蓼食う虫ブログ

パク・ヨンハさんを追悼する その2

 私は田嶋陽子先生が好きだ。彼女は言いたいことがうまく言えない。「自分は教養がある」などと考えている、とても教養のある人々に誤解されやすいのだ。その辺りは私と同じだ。

 誰でもわが国のことを嫌うのはかまわない。日本人でも韓国人でも、誰でも。彼らには彼らなりのしっかりした理由がある。

 精神の絶対的自由を妨げる権利など、誰も持ち合わせてなどいないのだ。でも、何かを嫌い続けることは苦しいことなんじゃないの?と私は、思う。もちろん、何か、もしくは、だれかを好きで居続けることも。

 私が(心理学の勉強なんてほとんどしていないのに、あるいは上から目線で)分析するのもなんだが、韓国は、あまりにも心理学で言うところの“母”を愛しすぎ、依存さえしているように思う。国家に対する忠誠心があまりにも高すぎるのだ(「国家」という存在に甘えてしまっているとも言う)。それだって、苦しすぎることなのではないのか。
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