夢みる和子さん

夢の世界と現実の世界を行ったり来たりしている
和子おばあちゃんの日常を記録しています。

DVD観賞

2009年06月25日 | ケータイから
25日(木)
今日も30度を超す暑さです。
昼過ぎ、和子さんの長女夫婦が来る。久し振りに娘(和子さんの孫)を連れてきました。
先週ハワイから送られてきたDVDを皆で観賞。
DVDの内容は、ハワイ在住の和子さんのひ孫の女の子のフラダンスの練習風景です。
その後、皆が庭に出て野菜の収穫などをしている間も、和子さんも玄関前の椅子に座って皆を見ています。
暑かったことでしょう。

昨日まで毎日のように、「暑くないよ、ここは涼しいから! 布団は暑かったら足でおしやるから、まだそのままでいいよ」と言っていた和子さん。
今日の昼食時、やっと「暑いから布団1枚でいい」と言ってくれました。
夫は「タオルケット1枚でいいんよ!」と言います。
今日、布団と毛布を押し入れになおし、タオルケットと肌布団にしました。

23時4分、地震がありました。大分は震度4です。

今日はあじさい見学

2009年06月23日 | ケータイから
我が家の2種類の紫陽花が満開で、昨日から座敷のテーブルの上に紫陽花を飾っています。
和子さん、それを見て「まあ綺麗ねぇ!」

今日は、デイサービスでは“あじさい見学”に行ったようです。連絡帳に書いてありました。
夕食時、めずらしく夫が和子さんに話しかけます。
夫「今日はどこかに行ったね?」
ちょっと考えて、和子さん「いんや、どこも行かんかった。部屋で塗り絵やらして、おとなしくしとった!」
夫と私で、やっぱりねと、あきらめのような会話を目と目でする。
和子さんが我が家に来てから、夫と“目と目で通じ合う♪ そういう仲に~♪”なりました。

荷造り?

2009年06月23日 | ケータイから
21日(日曜)はデイサービスはお休みの日、一日家で過ごす。
月曜日の朝、和子さんの部屋に入ると、下げ袋にいっぱい何やら入れて椅子の横に置いています。お菓子などが入っているようです。上から見ただけですが、ずいぶん昔の物のような食べかけの“芋かりんとう”とかも。
押し入れの中を整理したようです。どこかに持っていく風でもあります。
どこに? どうしましょう?


22日(月曜)午後より担当者会議を我が家でする。
ケアマネさん、デイサービスセンターの主任さん、義弟嫁さん、私の4人。
ここ3週続いた土曜日の朝の便失禁が一番の話題。

20日(土)の連絡帳に『9:50 和子さんより「出たかもしれない」と声かかりトイレへ。排便が出て下着2枚汚れましたので換えて、その後入浴されました』と記入あり。
6日、13日、20日と3週続いての事だったので、義弟嫁さんは「うちの食事が悪いんでしょうか?」と気にしています。たぶんマンションの階段を登るので腸の運動がよくなって出るのだろうと皆で話す。
それにしても出た後に「出たかもしれない」と言うのが信じられません。足が遅くて間に合わない、と言うのならまだしも、出そうだという感覚がないのでしょうか。
便失禁が続くようであれば、介護認定を受けなおすということもある、とのこと。

普段上品な和子さんですが、一度デイサービスですごく怒ったことがあると、ケアマネさんが言う。
和子さんがお茶を飲んでいて、隣に座っていた認知症の人が湯呑みを片付けてしまった時、「人がいい気持ちで飲みようのに、気分悪い!」と、烈火のごとく怒ったとか。
二人とも認知症だったのでその後はなんともなくおさまったとか。どういう言い方だったのか何となく分かりました。
「近頃の和子さんは汚い言葉が出るよね」と義弟嫁と二人で納得。
感情の起伏も、“うつ”状態の時と“ハイ”の時とはっきり分かるようになり、波が大きくなりました。
暴言・介護拒否の状態ではないので、まだまだ上等です。

その他1時間半もの間、私と義弟嫁さんの雑談のような話を、ケアマネさんと主任さんは聞いてくれました。
二人ともまだ結婚していないので、結婚して嫁の立場になるのがいやになるのではないでしょうかねぇ。

