新六の由来
徳川時代、すでに新六には「奈良漬」を業とする基盤が生まれていた。
将軍家継の代に、取手に新六住むとある。
寛政の頃には酒造業を営み、文政にいたって利根川に廻船問屋に精を出す。
粕漬の元になる酒造り、材料を集めるための船運の仕事が、
その後の奈良漬造りのために大いに役立つとは・・・
--------------------------------------------------------------------------------
今より百十余年前、自家用につくった奈良漬が、近隣の評判を呼び・・・
先々代田中新六、試しに造った奈良漬が以外においしいので、
親戚、知人に分けたところ大いにほめられる。
気をよくした新六、明治元年にいたって遂に発売しようと決心。
屋号もその名の通り「新六」。
取手の新六としてたいへん親しまれる。
--------------------------------------------------------------------------------
行幸の明治天皇、昭和陛下より御買上の光栄に浴して・・・
その後も日夜、製法を研究練磨しているところ、
新六のうわさは村々から近隣の国にまで拡がる。
明治33年明治天皇笠間行幸の際、
茨城県知事を経て宮内大臣田中光顕閣下より奉献の栄を賜わる。
さらに昭和4年、水戸陸軍特別大演習に、昭和陛下行幸の天覧を賜わり、
宮内省より御買上の光栄に浴した。
--------------------------------------------------------------------------------
かたくなに昔ながらの手作りの製法を守るがゆえに新六の評判は高まる一方
大利根の流れが育くむ関東平野。
そこにとれる新鮮な野菜を素材に、酒粕やミリン粕のほかは、
合成添加物を一切加えず今も木の樽に漬け、土蔵の中に自然にねかせて造る。
人手と時間をたっぷりかけた新六の奈良漬の評価は高まるばかり、
季節を問わず食膳に欠かせないものとして喜ばれている。
--------------------------------------------------------------------------------
奈良漬の由来
元来の奈良漬の素材は白瓜。
それが中国から仏教とともに日本に渡来し、
酒の名産・奈良で中国帰りのお坊さんが漬けたのが発祥とされます。
つまり奈良漬は、原料の白瓜がよく育ち、良質の酒粕に恵まれた土地の特産物。
その点、ここ利根川水系一帯もよい野菜とよい酒の産地。
奈良漬の生まれ育つ風土的条件にはぴったりです。
--------------------------------------------------------------------------------
奈良漬のできるまで
蔵人の手を幾度もかけ木の樽・土蔵の中にゆっくりと息づかせてできる自然の風味。
「新六」の奈良漬のうまさの秘訣は、長い間生きつづけている漬粕の中にある。
下漬 関東平野に育った新鮮な瓜・なす・きゅうり・生姜などをよく厳選し、よく洗う。
下漬は、簡単に塩だけでせず、
長い間貯蔵してある塩分のきいた粕の入った木の四斗樽に漬け込み、
しっかり目張りの封をする
中 漬 数ヶ月後、新しい粕に漬け直して、ゆっくり塩分が抜けるよう漬けておく。
上 漬ミリン粕と酒粕を合わせたものに漬けこみ一定期間寝かせる。
特 上 漬さらに吟醸粕に漬け直して、まろみのある味と香り、美しい色つやに仕上げる。
商品紹介と注文
<ブログ村>
お願いしますm(._.)m
<人気ブログランキング>
押してみて