夢みる和子さん

夢の世界と現実の世界を行ったり来たりしている
和子おばあちゃんの日常を記録しています。

入院

2008年01月30日 | ケータイから
今朝、「今日はデイサービス休んだらいけんかねぇ?」と言いながらいつもより30分遅く起きて朝食。
あまりに痛そうなので、デイサービスに今日は病院に行くので休むと電話連絡。
明日血液検査の結果を聞きに行く予定だった病院に行く。検査結果は、腎臓の数値は以前と変わらず、骨の異常を表す数値が高い。痛みも左から右に移動しているので、腎臓ではなく骨だろうということで、整形外科に行くように勧められる。
19年前に入院したことのある整形外科への紹介状を書いてもらい、すぐにそちらの病院に行く。
12時に病院に着いて、すぐレントゲンや検査。
「最近しりもちなどついてない? 背骨がつぶれてます。明日入院する? このまま入院する?」と医師が言う。「いつごろの骨折かわかりますか? 最近のですか?」と聞くが、それは分からないとのこと。
去年6月も腰が痛いので入院したが、その時は圧迫骨折の後もあり、腎臓の数値が異常に高く、1週間ぐらいしたら痛みもなくなったので、結局は骨からくる痛みか腎臓が悪くて痛むのかよくわからないまま退院した。

先生に「入院しますか?」と言われて、和子さんも痛いので、「仕方ないね…」と言うしかないようです。
そのまま2階の部屋に上がり、病院の昼食は用意できないので近くのコンビニの弁当を買いに行く。
義妹にマンションから下着やタオルを持ってきてもらい、そのご私は家にスリッパや洗面道具を取りに帰る。

病院からの入院診療計画書によると、病名は「12番目の圧迫骨折、高血圧、アルツハイマー、など」
治療計画は「安静、ギブス、内服剤、○○療法」
入院期間は「8~12週」
「その他リハビリ」となっている。
痛みがなくなったら、またすぐ帰りたがることでしょう。
それとも、リハビリまであるので長くなるのでしょうか。

病院から「しばらくの間は食事の時には付いていてあげてください」と言われる。
朝は義妹が、夜は私が行くようにする。昼はどちらか行ける方が行くということに。

あ~ おいしい!

2008年01月29日 | ケータイから
近頃腰が痛くて、「もう私もそろそろダメやが… あと1・2年やろね~」と言う和子さん。
「何でもおいしく食べて内臓はどうもないんやから百まで大丈夫よ」といつもの会話です。
三度三度の食事で、汁物を飲む時いつも、「あ~ おいしい! 味がいいね~ ダシがよ~きいとう!」と、本当においしそうに食べます。
あまり誉めてくれるので「料亭でもしようかね~」と私が応えます。
今日は白い粉のふいた干し柿を食べて、「あ~珍しい! あ~おいしい」。
テーブルの小さな菊の花が開いたのを見つけて「あ~ きれいに咲いたねぇ」
なんにでも感動一杯! すばらしいことです。うらやましいことです。

【朝食】
豆腐とわかめの味噌汁 (味噌汁を飲む時は“おいしい”を十倍の表現で言っていると夫は言います)
ぜんまいとちくわの炒め煮
いわし丸干し 一匹(おかずが多いからと好物だけど食べれない)
白ごはん 100g
つけもの
【昼食】
鶏としいたけとほうれん草の雑煮 もち一個(ダシがおいしいとおかわり)
いなり寿司 一個
干し柿 一個
つけもの
【夕食】
セロリと玉子のコンソメスープ(おいしいの連発です)
玉葱とブロッコリーの酢豚
雑穀米 100g
つけもの


昨日の夜は調子の良かった和子さんですが、今朝はテーブルに着くなり、
和子さん「私はどうしたらいいんかねぇ~?」
私「今日は一日中仕事の日だから、買物は…」
和子さん「いんや、私はどこで暮らすんかねぇ? なぁ~も分からんごとなったが~」
私「おかあさんはここで暮らすんよ。一人だとご飯作れんやろ? 土日は私が病院とか行かんないけんけマンションに行っとってね。月曜また帰ってきて! あっち行ったりこっち行ったりで大変やろうけど」
和子さん「うん、わかった!」
私「うちで暮らすんやけ、いるもんがあったら買ったらいいんよ!」
和子さん「うん、わかった!」
昼食の時も、また同じ事を聞いてました。この一、二ヶ月その話はしなかったのに、何かの拍子に思い出すのでしょうか。


今日は右のろっ骨が痛いらしい。
私「最初は左だったのにねぇ」
和子さん「右から左に回って無くなるんよ」
私「木曜は病院で検査結果を聞こうね」
和子さん「これは“ろっ間神経痛”よ。小さいころから“ろっ間神経痛”やったもん」
私「え~ 初めて聞いたよ」
夫も今迄聞いたこともないと言ってました。

