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日々雑感「点ノ記」

備忘録(心の軌跡)

領有権

2006年04月23日 | インポート
日本が領有権を主張している、竹島を含む経済的排他水域内の海底地形測量は取りやめになったとのこと。

竹島には既に韓国軍の軍事施設が築造されており、その事を我が国は黙認している。
実際に韓国人が居住している現状から見れば、「韓国の領土?」と思わざるを得ない。

他国からの脅しに屈して、自国の領土と主張している竹島周辺海域の測量を実施するのに、その他国との外交交渉をしなければ行動できないようでは情けない。

その様な事に関して外交交渉をするという時点において、既に韓国の領有権を認めているようなものではなかろうか。

海上保安庁の測量船は、数日前から海上に停泊して待機していた。
その測量船の乗組員の人たちは、おそらく出張扱いでの出航だったと考えられる。
だとすれば、通常の給与のほかに、出張手当が付加されるはずだ。

数日の停泊により、測量作業は何もしないで、余分な出張手当が税金から支出されるのではないか。
もちろん、上の人の職務命令に従ってしか動けない、それらの人たちの責任ではないのだが。

海上保安庁には、護衛艦というものが配備されているのであるから、まさに今回のような事態においてこそ、その任務を発揮すべきだったのではなかろうか。

足して2で割ったような、小学生でも導き出せるような外交交渉結果を見れば、「測量」という行為が、外交交渉の道具として扱われたようで釈然としない。

我が国が、アメリカの植民地的なありようを余儀なくされているという事は、諸般の事情によりやむを得ない事だとしても、周辺の複数の国家から、手玉に取られているような状況はいかがなものだろうか。


豊田かずき