我が家には、珠洲焼の小さな身代わり地蔵さんがおられます。
平安時代末期から室町時代後期にかけて
珠洲市を中心に能登半島の先一帯(現珠洲市および旧内浦町)で
生産された、中世日本を代表するやきものの一つです。
昨年、能登を旅した時に、
この小さなお地蔵さんに出会いました。
拝見した瞬間に、愛らしさに心が惹かれ、
そっと手に取りました。
その素朴さが、能登らしくて、
作家さんの優しさも、十分感じられました。
和布の手作りの小さな巾着袋も、とても可愛い作品です。
バックやポケットに入れていると、ほっこりします。
いくつかの中から、
お顔が笑っているような、このお地蔵さんを持ち帰りました。
昨年に遇われた地震の直後でしたので、
復興の応援と祈りをこめたつもりでもありました。
なのに、
また今回…更に甚大な被害が。
報道で見る限りですが、
被災地のご様子と進まない支援に、
もどかしくて、胸が痛むばかりです。
この身代わりお地蔵さんを作って下さった作家さんは、
今、能登でご無事なのでしょうか。
どうかご無事でありますように。
私は、この身代わりお地蔵さんに守られています。
ありがとうございます...と
毎日、手を合わしています。
今出川@神奈川