今週の出来事

2008年01月28日 | ケータイから
腰痛
23日(水)朝、朝食の時、左脇腹が痛いという。でも行きたくないとは言わずにデイサービスに普通どおり出掛けた。
24日(木)朝、昨日よりさらに痛く、両方の脇腹が痛いという。ちょうど今日は病院にアリセプトをもらいに行く予定の日。いつも空いている病院もこんな時に限って多い。
心臓・肺の聴診は異常なし。6ヶ月前に発症した腎臓かもしれないということで尿と血液を検査してもらうことに。あと考えられるのは圧迫骨折。また次週木曜日に病院に検査結果を聞きに行く予定。痛み止めの薬はアリセプトとの副作用があり飲まない方がいいと言われる。
25日(金)もデイサービスにシップを持参して行く。
28日(月)デイサービスに迎えに行くと、とても痛そう。「お風呂に入ってからなんよねぇ」と和子さん。送迎の係の人が「朝の迎えの車の中でも振動で痛そうでした」と。デイサービスから家に帰るまでの間も車の中でずっと「イタタタ…、フ~」。
マンションの義妹に電話して週末の様子を聞くと、だんだん痛みが増しているようだと言う。家に帰り着いて着替える時は、私の肩に手をかけてもらって腰を浮かせたりして…。介護の講習に本気で行かなくてはと思ったほどです。
夕方から夕食時までベッドで横になっていると、夕食時には痛みはあまりないようでした。


和子さんのいない土日は和子さんの部屋の洗濯・掃除。
タコ足ハンガー2個分の洗濯物。部屋の掃除の時は夫が色々なものを見つけます。
いつ買ったのだろうと思うようなお菓子の空容器。まだ開けてないお菓子。昨日は福豆がありました。夫が「この前行ったスーパーで買ったんやないんか?」と言いますが、スーパーではレジの時と袋に入れる時は側にいるので、何を買ったのかは分かります。でも福豆は買ってなかったのに…(とても不思議です。デイサービスからの散歩の時に買ったのでしょうか…)


今日デイサービスから帰った時にはとても痛くて話もできそうにない程だったのに、夕食時はすっきりしている。それならと、金曜日に義姉から預かっていたお金を和子さんに渡す。
それから、和子さんの子供達の話になり、子供達の病気のこととか何ヶ月か前の出来事もちゃんと覚えていて、自分の考えもちゃんと言える。「子供達が困っている時は自分のできる事はしてあげたい。今迄良うしてくれとうから…」と。
餅の話しになると「餅米はいくらするんね?私が出すけん… そんなん何~も気がつかんでねぇ」と気にしてくれる。
皆のことを心配し、気を回してくれる和子さん。今晩は調子良いです。


今日はデイサービスで入浴。一週間振りです。
病院診察代 1,070円  アリセブト5mg1ヶ月分 1,510円

寒い日々

2008年01月22日 | ケータイから
昨日は大寒。古い家の我が家はさすがに寒いです。
朝食時、「寒いので背中を丸めていたら背中が痛くなった」と言っていました。
和子さんがいる部屋は、常にエアコンを18度で付けっぱなしです。20度以上にすると部屋を出た時の温度差が大きくなって血管に悪そうです。付けっぱなしは身体に悪いかなとは思いますが、夜中も2、3時間おきにトイレに起きるし、自分でリモコンのスイッチを入れられないから、付けっぱなしにすることにしました。

寒いけれど、昼前に「買物に行く?」と聞くと「行く」と言うので車で外出。
車の後ろの席で話している和子さんの声がモゴモゴしているので、見ると入れ歯を忘れている。Uターンして入れ歯を入れに家に戻る。「入れ歯を入れんで出るとか始めてやわ! もうつまらんね!」と和子さんは自分で言ってます。
出かける前のコートと帽子とバッグは声かけしましたが、まさか入れ歯を忘れているとは思いませんでした。本当に始めての事です。

近くのスーパーに行き、庄屋の680円の日替りランチを食べ、買物。
和子さんの物が、漬物、佃煮、お供え用のポンカン2つ、サイダー2本、お菓子(粟おこし)。
しめじ、とうふも買ってもらって、1,350円和子さんが払いました。
お金を出す時は「私が出すから…」と和子さんが五千円札を出したのですが、レジ前でおつりを渡したら、「これは私のかね?」。
「おかあさんが出したから、おつりはおかあさんのよ」と言うけど、「そうかね~?」。

昨日デイサービスから帰って、袋がふくらんでいるので見ると、ぬれタオルが。お風呂に入ったかどうか聞くけど覚えていず、連絡帳を見ると【PM…入浴、ぬりえ】と書いてある。
1月は5日(土)、11日(金)、18日(金)、21日(月)と入っている。今週は週2になっています。ありがたいです。
バスタオルもいるようなので、今のバックでは小さいようです。少し大きめのバッグにしなければ。

