ケイ&リルと全日本動物愛護連合と仲間のブログ

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まちづくり8・6ニュース 2012年3月号 原稿

2012年04月05日 23時17分14秒 | ~MY DIARY~













良心

 NPO個人ケイ&リルこの世界のために 福島景


22万3.405人- 2009年度日本で中絶された胎児の数です。これを見て驚きました。
22万9.832匹- 同じく一年間に殺処分された犬と猫の数です。
1日あたりにしてみるとどうでしょうか。
合法的にどれだけの命が毎日強制的に奪われているのかを考えると、先進国と言われるこの国で生きている人々が、命についてどれだけ考えて生きているのか、真剣に向き合わなければいけないと思います。

大人は子供に言います。「命はかけがえのない大切なものだ」「人や動物を傷つけたり殺したりしてはいけない」「弱い者を助けてあげられる立派な大人になりなさい」と。
その大人達がいったいどれだけ命を大切にしているか、弱者や虐げられている者に配慮して生きているのか、子供達は見ています。
だから子供達は命を大切に生きると言う事がどう言う事なのかを知りません。
なぜなら大人達が知らないからです。

じゃあ今日から命を大切にする生き方をしよう!
 …いざそう思ってみても、実際に何をすれば良いだろう。
「人や動物を傷つけたり殺したりしてはいけない」これを今の生活に照らし合わせてみるだけで、随分変わるべき所が見えてくるんじゃないでしょうか。
僕はまず戦争がいけないと思いました。
だけど自分自身が戦争で人を殺してる訳ではありませんでした。
次に児童虐待や動物虐待はいけないと思いました。だけどこれもしていませんでした。
僕は命を大切に生活ができているんだろうか。

買い物に行くと、殺された動物の肉がパックに詰められていました。
動物からはぎ取られた毛皮の商品があり、動物を実験に使い拷問して開発された洗剤や化粧品や薬品などがあり、途上国から搾取されたコーヒーなどがありました。
それら全てをやめる事にしました。

ほとんどやめてみて分かった事があります。
どれだけの命が毎日無駄に奪われているのかと言う事実と、自分自身の生活の中から殺されている命を減らしていかない限り、根本的な解決はないと言う事実です。
それが人間でも動物でも魚でも虫でも、もがき苦しんでいる姿に心が痛むのは人間として持っている素晴らしい感覚です。子供が蝶々の羽をちぎって遊んでいるのを見て、親はそれがなぜいけないのかをきちんと教えてやめさせないといけないはずです。

2002年に起こった福岡猫虐待事件。
当時福岡市に住む男がマンション自室のユニットバス内でハサミや針金等を使って尾や耳を切る・首を締めるなどした野良猫を撮影、写真をネット上に公開し、虐待の実況中継を行い殺害した。
話題を呼び逮捕される事になった事件です。

2010年度の日本の屠畜場、食鳥処理場の統計によると、72万7.489頭の牛が殺され、1231万2,539頭の豚が殺され、7億3.723万羽の鳥が殺されました。
ほとんどの人が「仕方がない」と言います。
「仕方がない」と言う人のほぼ全員が、自分の欲のためだけに動物を殺す事、他人に殺させる事を容認、黙認しているんです。
O-157、狂牛病、鳥・豚インフルエンザ、口蹄疫、放射能が蔓延した時。肥満、心臓病、脳こうそく、ガン、糖尿病などの病気にかかった時。その時だけは食べるのをやめ、流行が過ぎ、病状が回復してくればまた食べ始める。
そんな風に自分の利害だけで判断し、他者の命を自分の命と同じ様に見ない人が多いように思います。

法律で認められているから問題ないと考える人もいますが、今の残酷な現状に慣れてしまっているだけなんじゃないかと思います。
生きた猿に酒を飲ませて酔わせ、手足を縛り、円卓の真ん中に置くとナイフで頭を切り頭蓋骨を引きはがし、生きた猿の脳みそを笑いながらスプーンで食べる人達がいます。
堕胎した人間の胎児を美味だと言って食べる人達がいて、高値で売れるからとわざと堕胎する人がいます。
犬を家族として大切にしている人の前で犬肉を食べた話をする人、猫を飼っている人の前で猫を捕まえて三味線の皮にした話をする人、金魚を育てている小学生の前で魚釣りの話をする人、妊婦の前で胎児を食べた話をする人。
あの光市母子殺害事件の遺族が、裁判で犯人の話を聞かせられるのと同じ様にひどいものだと感じる事があります。

法律では違法にならない事、伝統や文化だからと続けられている事、ほとんどの人が間違いではないと考えている事、どんな基準でそれぞれ判断するのか様々ですけど、一番が良心である事を願いたい。


この写真はアメリカのマーク君。19~22週で堕胎されました。妊娠満22週未満での中絶は合法です。

★★★

米国公衆衛生局の前局長C・エヴァレット・クープによると、アメリカ人のほぼ70%は食事に関係する病気で命を落としている。
二人に一人は心臓病でこの世を去り、三分の一はガンを発症し、四人に一人はそれで亡くなる。
食事法と健康との切っても切れない関係が証明されている。
動物性食品を控えることと、有機栽培の野菜や果物を選ぶことである。

ロマ・リンダ大学の研究では、ベジタリアンの男性グループは肉を食べる比較対象グループよりも平均して七年も長生きしている。
ドイツやフィンランドでの各種研究でも、動物性食品をまったく食べない人々(ヴィーガン)は、そうでない人々よりも二五年間も寿命が長いことが証明されている。





2012/3/9 記載




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