私が夫の家に嫁いだ時は
兄は障がい福祉サービスを何も利用していませんでした。
それどころか申請して良い物も全くしていない状態。
夫も母も知らなかったそうです。
1、障がい者本人の通院等で必要とする車の税金免除
その車を買い替える場合の税金も免除
これは夫の車が対象になります
2、介護者家族に対して支給される介護手当
障がい福祉も介護保険もそうですが
申請主義と言って、自ら申請しないと何もしてくれません。
必要な人に情報が届いていないのが現実です。
当時対象となった 1・2 をすぐに申請し受理されました。
そして、家族とだけしか関わりのない兄を
生活介護(介護保険で言うデイサービス)に通う事を私から提案しましたが
「家族で介護が出来ているのに・・・」と却下
しかし、必要になった時にすぐに利用開始できるようにと
障害支援区分の認定だけは受けてもらいました。
これが後に役立つのですが。(^^;
何もサービスを利用せず6年が過ぎた時
母の大腸がんが発覚。手術が必要になりました。
私は日中、勤めに出ているし夫も自営だけど手が離せない時間帯があり
兄の生活介護の利用が急遽必要になりました。
母の入院までにサービス利用が開始され
兄は家族の心配をよそに楽しそうに通うようになりました。
母の手術の日、兄は一泊のショートステイを利用しました。
生活介護と同じ施設でしたので問題なく泊まる事ができました。
母の入院は2週間の予定でした。
術後、経過もよく体力回復の為に廊下を歩いたりしていましたが
状態が急変し他界しました。
大きな脳動脈瘤があり、それが破れて出血していたのです。
動脈瘤があった事は本人も家族も全く知りませんでした。
先生曰く「これだけ大きな動脈瘤は普通、どこかの神経を圧迫し異常が出て来てわかるのだけど、
何も影響しない場所だったから大きく育っていたみたいだ」との事。
今まで無症状だった事や破裂しないで元気でいた事が不思議なくらいだったのです。
母が突然意識混濁状態になり、この先どうなるのか分からない状況になり
兄にはまたショートステイを利用してもらいました。
今度はいつ帰れるか分からないロングでの利用です。
兄には「お母さんの具合が悪いから」とだけ伝えましたが
本人も不安だったのでしょう
てんかんの発作を繰り返すようになり兄も入院となりました。
兄の病院と母の病院が同じだったことは唯一の救いでした。
頑張ったと言ってもらえて、ありがたいです。m(__)m
当時は無我夢中で夫と協力して乗り越えましたが
今振り返ると大変でしたね。(^^;
障害福祉サービスは本当に当事者が申請しなければ何もして頂けないものなんですよね。
わが家の長男は自閉症ですが幼児の時に分かり 養護学校(特別支援学校)に進みましたので 周りから色々情報が入りましたが 軽いお子さんをお持ちの方は普通学校に行き そして周りから情報が入ったにしても 頑なに拒否される保護者方も居たりして 学校を卒業されても家に閉じこもっておられる方も知っています。
せめて通所のサービスを受けられたらと 他人事ながらお節介を焼きたくなりますが・・・・難しい問題です。
お兄様 障害支援区分の認定をされていて本当によかったです。
保護者にいつ何時何が起こるか分からないのです。 せめて直ぐにサービスを使えるようにしておくのは本当に良いことです。
そうなんですよね。
急にサービスが必要になって慌てても間に合わなかったりします。
それに、家族に何か起こって本人が不安になっている時に
サービス利用を開始すると上手く馴染めない事が多いです。
家庭での生活が安定している時にサービス利用を開始してこそ
本人も家族も気持ちに余裕を持って行動できるのですよね。
そこを理解してもらえないのは悩ましい限りです。(^^;