塾長すずきです。
今日の授業は【小3算数個別→中2数学補講→中3理科ABクラス→中3理科Sクラス】でした。
中3ABクラスの授業‥‥
今日は誉田中・峰塚中・藤井寺中、どこも体育祭だったんですね。「打ち上げ」に行きたい気持ちをぐっと抑えて集まった諸君は、疲労と眠気を我慢しながらよく頑張りました(まぁ私からすれば当然のことだと思うのですが‥‥)。連絡もせずに勝手に休んだ面々にはそれなりの通知があるので覚悟しておくように。燃えない奴には時間をかけんのです。当塾は。
中3Sクラスの授業‥‥
一日で「天体」の総復習が終了しました。さすが‥‥。あとは試験に向けて重箱の隅をつつきつつ、ずんずん先へ進めていきましょう。
ところで今日の中3、「ABクラス」も「Sクラス」もどちらの生徒も体育祭があって疲れている、という状況は変わらないのに、クラスの雰囲気が全然違っていました。
「ABクラス」は最っ高に重たい雰囲気。「疲れた~」「しんどい~」という感情がむき出しで顔つき(顔立ちではない)が険悪‥‥。意図的にテンションをあげて笑いを起こしながらどうにかクラスを鼓舞するものの、自分自身がすっかり消耗してしまいました。
それに対して「Sクラス」はいつもとほとんど変わらず。ちょっとした小話に自然に笑いが起き、終始和やかな雰囲気。切り替えも素早い。こちらも授業をしていて楽しいし勝手にテンションが上がります。
いったい何が違うんだろう‥‥。間違いなく一つ言えることは、「自己抑制力」とか「周囲への気遣い」とかいう人間としての根本的な部分(私はよくこれらを「人間力」と表現しています)の違いが学力にも反映されがちだということです。どんなに立派な種を撒き、高価な肥料を与えても、土壌が豊かに整備されていなくては収穫は期待できません。
世の中のお母様方へ‥‥
お子様を「本当に頭のいい子」に育てたければ、何よりもまず「人間としての基本動作」を徹底してください。他の子より早く計算ができる、他の子よりたくさん漢字を知っている‥‥小さいうちのそんなものはたいして重要ではありません。それより、周囲の状況を察知し、適切な行動を判断し、必要があれば自分の感情や欲求を抑えることのできる、そういう力=人間力=を豊かに備えた子のほうが絶対伸びます。学年が進むにつれてそれは顕著になります。高校・大学そして社会人ともなればそれは取り返しのつかない大きな差になって現れます。
目先の学力より大事な力、というものは確かに存在します。それを身につけている人は非常に高い確率で学力も伸ばしていくのです。そして将来、周囲を幸せにしながら自分も幸せをつかんでいく‥‥そういうものだと思います。
若輩者が生意気を言うようですが、最近は「種を撒く」ことや「肥料を与える」ことに熱心な方は多いのに、「土を耕す」ことを徹底されている方はあまりいらっしゃらないように見受けられます。本当にお子様の幸せを願うならば‥‥100マス計算やらせるより、塾へ行かせるよりもっと先にするべきことがあります。塾の現場にいるとそれを本当に痛切に感じます。
気持ちよい挨拶のできる子、脱いだ靴をきちんと整理できる子、消しゴムのカスを帰り際に忘れず片づけて帰る子、雰囲気をぶち壊すような言動や人を不必要に傷つける発言を決してしない子、人の悪口・陰口を決して言わない子、人の言うことを「きっちり」聞いている子‥‥そういう子ほど将来「幸せになれる可能性」を感じます。
たまに人間力を欠いたまま成績だけ優秀な人間を見かけますが、これは最も不幸だと思いますね。理念と口先だけは一丁前で行動は伴わず、プライドは人一倍高い。周囲との軋轢を気にせず雰囲気をどんどん悪くする。周囲を不幸にしながら自分も不幸になっていく‥‥。
塾生にはぜひ「本当に頭のいい子」になってほしいな、と心から思います。
すいません、ついダラダラと書いてしまいました‥‥。