担当者会議の後、デイサービスに和子さんを迎えに行く。
家に着いてから気付いたけれど、ズボンが朝と違います。
連絡帳には『ズボンはデイサービス用を使用しています。次回にご持参いただけばよろしいです』と書かれてはいるけど、原因がわかりません。
私「おかあさん、ズボンが違うけどどうしたん?」
和子さん「あら、どうしたやろか? しかぶったら全部濡れるはずやしね~」
もちろん覚えているわけもなく、明日からお風呂の替え下着とは別に、パンツとスボンも1枚づつ持たせようと思います。

痛みは?

2009年06月18日 | ケータイから
病院から帰って昼食後はずっと寝ていた和子さん。
夫「夕ご飯は、起きれるね? 部屋で食べるね?」
和子さん「行きますよ」
夫「脇腹はどうね、痛くないね?」
和子さん「うん、どうもないよ! 痛いの忘れとった!」
夫「明日はデイサービス行けるかね?」
和子さん「うん、行けるよ!」
昼食後の痛み止めが効いたのでしょうか、やれやれです。

昨日も今日も30度を超す暑さ。
夫はプランターの朝晩の水やりに精出しています。

脇腹の痛み

2009年06月18日 | ケータイから
近くのかかりつけ病院に行きました。
先月、先々月と、私が薬のみを貰いに行ったので、今月くらいは本人が行かなければと、和子さんを連れて行きました。
家を出る時に、左の脇腹が痛いと言いいだします。
夫は「病院に行きたくないけやろう」と言います。

11時過ぎなのに院内はまだたくさんの患者さんがいます。
血圧が104-55とやけに低い。体重は51.9kgと少し痩せてきて、これは良しです。

この病院ではちゃんと現在の状況調査をしていなかったので、今日は看護師さんに聞き取り調査をされる。
食事は自分でできるか、服は着れるか、トイレは行けるか、歯の手入れはできるか。
失敗はしてもトイレに自分で行く、入れ歯の手入れはしなくても自分で口の中に入れる、というのは“自立”と言うらしい。私がパットを入れてやったり、入れ歯を磨いてやらなければ介護に手間がかかっていないだろう、ということか。私が洗濯すればいいから、私が掃除すればいいからと手を出さないのは“自立している”ということのようです。変ですね。
毎朝着る服を選んでやるのも、手渡しして自分で着れれば“自立”。声かけして着せるのは“見守り”。「次は上着着てね」と言わずに、上着を着るように手渡すと“自立”になるのでしょうか。着るのに時間がかかるからと、ちょっとでも袖を持って手を通してやると“一部介助”なのでしょうか。
食事をしたことは覚えてなくても食事を要求しなければ、“物忘れはない”となるらしい。ひどい物忘れでも、それに起因する行動が起きていなければ“物忘れはない”ということのようだ。
和子さんも何を食べたかは全く覚えてなく、ひどい物忘れです。私が朝昼晩と定時に食事を出すから食べているのであって、一人暮らしはできず、家族の手間はかかっているはずです。認知症の場合の介護認定って変ですね。

かかりつけ医の院長は3人待ちで、まだ時間がかかるというので、今日は初めて副院長に診てもらう。
脇腹のレントゲンを撮るけど画像からは異常が見つけられず、シップと今迄の痛み止めで様子を見ることにする。
便失禁が2度あったことをメモにして渡すけど、先生も何とも言えない様子で、まあ経過報告としてカルテに書いてくれればいいと思ってましたから。
血圧の薬の内容は今迄と同じです。フルイトランの形状が変わり一錠タイプになりました。

家に帰ってからも脇腹はかなり痛いようで、シップを貼るのに触ると「アイタタ、アイタタ…」と体をよじります。
夏服の家庭着に着替えさせてベッドに寝かせる。
出掛ける時は“自立”でしたが、帰ってからは服を脱がせて着せて、服を着せる事では“全介助”の和子さんでした。
私が優しくなければ和子さんは“自立”。私が優しく手助けすれば和子さんは“介助”。

今は朝?

