し,眠りが浅くなるタイミングを見計らってアラームを鳴らしてくれます.
もともとベッドで寝ることを想定して設計されているようなので布団で使っても機能するものか心配だったのですが,ログを見ると画像のようにきちんと動作していることがわかります.6:00 から 6:30 までの間にアラームが鳴るように設定しておいたのですが,6:10 頃に動きが大きくなりつつあるタイミングでアラームが鳴りました.鳴るといっても抑えた音量で音楽が流れただけなのですが,すっと目が覚めました.これが Sleep Cycle の効果なのかもしれません.
それよりも驚いたのは,自分の眠りが浅いのかもしれないということです.思ったよりも動いている時間が長い. 4:30 頃に動きが治まるはずなのに,さらに動きが激しくなってほとんど起きている状態と変わらない動きになっています.枕など工夫した方がよいのかもしれません.
これらの多様な信号をミックスして収録や中継を行うためにはアップコンバートやダウンコンバートを含めたフォーマットコンバートが欠かせません.このとき問題となるのは,フォーマット変換に伴う遅延です.
もともと映像と音声には光と音という物理メディアの違いがありますから,撮影方法によって時間差が生じるものですが,A/D 変換やトランスコーディングといったフォーマット変換が挟まることでさらに遅延は大きくなります.この遅延を,収録・中継する直前で映像と音声を同期させるために用いられるのがオーディオディレイ(遅延装置)です.
ディレイといえばギターのエフェクターやミキサーにも搭載されている機能ですが,映像と音声を同期させるためには設定できるパラメータや精度の面で力不足ですので,やはり専用の機材が必要になります.そこで今回はイメージニクスのディレイ ADL-16 を使ってみました.
このディレイはステレオの音声入力にディレイをかけ,4 分配して出力することができます.遅延させる時間は 1/60 秒を単位として,0 から 63/60 秒まで設定することができます.設定は前面のダイヤルと背面のディップスイッチで行います.ディップスイッチはいかにもデジタルディレイの上位ビットを設定しているらしく,+16/60 秒・+32/60 秒・+48/60 秒の離散的な設定ができるようになっています.ディップスイッチで設定された時間に,前面ダイヤルで設定される 0 から 15/60 秒までの時間を加えた値が全体の遅延時間になります.
遅延時間の単位が 1/60 になっているのは,映像信号のインターレースで同期をとることが想定されているためでしょう.映像のフレームを見ながらどこで音が出始めているかを確認して設定するには,1/60 秒というのは分かりやすい値です.厳密に言えば離散的な映像フレームの間で音が出ていることの方が多いわけですが,そこまでの同期を聞き分けられることは実用上ないといってよいでしょう.ちなみに PA では遠くのスピーカーの音と近くのスピーカーの音を同期させるためにディレイが用いられますが,この場合のディレイはもっと高い精度で調整ができないとエコーがかかったように聞こえてしまいますので,ミリ秒単位で設定できる機器が用いられています.
実際にこのディレイを使って映像の配信を行ってみましたが,オンエア中に設定を変更してもノイズなどは発生しません.遅延を増やす場合にはバファリングするだけなので問題がないのは分かりますが,逆に遅延を減らす場合にもバッファのデータが捨てられるだけで問題はないようです.
欲を言えば左右のチャネルでディレイを別々に設定できないものかと思いますが,それにはチップを 2 つ搭載しなくてはならないので難しいところでしょう.逆にモノラルに端子を減らして価格を抑えてもらえれば,2 台導入するという選択肢も出てくると思います.
写真はそんな八坂神社で見かけた着物の女性たち.京都は着物だと割引になるタクシーがあったり,いろいろなキャンペーンがありますのでけっこう着物の人をみかけるのですが,虎柄というのは珍しい.周りの注目も集まっています.
この M9 はヨドバシ・ドットコムで購入したものですが,ヨドバシ・ドットコムで配送されてきた商品が破損していたことが過去にありますので配送上の問題で不具合が出ているのかもしれません.もちろんライカの製造上の問題かもしれませんし,配送上の問題だとしても工場から手元に届くまでの経路のどこに原因があるかを特定することは困難です.
いずれにしても初期不良として交換されることになっていますがまた配送上の問題で故障していても困りますので,最寄りのヨドバシカメラの店舗に商品を出してもらえるようお願いしてあります.店頭で動作確認をし,問題がなければ交換となります.