自分で買った物だけど

2008年01月18日 | ケータイから
今週はデイサービスに行く月曜日・水曜日とも、とても調子が良かった。
朝7時半には、自分で起きて、ベッドもカバーして、外出着に着替えて、入れ歯も入れて、バッグも持って、台所に出てきた。
ちゃんと、デイサービスに行く日だと、言われなくても判っていたようで、「近ごろは調子良いね」と夫と私とでびっくしていたほどです。

今日は朝7時半、部屋の電気がまだついていません。声かけして起こしたせいか、夫がデイサービスの名前を言っても「それはどこね~」と。
「これでいいかね~?」と着替えた格好も部屋着です。とりあえず朝ご飯を先に食べて、薬を飲む。
薬を飲んだ後も「薬はもう飲んだかね~?」
服も「何を着たらいいか判らん」と。和子さんがいつも着る服をベッドの上にならべてあげる。

正月二日、下着が引き出しに入っていないのに気付いたので、それとなく「初売りに下着を買いにいこうか」と誘ったら大喜び。下着上下を何枚かと、セーターとカーディガン、モヘアの帽子も買いました。2万円近くの買物でした。
今月はその買った服を着てデイサービスに行っています。
「おかあさんがせっかく自分で選んで、自分で買った服だから、着ていかんとね」と言うのですが、和子さんは「そうね、な~も覚えておらん!」。
調子の良い時、悪い時。波のように繰り返してだんだん下降していくようです。


正月も十日を過ぎた頃、和子さんが部屋からドタドタと、台所にいる私の所へやって来て、「正月なのに私なんにもしてやってないが……」と言います。
皆へのお年玉の事かと思って「皆にはあげたよ、お年玉やろ?」と聞くと、「い~や、あんたになんにもやってない…、正月なのに…、お金がないもんやけ…」と泣きそうに言います。
「お金やったら財布の中にまだあるんやない?」と聞くと、「あるけど、正月なのにそんなもんじゃ足らん、いっつも沢山持っとったのに…」と言います。
正月前に、和子さんはいつもの月より随分多めにお小遣いを義姉にもらっていました。その中からお年玉や初売りの買物をしました。和子さんの財布の中には何万かはまだ残っています。
和子さんの財布の中にはいくら入っているか、私にはおおよその金額はいつも分かっています。買物は一緒に行くので和子さんがいくら使ったか和子さん用の出納簿に記録しています。以前は財布を幾つも持っていて、色んな所に隠すように置いてありました。その置き場所もわからなくなってきたので、財布を一つにしてお出かけバッグに入れておくように和子さんにお願いしました。
一時は、「通帳も誰か持って行った、お金を自由にできない」と言っていた時もありましたが、この数カ月そういうことはなかったのですが…
和子さんが覚えていないのをいいことに、「正月用には別に貰ったよ、十分して貰ったからごちそうできたやろ」と言い聞かせて落ち着かせたけれど…
(何かを考えていて、急に思い出したんだろうな…。私たちのことを思ってくれてありがとう。でも、ちょっと切なかった…)

今年の和子さん

2008年01月11日 | ケータイから
今年1月からデイサービスへは週4回行くことになりました。9時から4時までです。月・水・金・土曜日の4回。
月曜は、マンションまでデイサービスの車が迎えに来てくれます。帰りは私が迎えに行き家に帰る。
水曜は、行き帰りとも私の車で。
金曜は、私がデイサービスまで送り、帰りはデイサービスの車でマンションへ。
土曜は、行き帰りともデイサービスがマンションへ送迎してくれます。

今年から、週1回か2回の入浴をデイサービスにお願いしました。
お風呂嫌いを自認している和子さんなので、デイサービスに行く前日にお風呂に入ってもらうのに、いつも夫と和子さんでのやりとりが大変でした。追い炊きができない我が家の風呂、温度調節もシャワーとの切り替えも出来ない和子さんなので、この季節寒い思いをしていたのではないかと心配でした。マンションの風呂も腰高で浴槽から出る時に足が上がらないようで、お風呂には入りません。
昨年末のデイサービスのスタッフとの話し合いの時に、「和子さんはお風呂に入りたがらないと思うので、毎回声かけだけはして下さい。週1回でも入ってくれれば助かります」と言っておきました。

デイサービスのお風呂に入る前に和子さんは夢を見ました。「お風呂に入ったんやけど、背中がチクチクして、見たらちいさなエビがいっぱいおって…」
我が家の浴槽が汚れていたのかしらと夫に言ったら、「それは熊本の海のことやろう、エビがいっぱいおる時に泳いだことがある」と言います。
和子さんがデイサービスのお風呂に入ってくれるかとても心配でした。バッグには毎回、シャツ・パンツ・タオルを入れておきます。

連絡帳に「お風呂に入りました」と書いてありました。一安心です。
和子さんの感想
「広いし、きれいやし、二人しか入らんけ私はすみっこに入って、シャワーもかけてくれて、お湯もきれいよ。入り口の所と中と二人係の人がおって。いいよ~! 男の人は別にあるんかね?」
「最初は入りたくなかったけど、あんまり言うから入ってみたけど、良かったよ~!」
(ありがとう、スタッフのみなさん!)