2009年06月17日 | ケータイから
今日の和子さんの朝
いつものように夫が声かけ。
夫「朝よ。ご飯よ」
和子さんベッドの中から「アァ~! 草ぬくんやろ~?」
夫「デイサービスよ!」
和子さん「そうかね~ ハァ~ 人生に疲れた…」
「人生に疲れたなんて言い方するのは、まだまだ大丈夫やろう」と、夫が私に言う。
和子さんはパジャマ姿ですぐに台所に出て来て、「今日は草むしりせんないけんかと思うたら、違ごうとった! ア~ア、体もやっと動きよう! 頭はパーやし!」と、元気いっぱい。
昨晩の夕食時、夫が「明日は草抜きをする」と言っていたのが、和子さんの頭に残っていたのでしょうか。


今日の和子さんの夕方?朝?
デイサービスから帰って、6時ちょっと過ぎに夕食。
夕食後、和子さんは部屋に戻りました。
6時半、私は買物へ。我が家のガレージに蜂が巣を作っているのを夫が見つけたので、蜂用の殺虫剤を買いに出ました。
7時に帰り着くと、玄関前の椅子に、きちんと着替えた和子さんが座っています。夫は庭の枯れ木の焼却中です。
いつもは、夕食後は自分の部屋にいる和子さんです。
目で夫に(おかあさん、どうしたん?)と聞く。
夫も首をかしげて、「出て来て、この格好で良いかねぇ?ち聞いて、おまえがおらんとかも何も言わんで、ずっと座っとう!」
夕食後部屋に戻った和子さんは、また上着を着てネックレスをして、座敷の仏壇の前に座り、玄関まで出てきて、誰かを待っていたようです。
私「どうしたん?」
和子さん「どこに行くんかねぇ?」
私「もうどこも行かんよ。朝かと思うたと?」
和子さん「もう、朝か夜かも分からんごとなった…」
和子さんをそのままにして、私と夫は蜂を退治して、庭仕事を続ける。
和子さん「少し曇ってきたね?」
夫「曇ったんやないんで、夕方で陽が落ちて暗くなりよんよ!」
和子さん「そうかね…」
しばらくすると、和子さんは自分から家の中に入りました。
デイサービスから帰って来た時と同じように、トイレに行き、仏壇の前に座り、台所を通って部屋に。
私も家に入り、いつものようにお茶を持って和子さんの部屋について行き、「明日はお休みだから、ゆっくりしてていいですよ」と言って部屋を出る。
朝か夕方か分からない、夕方の7時半の空の明るさ。
和子さんの体内時計が、今日はどこかでずれたようです。

それにしても、私がいなくても、和子さんは夫に聞くことはしないようです。いなくても気が付かないのでしょうか。以前は食事時にいないと、「おらんと?」と聞いてたんですけど…。
日曜日、月曜日は、私の伯母の通夜と葬儀のため、レンジで温めるワントレーの冷食や幕の内弁当での食事を夫に頼み、和子さんと夫との二人の食卓が続きましたが、和子さんは私に関しては何も言わなかったそうです。
まあ、私も和子さんには何も言わずに出掛けましたけどね…。

朝のお迎え

2009年06月17日 | ケータイから
我が家からデイサービスまでは、車で30分。
和子さんの住民票がある義弟宅からデイサービスまでは10分。車の送迎があります。
我が家は送迎の範囲内ではないのですが、朝はデイサービスの迎えが来てくれます。
今朝も8時30分前に迎えに来てくれました。

昨日の夕食時、台所に出てくるなり、
和子さん「今日はびっくりした事が二つもあった!」
私「どうしたん?」
和子さん「いつもの運転手さん、女やった! いい男なのに何で結婚せんのやろうか、世話しようかと思うたら… いらん事言わんでよかった!」
私「誰かに聞いたと?」
和子さん「うん、女ち言うけ、びっくりして!」
そのスタッフの方は、私も最初はどちらなのかなと思っていましたが、ケアマネさんから聞いていました。
ずいぶん前に、話しの中で和子さんが勘違いしていることに私達夫婦は気付きましたが、あえて訂正することもなく、それ以後も話題になることはなく放っておきました。
私「もう一つは何?」
和子さん「時々出て来る人も男かと思うたら女やった! 世の中びっくりすることがあるね~!」
だれの事でしょう。

その話しばかりするので、他の話題に変えると、
和子さん「マツサカ町の風呂屋の前で洗濯物入れる人がおって、その人がだんだん男になっていって… 恐ろしかね~!」
夫「恐ろしいとか言うたらイケンよ!」
和子さん「言わんよ! そんなのは早う手術せんなねぇ! かわいそうに!」
私「マツサカ町ち、どこね? そんな所に住んどった?」
夫「知らんよ…」
男性と思っていた人が女性だった事は、よほどショックだったんでしょう。
いつもなら、デイサービスの出来事は帰ってきたら忘れているのに、夕食時に自ら口にして、何度も「ハァ~! びっくりするね~!」と首を横に振ります。
夫と二人で、「病気でそうなる人もいるから」と言い聞かすけど、お年寄りはやはりそう思うでしょうかねぇ~。

今朝、そのスタッフの方が迎えに来てくれました。
何事もなく、いつものように車にのってお出掛け。
車の中でよけいな事を話しませんように!

今日のお買い物

2009年06月17日 | ケータイから
火曜日、デイサービスでは、近くのスーパーに買物に行ったようです。
夕食後、
私「おかあさん、今日買物しとったねぇ~」
和子さん「そうそう! そうやった」
(覚えていました)
テーブルの上で、大きなスーパーの袋を開ける。

ワンタン4コ入り
「時々食べたくなるんよねぇ~ 食べんけど…」
(和子さんの好きなカップ麺です)

あんみつパック
「冷蔵庫に入れとって!」
(今度の休日に食べさせましょう)

落花生あめ
「あんた達にもあげようかね? 食べたらいけんと?可哀想に…」
(前のお菓子もたくさん残ってますよ~)

いきなり団子2個
「熊本のやけ、見ただけで欲しくなる!」
(夫が、製造元は北九州だと指摘)
「いきなり作るけ、いきなり団子ち言うよ!」いきなり団子の説明をしばらく聞きました。
1個を貰い、夫と半分づつ食べました。

ひ孫と

2009年06月13日 | ケータイから
孫(私の娘)と、二人のひ孫と、夫と、私と、和子さん。
6人で賑やかに夕食。
いつもは3人で、ほぼ無言状態の夕食ですが…

手作りカレンダー

2009年06月10日 | ケータイから
デイサービスから7・8月のカレンダーを持って帰りました。
2ヶ月毎のカレンダーで手作りです。
和子さんの工作と、幼稚園の年少さんに行っている孫の工作と、どっこいどっこいですね。

今朝、和子さんは「本当に私は何にも分からんごとなってしもうた… 困ったこと…」と、朝食のテーブルに着いていました。
朝、ベッドの中の和子さんに夫が「ご飯よ」と声掛けして、30分しても出てこないので部屋を覗くと和子さんは椅子に座っています。もう一度、私が「ご飯ですよ」と声掛け。
何をしていいか分からないで座っていたのでしょうか。
ご飯を食べて終えて、私が「着替えましょうかね」と声掛け。
私が着る物を揃えて、口ゆすぎ、顔のクリーム、トイレ、お参りを指示。
着替えて顔のクリームを塗り終えると、椅子に座ったままの和子さん。
また私が部屋を出るように行動を指示。
和子さんの動きと、幼稚園の孫と、どっこいどっこい?

昨日から“梅雨入り”。
また洗濯物の乾かない季節になりました。
一昨日は、夕方から朝までの間で15枚の洗濯物。トイレに行く度の失敗でしょうかねぇ~。
今朝は、洗濯物が一枚もありませんでした。不思議です。トイレへは、寝るまでに30分から1時間おきに行っていました。
一昨日の洗濯物も部屋干し中で、今日も洗濯物があったらコインランドリーに乾燥機をかけに行かなければと思っていたので、一安心。
今週末は孫達が泊まりに来るので、洗濯物が山になるでしょう。
和子さんの洗濯物の量と、孫の洗濯物の量と、どっこいどっこい!